目から涼を…正倉院宝物『瑠璃杯』
今日ももりもりと気温が上がって、すでに危険な所にきていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
エアコンをつけ、冷たいものを食べて…少しでも心地よく過ごしたいものですけど、そんななか私が見るのは『正倉院宝物』の写真。
とりわけ、ガラス製品を見て気持ちだけでもさわやかに…などと思ったりします。
正倉院の宝物は、実に手の込んだ素晴らしい工芸品が多いことで知られてますが、その中でもガラスは貴重なものでした。
日本に初めてガラスがもたらされたのは弥生時代とされていますが、お墓の副葬品にもよくガラスが見られます。
時の権力者が死後もなお身にまといたかったもの。そばに置きたかったもの。それがガラスです。
もともと外国からやってきたガラスですが、日本でも7世紀くらいには自分たちの手で造っていたようです。現在飛鳥にその工房の跡が残っています。
それでもやはり、外国からやってくるガラスは貴重なものでした。
今日本はものづくりの国ですけど、車は外車がいい!とか、このバックは海外のブランドの◯◯が…みたいな方、多いですよね(^o^)
正倉院宝物の中で輝かしいガラスの製品は実は数万個あります。(多くがガラス玉や腰から下げる飾り)
この猛暑を和ませてくれる品といえば「瑠璃杯」をおいてほかに無いと思います。
瑠璃杯(るりのつき)
コバルトブルーのカップです。
ガラス製品は鉛ガラスと石灰ガラスとあるそうで、正倉院に多く伝わるガラス製品は鉛ガラス。
でもこの清らかなブルーは石灰ガラスによるもので、これがこの青を出せるのだそうです。
いったいどうやってこの器を手に入れたのか…
入手については不明ですが、アルカリ石灰ガラスであることから、その制作地は東アジア以外であることは確か。
これを手に取った人の驚き。まなざし。驚嘆の声が聞こえるようです。
このコバルトブルーの器が使えるなら、ただの水でもめちゃ美味しいでしょう!
8月18日(日)正倉院の宝物のお話を東京でやります。
毎年秋になると、こんなすごい展示がごろごろある『正倉院展』が開幕されるのです!
正倉院の宝物とはそもそも何なのか。
その価値について。
いったいなぜこんな宝物が爆誕したのか。
そしてこれらの持ち主は誰なのか…
そういうことをお話します。
場所は渋谷。参加費2500円です。
14時~16時くらいまで。
お時間あるかたぜひ聞きにいらして下さい。
【お申し込み先はこちら】
https://uruwashinara.com/.../%e3%80%90%e6%9d%b1%e4%ba%ac.../
お申し込み頂いたら24時間以内にお返事差し上げます。
もしも来ない場合は、恐れ入りますがこちらまでご連絡下さい。
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