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犬とのお散歩で気づいた街のほころび
我が家にやってきたわんこもようやく少し慣れてきたのかやっと散歩ができるようになってきた。
最初は家の外にでるだけでぷるぷるふるえて、フリーズしてしまい一歩も動けない。
あれ?犬ってこんなに外だめだったっけ?と思いながら徐々に外の環境に慣れるようにしている。
散歩をしていて気づくようになったのが思ったよりもゴミがたくさんおちているということ。
特に困るのがたばこの吸い殻をポイ捨てされているもの。
子どもが小さいときもたばこには散々悩まされたけれど・・・
私が小学生の時に訪れたシンガポールではすでにごみのポイ捨ては法律で禁止されていた。
当時はなぜごみのポイ捨てを法律で禁止することがそれほどすごいことなのかよくわからなかった。
今なら本当によくわかる。
家の仲も家の外も、きれいであれば気持ちはすっきりするし、
汚れているとその場に漂う空気もどんよりするもの。
弱視の私にとってたばこの吸い殻は見えない敵との戦い。
常にわんこが変なものを口にしていないか注意を払う必要がある。
シンガポールのように汚いものが落ちているという前提でなければ、もっと、純粋に散歩を楽しむことができたはず。
一人ひとりの心のほころびが街を汚し、街の風紀を乱していく。
そんな現状に嘆いてばかりいても仕方ないので犬の散歩をするときに見つけたごみはかたっぱしから回収しながら歩くことにした!笑
私たちの大切な家族が歩く道だけでもきれいな環境に保ちたい、そう思った。
以前、大学の講義の課題でなんでもいいからボランティアに参加しなさいという課題を出したとき、多くの学生がゴミ拾いボランティアに参加していた。
毎日、通学に使う渋谷の駅周辺にこんなにゴミがあふれているのかと驚いたという意見が多くあがった。
私たちの目ってとっても不思議で「見よう」と思っていないものは目に入らない。
私の授業を受けた学生たちが
「最近、渋谷で気でよく白杖をもっている人を見かけるようになりました!」
と話してくれるようになる。
これは私の授業を受けた学生たちが白杖を持つ人の存在を知識として学んだことで「見えるようになった」のだと私は考えている。
私も今回、犬の散歩で私の家のまわりにこんなにゴミがあることに気づくことができた。
私の狭い世界を広げてくれたわんこに感謝。