パスポートのサインが書けないのですが・・・視覚障害あるあるの悩み
弱視難聴の奈良里紗です。
今回はタイムリーなことにパスポートの申請に関するご相談がありました!
パスポートだけではんく、クレジットカードなど、サインを求められるとき、見えない・見えにくいと困ってしまいますよね。
わかるわかる!
私が2011年に申請したパスポートのサインは、
「カタカナのフルネーム」
でした。
漢字やアルファベットでサインしなくちゃいけない!と思っている方も多いようですが、実は、ひらなが、カタカナもOKなのです。
そりゃ、そうですよね。
小学校入学前の息子のサインもひらがなですから!
でも、大人がひらがなやカタカナでサインするのってちょっと恥ずかしいですよね。
私はもう10年以上、カタカナ派なので恥ずかしいとかそういう気持ちはどっかにいってしまいましたが。苦笑
そして、10年後の今、サインはさらに緩和されて、名前や苗字だけでもOKとのこと。
サインをかく乱もそれなりに大きいので、サインガイドをもっていけば、多くの人はサインできるはず。
まぁ、見えていたころのようにはサインできませんけどね。
ちなみに、今回、私は「リサ」とカタカナでサインをしました。
すると、「サ」の横棒がつきでてなかったようで、職員の方が
「これでサインとして承認されるかどうか確認しますね」
とのこと。
数分で、横棒がつきぬけていないバージョンでOKがでたのでそちらで申請。
サイン、それは見える人の文化。
見えない私たちは見える人たちの文化に入ろうとするといろいろと困ることがある。
これ、そのうち、サインではなく、指紋認証、顔認証とかにかわっていくのだろうけど。でも、そのとき、また、だれかが排除される。
100%排除をなくすことは難しいけど、こうやってどんどんルールが下院和されることで多くの人が包括されるようになっていく、それがインクルーシブな社会なのだろう。
視覚障害の皆さん、銀行で口座を作るときのようにかなり大変な思いはしないので、安心してパスポート申請してくださいね!