夜道で
セッションでの帰り道は仲間と話しながら行きたいので、いつもと違う電車で帰り、駅から歩く事20分以上。
その帰り道はお決まりのワイヤレスイヤホンで音楽聴きながら。
と、不意にトントンと肩を叩かれる。
音楽で気配を感じなかったのでびっくり。
見れば髪の長い目の大きな女性が
「◯◯はどこですか?
道に迷ってしまったんです」と私に尋ねた。
スパイスの香りがするからインド人?
自転車に乗った男性と迷子になってしまったとのこと。
夜だから昼間とは景色が違って見えるからわかりにくい。
彼等が行きたいところはかなり遠いので、どう説明しようか、と途方に暮れてしまった。
すると「この川沿いに住んでいるんです」と写真を見せてくれた。
果たしてそれは我が家のそばを流れる川だった。
上流に行けばあるはず。
「この川は私の家のそばですから、一緒に行きましょう」と案内する。
2人はネパール人だそうで夫婦だった。
「こんなに遅くなってしまってもう眠い。明日も仕事なので早起きしなければならないのに。」と笑顔で溜息をついている^_^
「早く帰れるといいわね」と答えて、あの信号の先に川があってそこを渡って左に行くと着くと説明した。
「コーヒーか何か飲みます?」と自動販売機を差して聞かれたが、
「大丈夫、それより早く帰ったほうがよいわよ」と話す。
「ありがとうございます😊」と言って
女性はご主人の自転車の後ろに乗って走って行った。
無事に帰れますように🍀
思いがけない帰り道の出来事だった🚲
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