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【開発秘話】LA-MULANA2小ネタ集(ネタバレ)

※LA-MULANA2の開発秘話でネタバレ具合が重度なものは有料記事にします。コンシューマー版が発売されるぐらいにマガジンにまとめていく予定。

フォボウスのモデル

こちらの想定以上にキャラが立ってしまって妙な人気を得てしまったフォボウスさん。前作の立ち絵を描いた際にどこかで触れたような気がするんですが、当時おっさん顔のパターンが少なかった自分が4人を全く違う顔つきにするよう意識してキャラデザインしてました。3人をかき分けた段階でネタが尽きてしまい、すでにLA-MULANA2で今の変質研究者ポジションにすることが決まっていたフォボウスのイメージから、小室哲哉氏をモデルにしました。喋ってる内容や口調は自分そのままじゃないかと思います。
今回のテントの中の絵も、デスクの奥にサーバマシンやらシンセサイザー山積みにしようかと思ってんですが面倒なのでやめました。
使っているパソコンは安心と信頼のApple PENコンピューターですね。もちろんiMacの現行機種がモデルですが、繋がっているマウスが初代iMac付属のものです。誰がわかるんだこんなもの。

語り部の曲の違い

気づいている人がいるのかどうかわからないので書く。
今回は続編とはいえ新作なのでゲーム開発が大変になることが予測できたので作曲に回せる時間が少ないと判断しておりました。それもあって長老や店の曲なんかは前作の使い回しをしております。ついでに言えば追加された語り部用の新曲は全部大学時代に作った曲の再利用。
これは今回のコンセプトから語り部の数が多くなることは最初からわかってました。前作だと遺跡内の語り部の曲は通常曲と賢者の曲しかなかった。この2曲は今回も使用していますが、この2曲だと雰囲気が合わない奴がたくさんいます。そこでいくつかパターンの違う曲を用意しなければと思ったわけですね。
前作使っていた語り部曲はあまり神話に関わらないというか、ヒントを出すだけというか前作と似たようなポジションの奴らに使っています。
フォボウスやサマランタは本来なら賢者の曲を使うべきだったんですが、フォボウスがあのキャラなんで賢者の曲が似合わない。なもんで遺跡の中でも設定や昔話を語るタイプに使う曲を流用してます。賢者の曲はアルセダーナとサキトの葬式曲になってしまった。

さて本題はここからです。語り部にはあと2曲あります。1つは冥界神専用曲。不滅戦場のヤマのところで流れてる重苦しい曲です。例外としてラーさんにも使ってますけど。あともう1曲はどういう意図で使い分けているか。
実はモーズグズ様と会話した後に冥界がらみの会話を持っている人だけ違う曲が流れてます。ヒントのつもりだったんですよ。

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