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ふくい桜マラソン🌸2024

NARA-Xラストロードレースとして
3/31に開催された「ふくい桜マラソン2024」に出場してきた。


結果は 
2時間39分43秒 女子総合2位

奈良県記録(2時間35分05秒)には届かず。
これで私のNARA-Xでのマラソンレースは終わった。
結果として褒められたものは全く無かったが
たくさんの方にお声掛けいただき、
このユニフォームで走れたことを心から誇りに思っている。


レース前にはこのようなことをつぶやいた訳だが
これが1番難しい。
県記録更新に向けて、現状やれることはやってきた。ただ、個人的にもう一つ密かな目標があった。
「優勝」である。


個人としても、チームとしてもマラソンレースでの「タイトル」がまだない。
最初に自分がタイトルを獲りたかった。
今回、エントリー地点では自分は6番目くらいで入賞さえ微妙だったのが、有力選手の棄権などにより優勝も狙える可能性が。
狙いたい、と強く思っていた。


当日、女子には2時間35分切のペーサーが付くという好待遇。それに付けばいいだけの話だが、コンディションは気温高め。蒸し暑くなりそう、後半は日陰も一切なく、風の影響も受けやすい。下見もしていて、後半にアップダウンが固まり見た目より甘くないコースだなと印象を受けていた。

考えたプランは、「ペーサーに付くのは大前提として、30km前後までは自分の感覚を優先する」というもの。
案の定ペーサーを中心に大集団ができ、給水では大混雑していたので、ビタ付きせず少しだけ離れた位置を走る。



20km過ぎには、当日サプライズでハーフまで走ると宣言していた大迫傑選手(大会プロデューサー)が後ろから突然登場!!!
男子先頭で走っているものと思っていたが、少し後ろから追ってきていたらしい。
3′40/kmでジョギングのような動き…惚れ惚れした。
ハーフは余裕を持って通過した。
この地点で単独2位。前と20秒ないくらい。1位を走る実業団選手は初マラソンということで、このコンディションの中消耗するのでは、という見立てもあった。そして優勝するためには自分がここから踏ん張る必要があった。


22.8kmのスペシャルドリンクはバナナ🍌
無事にget


時計を見ると力む癖があるため、とにかく前だけを向いて進む。
ただ後半、コンディションとコースに確実に自分が消耗してしまい…
前との差は開く一方。
前が見えないというのは1番精神的に堪える。



30kmあたり、軽い凹凸に引っ掛かったのか突然転んでしまった。まだ充分元気だったのだが。
「最後に1人で転ぶあたり自分らしいな」と笑ってしまったくらいだ。
タイムのロスはあったかもしれないが気持ちは全く切れなかった。

綺麗にスライディングしたので擦り傷のみ


38kmあたりは「9.98スタジアム」
あの日本で初めて9秒台が出た競技場内を走るという滅多にない経験が出来たのだが
風が苦しすぎてもがきながら通過した記憶しかない……
学生時代インカレで入賞できたときのスタジアムなので、もっと感慨深く走り抜ける予定だったのだが………
ここが1番の後悔である。

 

最後は本当にキツかった。奈良マラソンのラストよりはましだと思いながら走り続けた記憶しかない。
埼玉から来てくれた妹と友人や、走り回って応援してくれた岡﨑マネージャーと夫、沿道の声援全てが有り難かった。

ラスト。泣きそうな顔😂


2位。優勝とは3分以上の大敗。
記録も目標に全く及ばず。普通なら「駄目だった、次!」となるところだが
終わりと決めていたレースでの実際の感情は恐ろしく冷静なものだった。



さらに時間が経って今。
率直に、終わってしまったなという気持ちと
でもこの環境でやれるだけはやったよなという気持ちと。
本当の最後は6月の関西実業団。
もちろん全力でそこまで走り抜けるつもりだ。
最後のまとめはそれが終わってからにしたい。


招待選手皆で。
たくさん話せて嬉しかった!!!


監督とは11年の付き合い。
始まりはこの地、福井のインカレ
奇しくも終わりがこのふくいマラソン
縁ですね、とそばを啜りながらぽつぽつ話した。
まだ全て終わってはないので、また最後に。

ゴール後食べたおろしそばとソースカツ丼のセット
メニュー名は「越前」



表彰式にて。
どこ見てんのよ!!


最後に、NARA-Xとしてロードレースを駆け抜けられたことは一生の財産だ。幸せだった。
ユニフォームが目立つから、どこを走っていても見つけてもらえ、覚えてもらえ、声を掛けていただけた。それが私のエネルギーになっていた。
もうこんなに応援してもらえることもないのかなと思うとただただ淋しい、悲しい。
後輩も皆競技としては厳しい環境で頑張っているけど、こんなに応援して貰える地元チームは他にないと思っている。
いつか引退するときに同じように「幸せだった」と感じられるような競技生活を送ってほしいと切に願う。


ありがとうございました


NARA-Xとしての本当のラストレースは
6/2の関西実業団選手権、大阪・長居でのトラックレースとなる。
そこまではまだまだ頑張るので、宜しくお願いします。


全国に人の縁を繫げてくれたマラソンが大好きだから、これからも機会があれば走りたいと思う。

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