視覚障害のあるこどものための手袋の選び方
楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しています奈良里紗です。
今日は手袋のお話を1つ。
寒くなってきたこの季節、手袋は秘術品ですよね。
人は「首」とつくところを温めることが大切なんだとか。
そう、手袋であたためるべきは指先ではないというところがポイント。
視覚障害のあるこどもたちは、手袋をしたがりません。なんとなくわかりますよね。特に、触覚を使って生活している場合には、手袋をすると、アイマスクをつけた状態のように、情報が遮断され、非常に心細いのです。
じゃあ、視覚障害のあるこどもは寒さを我慢するしかないのか、それも違うんです。
そう、最近、スマホのおかげで一般的に販売されているあの手袋が役立ちます!
手袋をしていると、スマホがいじれない!ということで、開発された指先だけがでているタイプの手袋。これがあれば、あたためるべき手首はきちんとカバーしつつ、触覚を遮断しないので安心して使うことができるのです。
視覚障害のあるこどもや大人に、クリスマスに手袋を送ろうかなと思っていたそこのあなた!ぜひ、スマホがいじれるあの手袋を選んであげてください。
ちなみに、私は視覚障碍者でありながら指先が不器用です。笑
なので、5本にわかれているタイプより、ミトンタイプのほうが好きです。
ミトンタイプをあげるときに、右だけワッペンをつけるとか、安全ピンでもいいのですが何か触ってわかる指印があると、左右どちらの手袋かもすぐにさあってわかるのでよりよいですね。
意外と、右なのか左なのかが瞬時に判別できないという理由で面倒くさいと思って寒くても手袋をしないこどももいますので。
これからやってくる寒い季節。温かくして過ごしたいものですよね。ちょっとした一工夫で生活が快適になりますので、ぜひ、ご活用ください。