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花会式を通じてわかる「尊さ」
奈良 薬師寺で行われる修二会 「花会式」
奈良の修二会は「六時の作法」といって、一日を6つにわけ、6回祈るという作法が残っています。
これはとても丁寧なやり方で、時代が経つにつれ省略されていきます。
昔ながらの6回の祈りが残っているのが、奈良の古さの証であり、大きな特徴なのです。
薬師寺さんの花会式では、お昼間13時~15時ころまで 夜19時~21時頃まで、夜中(朝?)午前3時から5時ころまでを使ってそれぞれ2回ずつ、計6回の祈りがあります。
午前3時からの祈りはなかなか行きづらいのですが、行ってみました。
そろそろ桜も咲き始める頃、昼間は温かいのですが、夜は急に冷え込み始めます。
参詣者もまばらな中、冷えた金堂の中に座って聞くお経は、眠気とあいまって今自分がどこにいるのかもわからなくなります。
ただ、明け方近い時間であっても、平生と同じ顔をして行に挑む僧侶の方を見ていると、世の中には色んな働きがあり、それこそ鉄道などのインフラの保守整備の方が夜を徹して働いていたり、夜勤がある仕事は沢山ありますがこういう形で陰ながら何かを支えている仕事があることをあらためて知ります。
法要が終わって午前5時に外に出ると、まだあたりは暗く、世の中はまだ動いていない感じです。
午前3時からの法要に聴聞するために1時に起きて2時に出発していたので、猛烈にお腹がすき、薬師寺さんの近くあった「すき家」に入って牛丼を食べました。
ふだんあまり入らない店ですけど、こんな時間に営業してくれているというだけで尊いです✨️
すき家ってありがたい、人が寝ている間に仕事をしてくれている人々は尊い!花会式は色んな尊さがすごくわかります。
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