
奈良町 璉珹寺さんの白色阿弥陀さま
5月5日(日)奈良 璉珹寺さんを訪れます。
こちらには5月のみご開帳になる阿弥陀様がいらっしゃり、とてもお美しい白色の阿弥陀様。
そしてバラのような雲に乗っていらっしゃいます。
阿弥陀様は「来迎」と言って、極楽浄土からお迎えに来てくださるご様子がよく絵に書かれるのですが、こちらは立体で表現されているのです。
特にその雲が素晴らしく、これだけでも拝観する価値があるかなあと…
でもそれ以上に素晴らしい阿弥陀様。
如来様は悟りを開かれた全知全能のご様子を備えているのですが、そのすごさ、万能さを全身で表現していらっしゃるのです。
実際にお目にかかった時に、細部までじっくりとご案内差し上げたいと思っているのですけど、でも何よりも一目で魅了されてしまうお方です。
そしてこの阿弥陀如来様は、ある高貴なお方の願いによって作られた伝承があります。
その方こそ、いま大河ドラマで放送中の『光る君へ』
主人公のひとり、藤原道長の娘。のちの中宮彰子です。
ドラマの中で道長は「この子はぼんやりしてるし、天皇の元に入内させることはしない」と言ってるのですが、実際は一条天皇のところに入内します。
そして男の子をふたり産みます。
彼らはふたりとも天皇になり、それが道長が天下人になる大きな足がかりになっていくのです。
中宮彰子は国母として尊ばれ、その栄光は死ぬまで続きます。
しかし彼女の人生は、幸福なだけではありませんでした。
人にはいろんな悲しみがありますが、その中でももっとも辛いであろう悲しみを味わった人です。
奈良町にはほかにも、色んな困難に遭遇した女性の足跡がたくさんあります。
皇女として生まれながら、不遇の人生を囲った井上内親王
遊女として生きることを強いられた名もなき女たち
貴族の娘として生まれながら、違う幸せを求めた中将姫
昔の人達と今の私達は事情も世界も違いますが「人間」であることは同じです。
共感することも、学べることも多いと思います。
今回は奈良町散策をしながら璉珹寺さんへ向かい、これまでとちょっと違った奈良町のすごさ面白さを知っていただこうと思います。
ぜひお越し下さい!
【日時】2024年5月5日(日)
10時~12時頃
¥4000(別途拝観料かかります)
お申し込みはこちら
https://uruwashinara.com/event/【女人阿弥陀さ】5月だけ秘仏御開帳 『光る君へ/
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同じ日の午後には高畑に行きます!
高畑って陰陽師のすみかなんですよ!?
https://uruwashinara.com/event/陰陽師がここにいた! 奈良が発祥~陰陽師の足/
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