大病体験記 あとがき
ども、ならなすおです。
読者の皆さん、大病体験記、長い事お付き合いいただき、ありがとうございました。
もし、通しで読んで頂いた方がいらっしゃったなら、大変光栄です。
本作、主人公を「彼」としていますが、ご存じのとおり、私小説です。
多少都合よく時系列を変えた部分はありますが、概ねノンフィクションです。
現在の私が思っていることはほぼまんべんなく表現できたので、もう私小説は書かないかな。
というか、もうネタがないです。
思いの丈を書ききった、という意味では、後悔はないです。
ただ、小説としての改善の余地はあるんだろうな、と思います。
まず、優秀な編集さんのような第三者の目で見て、構成をぶっ叩いていただくと、もっと良くなるんだろうな、と思います。
天気や花をメタファー的にうまく使いこなせていたら、作品の格調はもっと上がったでしょう。
次に、1,000字×28話という「書き方」がもたらす問題。
各話に起承転結があることが、通しで読んだとき、おそらく「ごちゃごちゃ感」を生んでしまうでしょう。
また、1,000字にこだわらずにおおらかに書いていくともっと良くなったであろう話も、いくつかありました。
、、、と。
「お前、後悔あるやん」と思われてしまったかも知れませんが、全力で向き合った作品なので、私の代表作とさせていただきたいと思います。
妻には、こんなものを書いていることを、言ってません。
しばらくは、言わないかもです。
でもいつか、言います。
本作を完成させることが、noteをやるうえでの大きな目標の一つでした。
中小企業支援とは、あまり接点のない本作。
しかしながら、自分のストーリーを紡ぐ中で、「もっとクライアントさんのストーリーに寄り添った支援の仕方、コンテンツの作り方、紹介の仕方があるんだろうな」という思いを強くしました。
生きている人すべてが持つ、その人だけの素晴らしいストーリー。
それを紡ぐお手伝いをする、というのも、業務メニューに加えさせていただこうかな、と思います。
私の人生、あと何度「真剣に小説を書く」機会があるでしょう?
そんな機会を与えてくれたnoteと、読者の皆さんに、心より御礼申し上げます。
これからも、皆さんの投稿を興味深く拝読し、自分も投稿を続けていきます。
皆さん、今後とも、よろしくお願いします。