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視覚障害乳幼児の発達シリーズ☆言葉の礼儀作法を教える

今回のテーマは言葉の礼儀作法です。

礼儀作法というとなんだか難しそうに聞こえますが、そんなことはありません。
お子さんが2~3歳ぐらいになったら意識しはじめてほしいことになります。

まず、人に何かをお願いするときは、
「お願いします」
感謝を伝えたいときには、
「ありがとう」
という言葉を使うことから教えていきます。

「お願いします」や「ありがとう」というのは日常的によく使う機会がありますよね。

まずは、保護者が子どもに手本となるような言葉のマナーについて教えていきましょう。

次に、大切なことは家族の中でこれらのことを意識的に実践することです。
子どもが頻繁にこれらのやりとりを耳にする機会を作りましょう。

どういう場面でどのような言葉を使うのが適切かというのはとても大切なソーシャルスキルの1つです。

子どもがおかしな場面でおかしな言葉づかいをしているときには優しくそれは違うということと、どういうふうに伝えるのが適切かということを教えてあげましょう。

視覚障害のある乳幼児の場合は、周囲の状況を視覚的にとらえることができないため、自分の言動に不適切なところがあったのかどうか気づきにくいところがあります。

あまり難しく考えすぎずに、日々の生活の中で言葉の礼儀作法を積極的に活用してもらえたらと思います。

なお、この視覚障害乳幼児の発達シリーズはアメリカで作られた「The Oregon Project」という本を参考に執筆しました。


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