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クラウドファンディング
ども、ならなすおです。
久々の「中小企業応援記」です。
今回は、私の会社「合同会社それがし」でもこれからどんどん応援してきたいと思っている「クラウドファンディング」について解説します。
長いので、以下「クラファン」と略します。
弊社サイトは↓です。
是非ご覧ください。
最近、私の尊敬する大分県の経営コンサルタント 宮井智史さんが、CAMPFIREというクラファンのプラットフォームでプロジェクトに参画しているのを目にしました。
あ、宮井さん、noteもやってるんで、ご興味のある方はフォローしてみてください。
それでですね、
宮井さん参画の「Bindama」プロジェクト。
大分県津久見市の保戸島という島にゲストハウスを作るというクラファン。
初日に達成率70%、
3日で達成♪
おめでとー!
しかも公開初日にCAMPFIREさん全体の人気案件ランキングで「6位」にランクイン。
す、すごすぎます。
私はそんなスゴイ成功事例を作ったことはないので、本稿では、「クラファン、簡単にお金稼げるのでは?」という誤解を解いて、基本的な戦略を簡単に説明したいと思います。
何事もそうですが、「準備が大切」です。
それでは、本編、スタートです。
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(AIで生成)
(1)クラウドファンディングとは
①Crowd(群衆)です
「ネットの世界(cloud上)で資金調達をする」という意味で捉えている方がいるかも知れませんが、「多くの人々(群衆:crowd)から資金を集める」というのがクラウドファンディングの考え方です。
確かに、多くの人が情報にアクセスしてお金を出すのにインターネットの場が適している、というのはありますが、雲のクラウド(cloud)は関係ないです。
②資金調達の手法の1つです
クラファンは、「試作品を作りたい」という場合や、「イベントをやりたい」といった場合の資金調達の手段として使われます。
「自己資金が足りない」「銀行からお金を借りたくない・又は借りられない」「特定の人に多額の投資をしてもらえるケースではない」といった、他の資金調達手段が使いづらい時に検討されることが多いです。
③「購入型」が多いです
クラファンには、いくつかタイプがあります。
まず代表的なのが「購入型」。
これは、ものを買うのと変わらない形態です。
お金を出した人に返すものを「リターン」とか「返礼」と言います。
「3000円出して、リターンがサンクスレターだけ」といったケースもありますが、それでも、「何かを買っている」事になります。
次に「寄付型」
リターンがないケースですね。
これは、行為自体が「贈与」とみなされて受け取った側が贈与税を払ったり、寄付した側がそれを経費で落とせなかったりするケースがあって、割と難しいので、あんまり流行ってないです。
もう一つ「投資型」。
株式投資の小規模版、みたいなイメージですかね。
プラットフォームになるために免許が必要だったり、調達する側から見て「株主が多くなり過ぎる」といった問題があり、あんまり流行ってないです。
以上のようなタイプがあるんですが、今圧倒的に多いのは「購入型」です。
分かりやすいって、大事ですよね。
④手数料を取られます
クラファンは、会員を集めたり、それぞれの人のお金の出し方を聞いたりしないといけないので、プラットフォーム(事務局)の仕事が多くて大変です。
そのため、事務局さんが、調達額の2割前後の手数料を取っていきます。
「100万円支援を得られたー♪」
という場合、20万円ぐらい、事務局から手数料を取られるんですね。
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名物の「ひゅうが丼」(まぐろのヅケ丼)
本物はもっと美味しそうです
(AIで生成)
(2)何を目指すか?
