離婚への準備
離婚に向けて、財産を棚卸ししてきます。
結婚した時点と別居した時点で銀行口座に残高がいくらあったかを調べたりしています。
書類を郵送してもらうとき登録済み住所以外は対応できないと言われ窓口に足を運ぶことにしたり、住所を伝えたら対応してくれたりするのは、扱うものによって違うようです。そして、郵送先を実家に設定できた書類を取りに帰省しました。
実家にも子どもたちの写真はかわいい孫として飾ってあって、必然、離婚の話ばかりがずっと続きます。
両親と本音の会話が続きます。避けずに、話を最後まで聞いてしっかりひとつずつ答えます。もう両親は年なので記憶も曖昧だから同じことを聞かれるけど、都度納得してもらえるように丁寧に繰り返して伝えます。ずっと私を守ってくれて味方になってくれていることがどれほど支えになっているかという感謝の気持ちも伝えます。
昔歩いた小路を親と散歩したり、一緒に買い物したりもしました。妻はこういう過ごし方を私だけじゃなく子どもたちにも許さなかったです。その理由はわかりません。
実家の私の部屋に飾ってある写真には妻と私の笑顔がありました。結婚する前にはこんな笑顔だったんだなあ。結婚と同時に妻と私は会話することがみるみる減ってきました。結婚と同時に今までに見えてなかったものが見えるようになったのかもしれません。
そういえば私は妻に相談することがあまりなかったかもしれません。私についてきてくれる妻を妻にしたんです。でも、ちゃんと話し相手になってくれることを妻に求めるまであまり時間はかかりませんでした。そして妻との会話は私にとって説教じみていて敬遠し始めました。
どこで歯車が噛み合わなくなったのか、最初から?とも思いますが、そんな記憶を辿りながら、離婚の準備を続けます。