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富士登山で気づいた、他人の力を借りる大切さ

こんにちは、ならさんです。

先日、富士山に登って、山頂からのご来光を見てきました。

その時に、「ああ、他人の力を(適切に)借りるって、大切なんだなあ」と思ったので、そのことを書きたいと思います。


いつかは富士山


これ、10代くらいの時から思っていました。

他にもいろいろと、「一生に一度はやっておきたいよなあ」って思うことがあります。一方で、そういうのって、実際にそのことをやらないうちに月日が経ってるんですよねえ。

僕の場合、スカイダイビングもそうでした。
高校時代、メガデスというアメリカのメタルバンドのメンバーがスカイダイビングの体験を元にして作った「High Speed Dirt」という曲で興味をもってから、実際にスカイダイビングするまで、なんと25年もかかりました。

25年ですよ! 四半世紀です!

My 青春のスラッシュメタル・Megadeth「High Speed Dirt」

一生に一度やっておきたいことをやるのにいちいちこんなに時間かけてたら、人生何百年もいるよなあ...

やるのは得意、準備は苦手

それはともかく富士山です。
こちらもすでに四半世紀以上温めていた企画、ちょっとやそっとのことでは腰は上がりません。

と、思ったのですが、学び仲間の女子2人に「ならさん一緒に富士山のぼりましょうよー」って言われてあっさりその気になりました。
素晴らしい。

さて、上ることは決まったものの、こちらは山登り素人。
さらに言えば、僕は数年前、高尾山にロープウェイで登って、そこから山頂の神社へむかうわずかな道のりで足を攣った経験もあります。

正直、山登りに慣れていません。
そして、これから先、定期的に山登りをしようという気も今のところありません。
なので、登山道具はすべてレンタルすることにしました。

登山靴も帽子もトレッキングパンツもレインウェアも全部ついたおまかせセット。
短パンサンダルの油断スタイルで行ったとしても,現地で完全山登り装備になれる至れり尽くせりサービスです。

あとストック!登山用のストック!
これ、富士登山には必須だと個人的には思います!(強調)

加えるなら、お水と携行食は自前で準備するもので、しかもめっっっちゃ大切なので、お忘れなく。

いざ、富士山へ

用意を整え、当日は15名ほどの仲間と一緒に観光バスで富士山五合目へ。

今回のご来光ツアーは、1日目に五合目から八合目まで登り、仮眠をとってから深夜に登山再開、山頂でご来光を迎える、というプランでした。

登り始めて実感したこと。

高山病が辛い!!!

聞いた話では、高山病って、誰でもなるらしいです。
誰でも、というか、海抜100メートル以下とかその辺で普段生活している、平野の民は誰でも、という感じ。

ただ、その高山病の程度が、体質やその時の体調などで違うようで。

今回の僕の高山病は辛かった(※個人の感想です)。

五合目から6-7時間登って、仮眠先の八合目の山小屋に辿り着いた時には、頭痛と呼吸の浅さで、物を考えるのすら億劫になっていました。

しかも山小屋の仮眠場所の個人割り当てスペースが狭い!
寝返りができないのがきつくて、仮眠が本当に仮眠でした。
(文句ばかりですみません、高山病のせいです(他責))

なので、深夜1時に起きて頭痛やだるさを感じながら山頂アタックの準備をしてる時に、ふと、(リタイヤしようかな…)なんていう考えがよぎったり。

実際、同行してくれたガイドさんも、無理はせずに、辛くなったらリタイアしましょう、って仰ってたんですよ。
高山病にかかって調子が悪くなったら、登れば登るほどその状態はひどくなるんです、と。

それが僕を立ち上がらせる

自分の心が折れかけてるのを感じながら、真っ暗な山小屋の外で、緩慢な動きで靴紐を結んでいた時、一緒に登ってきた仲間が声をかけてきました。

「よっしゃ、いこーぜ!」

仲間のこの一言。
それは、僕の折れかけた心を支えてくれました。

そうだ、僕は一人じゃない。
ここまで仲間と登ってきたんだ。そして、ここからも仲間と登っていくんだ。

そう思うと、体の中からふつふつとエネルギーが湧いてくる感覚になりました。
相変わらず頭は少し痛かったですが、仮眠のおかげでだいぶ回復した自覚もあります。

よし登るぞ、と心が決まって、八号目から山頂までは、ともかく足を前に出す、に集中しました。

ともかくうごく。
一歩一歩踏みしめて、3時間ほど。

生涯初の、富士山頂ご来光を拝謁しました。


日本で一番高い地点からの朝日

ともかくうごく、を誰かと共に

なにかを成し遂げる、と思った時、その気持ちを引き留めるパターンは、人それぞれあると思います。

僕の場合に大きいのが、「全部自分でやらなくてはいけない」という思い込みです。

一方で、一度はやりたい、と思っていた僕の富士登山は、様々な人の力を借りて達成しました。

・登山ツアーのサービス
・レンタル道具サービス
・登山ガイドさん
・山小屋の方々
・一緒に上った仲間
「ならさん一緒に富士山のぼりましょうよー」と言ってくれた女子2人

どれか一つ欠けたら成り立たなかった、とは言えないかもしれませんが、今回は全部の力を借りました。

もちろん、そこに、自分自身のともかくうごく、苦しいなあと思いつつも、前に足を進めていく、という行動があったからこそ、たどり着いた山頂だと思います。

それでも、たくさんのサポートを受けられたことが、自分が決めた目標「一生に一度は富士山」を叶えることにつながったのは間違いありません。

あらためて思います、いいんだな、それで、と。

何かを成し遂げようとするときに、他人の力を借りること、助力を仰ぐこと。
それは、恥ずかしいことでも、借りをつくることでもなく、自分の望みをかなえるために、やっていいことなのだ、と。

あなたが叶えたいことは何でしょう。
そのために、どんな人のどんな力を借りたいですか。

もし、この問いをうけて心に浮かぶことがあったなら。

ぜひ、言葉にして、そして行動してみて欲しいです。

人生、これでいいのだ、でいきましょう!


眼下に広がる雲海も、とても素敵でした。

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