[補助金申請虎の巻04]すぐやる準備作業
ども、ならなすおです。
このシリーズは、2025年の年明け以降に出てくる、経済産業省系の各種補助金へのエントリーを目指す中小企業さん向けに書いています。
今回は、「補助金の具体的検討の前にやっておくといい作業」を紹介します。
補助金に当たりをつけて、そこから準備を始めると、バタバタします。
ムダにならない準備作業があるのなら、先にやっておいた方がいいですよね。
今回紹介するのは、そういう作業です。
すぐやれるものもありますので、取り掛かってみてください。
中に出てくる「ローカル・ベンチマーク」(ロカベン)の作成は、少し難しいので、私の会社(合同会社それがし)で支援サービス「経営健康診断」を展開中です。
併せてご検討、ご利用いただけると嬉しいです。
それでは、本編、スタートです。
(1)GビズID
まず、最初に、「よく出てくるけど意味が分からん」と言われているのがGビズIDです。
[GビズIDオフィシャルサイト]
これは、企業が公的サービスをオンラインで使うための窓口みたいなものです。
最近では、このIDを使って、補助金の電子申請サイト「jGrants」(ジェイグランツ)というのにログインしないと申し込めない補助金がほとんどです。
絶対に取っとかないといけないやつです。
あんまりパソコンを使ったりしない企業さんからすると、GビズID取得、というハードルが結構高いのかも知れません。
このIDは、郵送でも取れますし、オンラインでも取れます。
弊社(合同会社それがし)は、自社でGビズIDを取った経験があるので、取り方を分かりやすくお伝え出来ます。
「経営健康診断」というサービスを利用していただいた企業さんには、分かりやすく取得をサポートいたしますので、お気軽に弊社サイトをご訪問ください。
(本稿後半に、弊社ホームページのリンクがあります。)
(2)加点が取れる諸制度
補助金には、「やっておくと審査の際に加点が取れる制度」「持っていると加点がある資格」などがあります。
それらの取得には時間のかかるものが多いですが、以下に示すものは、比較的時間がかからないものですので、検討し、すぐ取ってみてもいいと思います。
①セキュリティ・アクション
「情報セキュリティに気を付けている企業である」ことを自己宣言する制度です。
経済産業省系の外郭団体であるIPA(情報処理推進機構)が制度を所管していますが、「自己宣言」する制度なので、「審査して不合格になる」という事がありません。
簡易な「一つ星」、少し取組を進めた「二つ星」という2種類の宣言の仕方があって、弊社は両方ともやってみました。
宣言をIPAに提出すると、ロゴというのがもらえて、「自己宣言済み」となります。
すぐ取れる制度なので、おススメです。
[セキュリティ・アクション]IPA公式サイト
[一つ星自己宣言時の弊社note]
[二つ星自己宣言時の弊社note]
②パートナーシップ構築宣言
ほぼすべての企業が、仕入れ等を行っていて、「取引先」を持っています。
パートナーシップ構築宣言は、取引先との関係を適正にして「買いたたき」や「下請けいじめ」をしませんよ、という宣言です。
この制度は、経済産業省の外郭団体である「全国中小企業振興機関協会」が所管しています。
公式サイトからやり方を見て、さっと作れる宣言です。
弊社の作成体験談もあるので、是非やってみてください。
[パートナーシップ構築宣言]公式サイト
[宣言時の弊社note]
(3)ローカル・ベンチマーク
ローカル・ベンチマークとは、経済産業省が公開している、企業の経営健康診断ツールです。
[ローカル・ベンチマーク]公式サイト
https://www.meti.go.jp/policy/economy/keiei_innovation/sangyokinyu/locaben/
ローカル・ベンチマークの作業のために使っていくエクセルのシートを「ロカベンシート」と言います。
シートは、「財務分析」「業務分析」「環境分析」の3パートからなります。
このローカル・ベンチマーク(「ロカベン」と略します。)、私は「けっこういいな」、と思ってるんですね。
経営コンサルが使う中小企業支援ツールは色々あるんですが、ロカベンシートは、役所、金融機関、公的支援機関に共通で説明できる様式です。
つまり、補助金を申請する際に、自社業務を一番説明しやすい様式です。
[な
らなすおのロカベン概説note]
「補助金申請虎の巻」では、それぞれの分析シートを、もっとじっくり解説していきたいと思います。
また、弊社では、このロカベンシート作成を中心にした中小企業の簡易経営診断サービス「経営健康診断」を実施しています。
丁寧にサポートしますので、補助金申請前の年内に、やっておくといいと思います。
お気軽にご連絡ください。
[合同会社それがしサイト]
(4)おわりに
今回上げた各種作業は、補助金を申請しなくても、ムダにならない作業です。
未来の補助金申請や資金調達などに向けて、使える作業です。
「ちょっとずつ新しい事を始めないと、ウチもやばいかな、、、」
と思っている中小企業さん、多いんじゃないでしょうか?
特に人手不足、DX対応、頭が痛いと思います。
そうした問題に取り組むために、今回挙げた作業が役に立つのではないか、と思っています。
難しい点は、弊社でサポートします。
是非、取組を、始めてみてください。
今回も、ご覧いただき、ありがとうございました。