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『私と結婚する?』
「何か食べたいものあったら教えてね」と母親から言われるとなぜか豪華なご飯より家庭料理を求めることがある。正直な話どこか行って外食しても罰当たりなんてこともないし、わざわざ仕事で疲れてる肉親に手料理お願いするなんてヒドいと思われるかもしれない。
しかし、料理する際手伝いもするわけでそこから真似るとこがあれば自宅の料理にて真似ることもある。ただ真似できないことはその場で食べて記憶にとどめとくぐらいはしてる。
ごぼうとにんじんの天ぷら、カレー、エビチリ。これはよくリクエストしてる。どれか1つになってあとはちょっと豪華な食事になる。その中で一番好きなのは「ごぼうとにんじんの天ぷら」でちょっとした蕎麦屋にあるサクサクじんわりと美味い天ぷらも良いが我が家の天ぷらはちょっと厚めの衣だが野菜の濃くて美味い。それを天ぷらそばにして食べていたが、ここ数年は軽く醤油垂らして食べている。天つゆに大根おろしや生姜を溶かして食べるもいいが、どうもこの食べ方が美味い。
母親と食事する時によく言われるのは「将来彼女か嫁さんできたときは、私のような料理をお願いしない方がいい」とのことで、理由は「比べられることが1番女性として不快だよ。特に「俺の母親の時ではこうだった」言われるとかなり嫌な気持ちになるよ。」と。
確かに誰かと比べられるのは不快だし、18年いや長い年月と比べたらパートナーと暮らす期間は短い。だけど、一生を共にする人に価値観を押し付けたら嫌われるのは明らかだよなと自覚しつつ、その後はだいたい母の仕事の愚痴が多い。愚痴が聞けてるだけまだ元気だからマシかなんて、思いつつ家に戻る前に親戚から連絡が来る。せっかく来てたら、「寄ってきたら良いのに。」なんて言われる。
寄りたくない理由はないけど、唯一あげるとしたら「結婚はまだか?」と言われること。母親から結婚急かすような発言はないが、親族からしたら私が結婚することはとても嬉しいらしい。母の家系で結婚してないのはどうも私だけなので、より不安になっている。かつて恋人できた時も親族すごいことしたのを思い出したが、今書くような内容ではない。田舎は婚期が早いのはあるあるみたいな感覚だけど、私と同い年の人で結婚してない人は田舎にそこそこはいる。謎の焦りはないけど、結婚話に関連して母が「小さい頃あんた、森口博子と結婚する言ってたよね?」は余計な一言である。