視覚障がい者の物件探し、どうしていますか?
視覚障がいがあると、物件を探すときに入居を断られることがあるという。私はつくばと東京で一人暮らしをした経験があるのだが、不動産屋さんに視覚障がいがあると伝えていやな態度をとられたことはない。しかし、事実として入居拒否はあり、物件を探す視覚障がい者は困っている。
視覚障がい者に物件を科すことの懸念点でよくあげられるのが火事をおこすのではないかというものだ。ここはきっと障がいのない人たちの無知ゆえにもたらされる誤解だろう。私はこれまで視覚障がいが原因で火事をおこしたという事例を聞いtことはない。ガスコンロでも全く問題ないのだが、100歩譲って火事が心配なのであれば、IHを使えばよいだけの話だ。都内であれば相当数あるはずの物件。だが、視覚障がいがあるという理由だけで物件が見つからないというのはおかしな話だ。
私はここで大切なのは双方向のコミュニケーションであると考えている。大家さん側に不安があるのならば、私たちはそれを解消するための情報を開示すればよいのだ。例えば、これまでも一人暮らしをしていたとか、ゴミ出しなどルールと節度をもって生活できることなどなど。
加えて、視覚障がい者側ができる工夫としては、不動産屋さんを訪問するときにはカジュアルではなく、きちんとした服装でいく。やはり、服装、みだしなみというのは瞬時に相手の印象を形どるものだ。こういう印象が大切な場面では、きちんとした服装をすることで相手から自然と信頼を得られる。さrに、付き添ってもらえる友人や家族がいれば、付き添ってもらうのも1つの手段だ。特に、契約のときに文字が書けない、書きづらそう、みえづらそうにしている様子を目にすると相手が不安を感じることがある。私は契約書は代筆ですませていた。
どうしてもコミュニケーションが苦手、これまでのトラウマがあって物件を探すのが怖いと感じる場合は、知り合いの視覚鍾がい者が使っている不動産屋さんやこれまで住んだこtのある物件を紹介してもらうというのも1つの手だ。大家さんによっては、視覚障がいの有無は大した問題に感じていない方もたくさんいる。困ったときは視覚障がいコミュニティの口コミを活用するのも1つの手段だろう。
視覚障がいの有無で物件探しで差別的対応をとられること、それは苦しいことかもしれない。だけど、逆に私たちにだって選ぶ権利がある。障がいの有無を理由に入居を断ってくる物件はこちらから願い下げ、もっと、いい物件との出会いを楽しむぐらいでちょうどよいのではと私は思う。
ちなみに、私が東京で物件探しをしていたときは30か所ぐらいまわったかも。断られたからではなく、単に気に入る物件がなかったのと、物件を見てまわることが好きだったから。一人で探すのが大変なら、そういう物件探し大好きな友達を巻き込むのも1つの手かもしれない。