光る君へ 出た!三種の神器!!
大河ドラマ『光る君へ』第10話 月夜の陰謀
まひろと道長が結ばれるシーンがとても幻想的で美しかったですね。
月の光がまぶしく、その銀の光が舞っているような演出がすてきでした。
SNSの話題もあの逢瀬に関するものが多い気がしますが、私が目をむいたのが三種の神器…
天皇の証である神器の登場に目が釘付けでした。
三種の神器とは「八咫の鏡」「八尺瓊勾玉」「天叢雲剣」
このうちの勾玉と剣ふたつを「剣璽」(けんじ)とよびます。
勾玉のことを「璽」(じ)とも呼ぶためにこう言われます。
これら神器のうち、八咫鏡は宮中の賢所に安置されています。
天皇はふだんこの「剣璽」を側においておく必要がありました。
かつては天皇の移動には必ず剣璽がともにありましたが、戦後GHQにより廃止され、昭和天皇の御代に伊勢神宮参拝の際に復活し、現在も伊勢神宮参拝の際は剣璽がともにあります。
剣璽が動くことを「剣璽動座」と呼びます。
ネットで「剣璽動座」とググれば、いまようの頑丈そうなケースに入った剣璽を、侍従が掲げて新幹線に乗っている映像などでてきますよ♪
ところで三種の神器のうち、天叢雲剣はこのあと、もう道長たちも死んで平家が台頭してきた時、海に沈むことになります。
あの壇ノ浦の合戦において、安徳天皇とともに海に埋没するのです。
ですので、今回のドラマで登場した天叢雲剣は、古代の天皇たちが…奈良時代の天皇もそばに置いていた剣ということで、あの剣璽に私は釘付けなのでした。
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