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【MJE×SQUADRAマッチデー】特別対談(後編)

11月7日(日)に行われるMJE×SQUADRAマッチデーに先駆けて、株式会社MJE代表取締役 大知 昌幸氏(写真向かって右)、株式会社アクラム代表取締役 勝谷 仁彦氏(写真向かって左)に「奈良クラブのパートナー企業として協賛する面白さ」について対談いただきました。

>>前編はこちら

ーパートナー企業としての奈良クラブの活かし方

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>大知社長
MJEでは、奈良クラブのパートナーになってからほぼ切れ目なく選手の雇用をさせていただいています。『奈良クラブ応援自販機プロジェクト』というのを立ち上げて、奈良県中の企業様に応援自販機設置の提案に選手自身に回ってもらっています。

働いた経験がまだそれほどない選手に自社の商材を販売してもらうよりも、自分たちのクラブのPRから営業につなげるほうが彼らもやりやすいですし、MJEとしても自販機を置いてもらうことをきっかけに、新規のお客様と次の取引につなげることができます。

やはり新規顧客の開拓は難易度が高いのですが、奈良からJリーグを目指して頑張っている奈良クラブの選手自身がくることで、提案を受けるお客様側としても親近感をもっていただきやすく、本プロジェクトがドアオープナーの役割を果たすことにつながっています。そういう意味では、スポンサーとしての奈良クラブのブランドを最大限活用させていただいていると言えるかもしれません。


>勝谷社長
それ、めちゃくちゃ理にかなっていて素晴らしい仕組みですね。選手は雇用されることで生活が安定しながら、企業で働くということが経験できて、MJEさんは新規の取引先の開拓につながる。お客様側は持ち出しなしで自販機が設置できて、奈良クラブは選手の雇用先が見つかって自チームのPRや売上につながる。誰も損しないAll Winの仕組みじゃないですか。


>大知社長
そうですね。選手が同じ職場にいることで社員の奈良クラブに対する愛着は段違いに向上しますし、選手自身は社員と一緒に働くことで社会人としての振る舞いを身に着けることができます。そういう各人に対しての副次的な効果も大きいように思います。


>勝谷社長
なるほど。奈良クラブを応援しながら、ブランドを最大限活用できている、非常に考え抜かれた仕組みですね。

奈良クラブに協賛して良かったことでいうと、奈良クラブのサポーターがスクアドラのファンになってくれるというのもとてもありがたいです。

新型コロナウイルスの蔓延によって、教育機関からの受注がピタっと止まってしまったことがあって、いよいよやばいな...ってなったときにマスクを販売したんですよ。その時に奈良クラブのサポーターさんがたくさん買ってくれました。しかも、サポーターさんって他クラブのサポーターさんとも繋がっていたりするみたいで、自分たちが買うだけでなくめちゃくちゃ宣伝してくれるんですよね。それで関西以外の地域からもたくさん注文が入りました。あれにはとても助けられましたし、パートナー冥利につきるなとその時とても強く感じました。


>大知社長
奈良クラブのサポーターが自社のファンになってくれるというのは、随所に感じることができますしありがたいことですよね。例えば、飲食店のパートナーさんは親和性も高いですし、奈良クラブをいい意味でうまく活用できる余地があるかもしれませんね。

「せっかくご飯をたべるなら奈良クラブを応援してくれているお店に行こう」となるのがサポーター心理ですし、それは僕らパートナー企業も同じです。そうやって奈良クラブに関わる人たちをひとつのコミュニティとしてとらえることで、奈良クラブの活かし方って幅がでてきますよね。

例えば、まるかつさんや菩薩咖喱さんのように、試合日やイベントに合わせて告知や試合を盛り上げる投稿をされているのを見ると、奈良クラブを介してサポーターと繋がっていて、とてもうまくやられているなという印象があります。


>勝谷社長
それぞれのパートナー企業さんが、もっと奈良クラブを活用してサポーターや他のパートナー企業さんとつながっていくような取り組みが増えてくると、コミュニティに活気が出て良いですよね。