①資金
もちろん、「ファンディング」(funding:資金調達の事)とか言ってるくらいですから、第一の目的は資金ですよね。
ただし、調達額から、下記を引かれます。
・リターンを制作・発送する経費
これが、手間も含めて結構負担になります。
・手数料
前章で触れましたが、2割程度は取られます。
②広報
これが結構大きいのかな、と思うんですが、特にイベント開催経費等をクラファンで調達しようとする場合、それ自体が「○月○日にイベントやるよー」という宣伝になります。
しかも、リターンを「イベントチケット」などにしてしまえば、集客でまた苦労する心配も減りますよね。
もちろん、「クラファンに案件を登録すればお客さんが急に爆増する」という訳ではありませんが、自社サイトのみで広報するよりは大きな宣伝効果があるかも知れません。
③テストマーケティング
製品を試作する、という場合は、これが大きいです。
「この製品、どうかな?」という顧客の反応を見る作業です。
「新しいものを作ったけど、お客さんにウケるか不明。
だからまだ大量生産の仕組みは作っていない。」
という方、是非クラファンで試作してリターンとしてお客さんに届け、反応を聞いてみてください。
クラファンの場合は、少し高めにリターンの値段を付けても罰は当たりません。
(もちろん高すぎると買ってくれる人がいなくなりますが)
製品のクオリティと価格、両方の実験ができます。
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(AIで生成)
(3)目標額に達するために
クラファンでは、「調達目標100万円」というように、目標設定をします。
その目標額を調達するため、例えばCAMPFIREというクラファンのプラットフォームでは、初めての方で取り組みやすいように、基本から教えてくれるサイト「CAMPFIREアカデミー」というのを用意してくれていて、無料で見れます。
「あ、思い付きでやってもダメなんだな」
ということがよーくわかりますので、是非一度ご覧になってみてください。
①綿密な準備を
とにかく、丁寧に丁寧に準備をしまくって、万全な状態でプロジェクトを公開しましょう。
「お前サカナクションか?新宝島か?」
というぐらい、丁寧、丁寧、丁寧にやりましょう。
さっき出した「CAMPFIREアカデミー」は、中の記事とか動画とか、全部タメになります。
あと、プロジェクトを成功させた経験のある人に体験を聞くのが、一番いい勉強になります。
(私は来週、さっそく宮井さんのとこに勉強させてもらいに行ってきます。)
②知り合いが多めです
少し夢のない話をしますね。
100万円クラファンで集めようとする場合、
その資金の出し手「支援者」は、
「知り合い」と「知り合いの知り合い」で5割を超えるケースがほとんどです。
つまり、「僕、友達いないけど、ネットの世界には僕の事をわかってくれて、この品物の良さをわかってくれて、買ってくれる人がいると思うんだよね」というケースは、かなりの確率でお金が集まらないです。
「この人たちは買ってくれる」という予想で、調達額の半分以上は確保できるようにしておくことをおススメします。
③勝手には広がらないです
半分以上を知人で固めたとしても、ネット上で知らない人から買っていただく必要があります。
それがないと、「広報」にも「テストマーケティング」にもなりませんよね。
クラファンプロジェクトのサイトを「見てもらう」「魅力を伝える」「ポチってもらう」工夫は、まさにWEBマーケティングです。
そこができないから、地域の企業さんがいい製品を作っていたとしても、全国展開できません、、、
場所を自社サイトからクラファンサイトに変えても、状況はそんなに変わりません。
ただ、クラファン、いろいろなチャレンジはできます。
思う存分、色々やってみましょう。
できるだけ、お金をかけずに。
そこで培ったノウハウが、その後御社のサイト運用に活かされるかも知れません。
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(AIで生成)
(4)おわりに
冒頭、宮井さんの「Bindama」プロジェクトのクラファンの話をしました。
宮井さんと私の共通の知人がそのクラファンを拡散していたので、そのSNSを覗いてみると、、、
シェアが出るわ出るわ♪
つまり、「Bindama」プロジェクト、クラファン公開直後にバズるように、ちゃんと布石を打ってたんですね。
クラファンは、公開直後がとても大事です。
そこに向けて準備をし、いち早く目標をクリアした「Bindama」は、CAMPFIREのいう「セカンドゴール」を目指す資格を、3日で取得したのです。
やはり何事も、準備です。
楽をしようと思ったら、負けだと思う。
クラファンも、同じく、コツコツと取り組んだ先に栄光が待っています。
これからクラファンをやってみたい方!
弊社で応援させてもらえませんか?
お問い合わせ、お待ちしています。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。