おじさん、介護脱毛にチャレンジする
陰部の脱毛を考えているけれど、あれって痛くないだろうか。お金がかかりそうだし、陰部だからやっぱり恥ずかしいかも――。
こんな悩みをお持ちの方は必見の体験記です!
わが国が抱える大きな課題の1つに介護の問題があります。
介護をするのもさることながら、受ける立場になってしまう。これは誰しも心配だろうと思います。
最近、介護される側のせめてものエチケットとして、肛門の周りだとかに生えている陰毛を脱毛しちゃう「介護脱毛」というものがあるのを知りました。
たしかに陰毛に排泄物が付着したら拭き取るのもひと手間かかるだろうし、それを自分じゃない人にやってもらうわけだし、衛生的にも陰毛がないほうが良さそうだし。
身近に経験者もいないので、ようしそれならということで自身で体験してみることにしました!
痛みは? お値段はどうなの? などいろいろ気になる点もあります。結論から言うと、
痛くはない
値段は高い
おじさんもいる
やっぱり恥ずかしい
――という感想です。
今回私が体験したのは、いわゆる介護脱毛。介護されるときのことを考えて、事前に肛門回りや陰部周辺をきれいに脱毛しておこうというものです。
脱毛といえば若い女性がターゲットと思いがちですが、メンズ専門の脱毛サロンも少なからずあります。私が選んだサロンは受付から施術者まで全員男性なので、とりたてて恥ずかしさはありません。
これがカワイイ女性相手だったら、「お尻の周りを」とか言い出しかねて、やらなくてもいいヒゲ脱毛をしてしまうかもしれません。
施術者がカワイイ女性だったら、施術中にボ〇キしてしまうなど不測の事態すら考えられますが、私が通ったサロンの施術者は自分もヒゲ脱毛している顔つるつるのやさしげなお兄さんでした。
要介護者は絶対に増える、介護脱毛もきっと増える
厚生労働省の発表によると、2019年1月末現在で要介護(要支援)認定者の数は656万人にのぼります。高齢者人口はこれからも増えていきますので、介護を必要とする人も増えていくことになるでしょうね。
あなたも私も、将来的には介護を受ける側になる可能性があります。
イヤだけど、可能性はある。
シモの世話をされちゃう可能性もある。
大いにある。
年齢が上がるほど可能性も上がる。
そこで前述の介護脱毛です。
シモの世話をされるわけですから、なるべく介護者の迷惑にならないようにしたい。だけどちょっと躊躇しますよね、実際に介護脱毛をするのは。
だいいち恥ずかしい。ケツ丸出しになって毛を抜かれるわけですし(抜くわけじゃないですが)。
あんまり痛いようならやりたくないし、「オレやったよ」なんていう経験者も周りにいない。
女性の脱毛については電車の中吊り広告やテレビCMなどでも見かけますけど、メンズの場合はわからないことだらけです…。
おじさんは介護脱毛するのか?
介護脱毛を体験してみるにあたって気になったのは、おじさん世代でやってる人はいるのか? ということ。
「介護脱毛」とか「脱毛 メンズ」などで検索して出てきた脱毛サロンのサイトにはたいてい「お客様の声」のようなコーナーがあるのでそこをチェックしたところ、20歳代から30歳代のお客さんが多く、40歳代より上はあまりいないようでした。
まあでも少しはいるということがわかります。
メンズ向け脱毛サロンのメインターゲットは濃いヒゲや体毛に悩む若い男性なのでしょう。しかし今後、超高齢社会のさらなる進展とともにおじさん世代の介護脱毛がメジャーになっていくに違いありません。
新しい、そして巨大なマーケットが開拓されるかもしれない。そんな気がします。
物は試しと介護脱毛カウンセリングを受ける
試しにやってみるだけだから、と軽い気持ちでネット検索し、自宅からも職場からも通いやすい場所にある脱毛サロンで無料カウンセリングを予約しました。
賽は投げられた。もう後戻りはできません、介護脱毛のスタートです。
某月某日、駅前繁華街の雑居ビルに入るサロンに一歩足を踏み入れると、待合室には男性が3人。
2人は20~30歳くらいに見えましたが、1人いました、おそらく50歳代とおぼしきお客さんが。
受付では白衣を着てお肌をつるつるに脱毛したお兄さんが出迎えてくれました。
メガネ屋の店員が全員メガネをかけているように、サロンのお兄さんたちも全員(多分)ヒゲ脱毛などをしていて、自らが施術後サンプルになっているのでしょう。
「脱毛はどの部位をお考えですか?」
「介護脱毛に関心があるので、お尻のまわりとか…」
「Oラインですね」
別室に入り、こんな感じでカウンセリングが始まります。
女性なら誰でも知ってる「VIO」というやつの「O」です。
ちなみにVラインはビキニパンツをはいたときにはみ出る前側、Iラインはタマ裏から肛門に至る間、というのが私の理解です(男性の場合)。
毛の生え変わる周期があるので脱毛は1回では終わらない
つるつるにしようと思うと2か月おきに脱毛して2年程度はかかる
脱毛といっても引っこ抜くわけではなくて光を照射して熱で毛根にダメージを与えるようなやり方である
――などという説明を受けること約1時間。長いとも丁寧であるとも言えましょう。
いきなりの丸出し! 陰部の脱毛あるある?
「ではパッチテストをします。機械との相性もありますし」などと言って私を施術室にいざなうお兄さん。
パッチテストと言うから、腕の裏側あたりの目立たないところで試験的に脱毛するのかな、と思っているとお兄さんが、
「下半身全部脱いで、ここにうつぶせになってください」。
え? いきなり? とは思ったが、いずれはその部分の脱毛をしてもらおうというわけなので観念して下半身全出し状態に。
ここから先は
¥ 300
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?