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公私混同の複業
今日は朝渋からスタートしました。
~メディアと語る朝渋~ サイボウズ式 藤村能光さん/明石悠佳さんということで、テーマは「公私混同の複業」でした。
副業元年と言われる2018年ですが、ニュースや新聞などを見ていると“副業”という概念がズレているなと感じることがあります。
そんななかいち早く副業を解禁し、多くの社員が副業をしているサイボウズの方がお話される今日の朝渋は興味深い内容でした。
僕が感じた今日のイベントで考えられていた複業と一般的に捉えられている副業との大きな違いを3つにまとめたいと思います。
1.複業はお金目的ではない。
2.複業はリスクを減らすためにやる。
3.複業は楽しいこと、好きなことだけをやればいい。
1.複業はお金目的ではない。
「複業を始める目的がお金なら辞めておいた方がいい。」
最近よく見かける副業特集で組まれているような「アフィリエイト、短期バイト、モニター調査」などを副業とするのではなく、お金をもらわなくてもやりたいと思えることをしよう。
お金のためにやる副業は失敗するし、辛い。
複業は各々の幸せに繋がるものであるべきだ。
あくまで自分がしたいことをする(本業ではできない)、楽しいと思えることをするという考えが前提にあるように感じられました。
2.複業はリスクを減らすためにやっている。
サイボウズ式の編集長である藤村さんは、サイボウズで副業が解禁されてから何年も経つものの、ご自身が複業を始めたのは最近だそうです。
なぜ、複業をしているのか?という問いに対して「リスクを減らすため」と言っていたのが印象的でした。
今在籍する会社という1つの軸だけではリスクが高く、市場価値を高めるためにも複業をやろうと思ったと話されていました。
株や資産運用で1つに全てを投資せずに、多くのところに投資をしてリスクを分散させるという考え方と同じです。
複業はしないほうがリスクなんだという考え方もさらに広がっていくのではないでしょうか?
3.複業は楽しいこと、好きなことだけをやればいい。
1でも書いたようにお金のためではなく、自分のためにやっているので、複業こそ楽しいと思えることだけをやればいいのだと思います。
本業では嫌なこともしなければならないときがありますが、復業はそうなってしまってはいけません。
楽しいことを始めているうちにお金にもなったという考え方から複業をスタートすれば、複業を始めるときのハードルも低くなるのではないでしょうか?
今後ますます多くの企業が副業を解禁するでしょう。
それに伴い、何をすればいいのか分からない副業難民も増えると思います。
これを機に「会社から嫌な仕事を押し付けられるという状態」から「自分から好きな仕事を取りにいく」という個人の考え方も変わっていくことを期待したいです。