見出し画像

【L2開発】北欧神話

さぁ、LA-MULANA2のキモになる予定の北欧神話です。俺、北欧神話あんまり知りません。勉強しなきゃね。
よく知らないとはいえ、色々あって最終的に世界破滅ってぐらいは知ってる。その未来予知が出ているにも関わらず回避できなかった連中の話ね。調べると北欧神話自体は基本、口伝による伝承だそうで。いくつかその口伝を書きとめたエッダやサガ呼ばれるものが残ってるぐらい、ゲルマン人がキリスト教化された時点で多くの書物が紛失しているそうな。だもんでストーリー仕立てになっているものがなく、散文みたいなものばかり。しかも研究家によって解釈が結構違ったり。調べても調べても解釈違いのいろいろなものが出てくるばかり。こりゃー下手に調べるよりは神話ムック本みたいなのにまとめられた厨二的なストーリーを元にした方が都合がいいなぁ。

ひとまず調べる

神話を調べるにあたり、数々の逸話も重要だが誰をNPCとして登場させるかも重要。そこで各神話ごとに神様一覧表みたいなのを作り、関係性や逸話などをメモしていく。北欧神話のまとめがこちら。

神様多いわ。Wikipediaの北欧神話の神様一覧ページを参考にしつつ、名前のある神様は個別ページで調べまくる。ゲームに使えそうな逸話を書き出す。そしてできたのがこの図。
まとめてみると北欧神話の登場人物はアース族、ヴァン族、霜の巨人殿ヨトゥンの3つに分けられる。そこにムスペルなんてややこしい連中もいる。こいつらの陣営が攻めたり同盟組んだり人質交換したり忍び込んだり惚れたりしてたら、調子乗りのロキというやつがテンション上がりすぎて神様全員の不老不死がなくなっちゃった。その状態で争い続けたらそりゃみんな死んじゃうね。ってお話。
なんというか、それぞれの逸話が何を表しているか、何を伝えたいかがよくわからんのよね。特にロキが何がしたくてこんなことやってんのかわからん。

第6の子の争い

第6の子ってのは前作では第5の子から産み出された土人形で、その時から部族が色々いるぐらいの話はしてた。パレンケなんて異質な人がいるので(あとスカンダ)、第6の子の中では巨人族みたいなのも設定的にはいた。その時点では北欧神話を絡めるつもりはなかったんだけどね。前作の中では「土から生まれた」以外詳細な設定がなかったので、後付けの北欧神話を当てはめるならこいつらしかなかった。
第6の子の争いの元は、まぁゲームを進めると一番最初に解決することになるだろうってことでオーソドックスに善と悪。世界を滅ぼそうとしているやつとそれを守ろうとしているやつ。アース族とヴァン族をそのまま当てはめることにした。
ただこの図だとヴァン族ってフレイとフレイヤぐらいしかいない。そもそもこいつらもともとはアース側の人らで人質交換されたりしてるし、北欧神話でもアースとヴァンは対立してるけどもラグナロクの頃は別の勢力であるヨトゥンやムスペルと戦ってるし。
もともと第6の子はインド系として考えていたので、ヴァン族がいる戦死者の館フィールドをインド系にする。これはゲームの流れを考えて、世界樹の根>神族の城>戦死者の館と続くフィールドの印象がガラッと変わって欲しかったってのもある。
あとは前回書いたようにインドの神様は前作ではっきりと神様と言い切っちゃってる。そうするとインド神話でもマイナーな人たちをNPCに使うしかない。マイナーな連中なら北欧神話とごちゃ混ぜにしてもなんとかなるんじゃねーかという考え。

ここから先は

6,319字
この記事のみ ¥ 100

盛り上がるのであれば、もっともっと掘り返してみようと思います。