>大知社長
そうですね。そう考えるとMJEは奈良クラブ関連で、結構いろんなチャレンジをしてきています。僕らはオフィス用品の販売が主たる事業ということもあるので、『応援自販機プロジェクト』に関連して、『応援文房具プロジェクト』をウェブサイトと一緒に立ち上げたこともあったのですが、価格の面や受付サイトのUIなどがなかなか良いものにならなくて、全然浸透しなくてダメでしたね…(笑)


>勝谷社長
一度失敗して終わりではなく、継続して色々なチャレンジを続けておられるのが良いですよね。


>大知社長
パートナー企業になったことで、せっかく活用できる資産を共有いただいているのに活かしきらないともったいないし、関係が続いていかないですからね。


ー最後に、奈良クラブに期待することや今後取り組んでいきたいことについて教えてください

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>勝谷社長
奈良クラブのことをすべて自分事と捉えると、やはりファンづくりの難しさは感じます。僕らもブランドのファンを増やさないと、売上は増えていかないので。いかに共感を得て、仲間を増やしていくかという所に尽きるのだろうと思いますね。


>大知社長
そうですね。奈良クラブのサポーターが増えることがパートナー企業にとってのあらゆるメリットにも直結しますからね。

そういう意味で、奈良クラブに関わる人たちが一つにまとまるためのわかりやすく求心力のあるメッセージの必要性は感じます。MJEマッチデーの時にはいつも選手入場時に「PRIDE OF NARA」のTシャツを着てもらうんですが、それは奈良クラブの原点というか大切にしてきたものを思い出してもらえればという想いでやっていることです。

僕の息子はサッカーをやっていて、ある日教わっているコーチに好きな選手を聞かれたときに、C.ロナウド、ファン・ダイクに並んで、向慎一、藤吉皆二朗(2018-20在籍)の二選手を挙げていたんですよ。子供にとっての奈良クラブの選手が、このレベルの選手に並んで一番好きな選手になりうるんだと鳥肌が立ちました。

そういう意味でも、サッカークラブとしていかにファン・サポーターを熱狂させるか、いかに子供に夢を与えるか。シンプルですがこの二点に尽きるんじゃないかと思います。

あとは、こういう話をすることができるパートナー企業同士のコミュニティがあると良いかもしれませんね。


>勝谷社長
それは僕も思います。せっかくパートナーになっても権益を使いこなせないとか、それについて考える機会がないという企業さんは多い気がします。例えば今回のマッチデーがどういう意図で行われているのか、実施に当たってクラブとどういう話し方をしたらいいのかについて共有できると参考になることもあるのかもしれないなと思います。

なにより、マッチデーでサポーターさんが喜んでくれている光景を見ると、やっぱりやってよかったなってなるんですよね。パートナー企業の面白さの一つに、そういうある種"エモい"価値もあったりすると思うんですが、そういうのって奈良クラブが自分たちでパートナー企業に発信するよりも、僕たちのような当事者同時で共有することで伝わりやすくなると思います。


>大知社長
今後の情勢が許せば、まずはライトにサポーターさんやパートナー企業の方々を呼んでアウェイ戦のパブリックビューイングとかやりたいですね。ここ(ナラリーベース)つかってやりましょうよ。なかなかパートナー企業でお話しする機会がない方もいらっしゃいますし。きっといい機会になると思います。


>勝谷社長
いいですねー。僕も最近になってようやくサッカーを少しずつ理解してきた段階なので、いろんな人の解説を聞きながら観てみたいです。単純にパートナー企業同士のつながりができるだけでもいいですよね。


>大知社長
そういう取り組みの積み重ねが奈良クラブ全体の気運の醸成にもつながっていくはずですからね。ぜひ、やりましょう。そのためにもまずは11月7日のマッチデーを成功させましょう。


(了)

11月7日は、MJE×SQUADRAマッチデー!

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SQUADRAプレゼンツ、選手がこの日限定のユニフォームを着て戦う『3rdユニフォームDAY』を盛り上げるべく、株式会社MJEプレゼンツで先着1,000名様に3rdユニフォームデザインのタオルマフラーのプレゼントもございます!

前回大好評だったSQUADRAブースの出展や、MJE主催の試合前のピッチを使ったフットサル大会などもございます。当日はぜひスタジアムにお越しください。

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