山内マリコ『選んだ孤独はよい孤独』を読んで
私は女性として生まれ、女性として自分自身を認識して、世間からも女性だと認識されて女性としての扱いを受け、日本在住の一人の女性としての人生を歩んできました。
女はつらいよ、な人生だなぁと、思いながら生きてきました。
外見至上主義の世の中、男性たちから(時には女性同士でも)品評されるしんどさ、若さに依存した美しさがじわじわ失われていく恐怖、月経・妊娠・出産・子育てという一連に求められる(ように感じてしまう)自己犠牲の精神、いわゆる”良妻賢母”であらねばならないという強迫観念…