陰陽師は奈良が発祥
この文章は、2023年11月15日放送のニコ生『知りたい奈良』「みんな大好き陰陽師スペシャル」と同じ内容です。
https://live.nicovideo.jp/watch/lv343409196
奈良が発祥 陰陽師
陰陽師というと安倍晴明の活躍…式神を操り、占いや呪術を駆使して平安京を駆け巡るイメージがあります(^o^)
陰陽師といえば京都!という固定概念があるように思いますが、実はその発祥は奈良です。
元々、古代の役所で「陰陽寮」というのが作られたのが始まりでした。
陰陽寮を創始したのは天武天皇です。
あの国家を二分する大戦「壬申の乱」を勝ち抜いた天皇です。
当時彼らの仕事は天体観測や占いでした。
天体観測をすることで、暦を作り吉凶を判断しました。
天武天皇が都の場所を選定するために、陰陽師を同行させ、地相を見させた、という記録も残っています。
陰陽師の仕事を担った『僧侶』
当時の陰陽寮には僧侶も所属していたようです。
そもそも、天体観測の方法や暦の作り方を伝えたのは僧侶でした。
彼らには医学の知識もあり、天体観測により異変の前兆を知ることもできたのでしょう。そういった知識が生かされました。
しかしのちに、僧侶の法律「僧尼令」によって、僧侶が占いをしたり、個人的に祈祷をしたりすることが禁止されました。陰陽寮に所属する僧侶は、俗人に戻ることを余儀なくされたのです。
こうして、僧侶ではないけれど、占いや天体観測などができる「陰陽師」という職域が誕生していくのです。
さらにここに呪禁師の仕事が加わります。
呪禁師とは
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