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人間活動期

人間活動期に入った。

ひとりでできるもん期間だ。

具体的にできたことは、引っ越しを完全1人でやり切った。物件探しも、不動産屋とのやりとりも、各種ライフラインの手続きも、引越し業者の手配も、荷造りも荷解きも。

大きめの家具もいくつか自分で組み立てた。1人では難しいですよと言われた高さ180センチの無印良品のスタッキングシェルフも、1人で組み立てて1人で縦向きに起こすことができた。

電球が切れたら自分で替えるし、虫が出たら悲鳴を上げながら自分でなんとかするし、ドアノブが緩んだらドライバーをもってきて自分で締める。

インターネットを引くための業者のおじさんたちとのやりとりもできたし、よくわからんウォーターサーバーの電話もインターホン越しの謎の高圧的な営業も、自分でキッパリ断る。

いままでできないことが多すぎたのではなくて、やらなさすぎただけだとわかった。

お父さん、お母さん、恋人、旦那さん、そういう人たちに頼りすぎていた。任せすぎていた。やってもらえばいいやと思っていた、というか、自分の気持ちとしては「私にできるわけない」と思っていたし「苦手に違いない」と思っていた。

自立が楽しい時期だ。

彼氏はいない。
いない方がいいのだろう、とうぶん。

もう半年近く恋人がいないが、それでも問題なく仕事を頑張って、お金を稼いで、息子と会って、養育費を払って(と言いつつ親からお金を借りたり情けないこともたくさんある)、ご飯を食べて掃除をして洗濯をしてお風呂に入って眠って自分の暮らしを営めていることが、嬉しい。

辛いことがあったら1人で泣いて、そのあと友だちやお母さんに電話して聞いてもらう。
1人で泣くだけで済むことも多い。
頓服の抗不安薬はそれこそここ半年飲んでいない。抗うつ剤も飲み始めて以来いちばん少ない量にまで減ってきた。

ひとりでも大丈夫
ちゃんとした大人にいまからでもなれる
自立できる
そしたら迷惑をかけた人たちを安心させられるし恩返しだってできるようになる

がんばるぞ。

最近は仕事が忙しい。負担に感じることが増えた。業務量も、プレッシャーも、年末からにかけて環境変化もかなり大きくなりそうで、また抗うつ剤が増えたらどうしようとか、休職するくらい追い込まれたらどうしようとか、不安もある。

私を大丈夫にしてくれる柱は何本かある。
いまはその中に「わたし自身」という柱も絶賛建設中だから、きっと大丈夫

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