日本版ECLOについて考える
英国発祥のECLOという資格がある。
これは、日本語では視覚喪失アドバイザーを訳されており、眼科で視覚障害と診断されたときに、診察室を一歩外にでてから伴走してくれる支援専門職のこと。
今、日本版ECLOを!という動きがある。
確かに、概念としてはとてもいい。
ただ、英国版ECLOをそっくりそのまま輸入するにはいろいろな課題がある。
そのことについて、昨日、オンラインセミナーを開催し、議論した。
もちろん、結論はまだでてない。
でも、こうした議論ができること、視覚障害のリハビリテーションの仕組みには課題があることを多くの専門職と共有できたことは意義深いと感じている。
もし、あなたが急に視力低下したら・・・
下記の書籍では、23歳のときに急激な視力低下をきたし、視覚障害者となった方の社会的・心理的リハビリテーションのロードマップについて描いている。
人生100年時代においては、視覚障害はすでに身近な存在。
もし、自分だったらと思いながら、日本のまだ未成熟な仕組みのどこに課題があるのか、どうしたいったらいいのか、ともに考えてもらえると嬉しい。