「ナラヒト」第2回 川原泰祐 さん
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ひとりひとりが発信していく。
そして発信して行く人が多く集まれば、魅力は拡散される。
ひとりひとりが観光大使を名乗っていって、
自分の好きな道の、好きなものを発信する。
この形を広げていきたい。
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500円でちょっといい奈良🦌がお送りします、
奈良を盛り上げる方々をご紹介する「ナラヒト」第2回目は、
奈良県観光大使(自称)の川原泰祐さんにお話を伺いました!
・・・「エッ、自称!?」と思われた方、いらっしゃるかと思います。
そう、自称、奈良観光大使をされている方なのです。
奈良県観光大使という価値観が揺るがされた瞬間だったと言っても過言ではありません。
twitterやInstagramの投稿を拝見すると、すごくアツいお言葉がたくさんあって…
そんな川原さんとは、どんな方なのか? お話を伺わせていただきました!
とってもアツく、真剣に奈良を盛り上げようと活動されている川原さん。
「ナラヒト」第1回目の #氷置晋 さんとはまた一味違ったアプローチで活動されています。
今回は、奈良を盛り上げたいという気持ちを持っておられる皆さんにはもちろん、
自分の人生を生きていらっしゃる方々、ひとりひとりにお届けしたいです。
公認の奈良市観光大使である 氷置晋さん の素敵な想いを読み返しながら、
自称の奈良県観光大使である 川原泰祐さん のアツい想いを読んでみてください。
「奈良を盛り上げる」という共通の想いを持った方々がもつ熱量を、
そして自分の人生を生きていらっしゃる方々の人柄を、
じっくりと感じていただけるかと思います。
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川原泰祐さん
自称・奈良県観光大使。
本業はキャリアアドバイザーで、主に20代の就職した後キャリアに悩む方向けにキャリア相談や起業に関するコンサルティング活動。
以前は「スポーツを広めることで人を幸せにしたい」という想いでフィットネスジムに勤めたが、うつを発症し、「本当に今の仕事が自分に合っているのか」を見つめ直した時に出会った起業コンサルタントの方との出会いをきっかけに、独立。失敗を経験しながらも、ラジオのパーソナリティ、局の運営を通じて起業を成功させる。同時に、ラジオ運営の経験が地元に恩返しすることが出来ることを意識し、奈良を盛り上げるアツい若者が集まるイベントなどを開催。奈良をビジネスを通じて盛り上げるために活動を広げている。
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「子供達にいい未来を見せてあげたい」、その実現のための2軸
ー川原さん、経歴を拝見していると、いろいろ紆余曲折を経て現在に至っていることが伝わります…!現在も、キャリアアドバイザーや奈良の地域活性化のための活動など、幅広く活動されているようですが、その原動力はどこにあるのでしょうか?
「奈良の活性化」と、「教育をもっとより良い形にしていきたい」という絶対にブレない大目標があって。それを通じて「子供達にいい未来を見せてあげたい」という目標に向かって、ただただ歩んでるだけなんです。
奈良に関しては、「人が豊かな場所」にしたいなって思ってます。より多くの人に奈良って人暖かいよねって言ってもらえるようにして行きたくて。
だから今奈良で活動している人たちの応援をして、そういう人たちがどんどん活発になって、どんどん大きいムーブメントになって行くっていうのが目指しているところです。
教育に関しては、「自分の人生見つめよう」っていうのを20代の子にメッセージとして伝えていきたいことなんです。
常に自分が何者なのかっていうことを、何のために生きて行くのか、何が好きなのか、どんなことにときめくのかっていうことを、そんなことをずっと自分にアクセスすることって、学校で教えてくれなかったじゃないですか。
でも、人生でその人がいちばん悩むべきことって、自分の人生についてなんですよ。
そういうことを発信し続けて、子供達にいい未来を見せてあげたいという目標に向かっていきたいですね。
ーなるほどぉ…。川原さんのアツい活動は、そんな想いから生まれているんですね。そんな想いを持つきっかけってなんだったんでしょうか?
僕自身、一番やりたいことは教育なんです。
大学ではスポーツの勉強をして、進路を進む時に「スポーツを広めることで人を幸せにしたい」という想いでフィットネスジムの会社に入ったんですけど…。中に入ってできるのって、ほんとにごくわずかで。やりたいことは1割くらいはできてるけど、残り9割は自分の中でしっくり来ていないというか、やりたくない仕事やって、そのなかでも出世はしていって、どんどん責任が重たくなっていって…そうしているうちに、途中でうつになったんです。
感情のコントロールができなくて、ほんとに道端で急に泣き出したりとか、夜ねれなくなったりとか、っていう経験をした時に、ほんとにこの仕事が自分に合ってるんかなっていうことを見つめ直してみて。
そうしたら、ここにいてたらまずいことがわかってきて、いろんな人に会いにいこうと活動しだしたんですよね。
そのとき、最初に利用しだしたんが、マッチングアプリやったんですよ笑
ーマッチングアプリですか!(笑) マッチングアプリって賛否両論、いろんな意見があると思うんですが、使ってみていかがでしたか?
マッチングアプリを使うなかでいろんな方とお話をしたんですが、そのうちに独立してる英語講師の女性と出会うことができたんです。彼女に、自分も独立したい思いがあるんですということを相談したら、すごい親身になって話聞いてくれて。じゃあその起業を教えられる人がいるから紹介するよと言ってくれて、紹介してくださって。
その出会いから、独立の道が拓けたんですよ。これが24歳のころ、約3年前の話です。
人の出会いに助けられながら進んだ起業の道
ーそこから独立を本格的に目指されたんですね。最初はどんなことから始められたんですか?
最初は、コミュニケーションとキャリア育成の塾をし始めたんです。フィットネスジムの会社に勤めている時、スイミングのコーチとして子供たちと関わっていて、その子供たちの可能性とか考えていることってすごい面白いなって。そのとき、教えたいのは水泳の技術以上に、その子供たちの可能性を伸ばしてあげることをしたいなと思い始めたんですよね。
ぼく、ずっとすごい勉強熱心にやってきたんですよ。青春時代はすごく勉強していたんですけど、それが働いてから活用できたのかという質問には、明確に答えが出ないままだったんですよ。なら、勉強以上に大事なことってあるなって思って。そこを子供達に伝える活動をやりたいと思って、コミュニケーションとキャリア育成の塾をし始めたんですよね。
でも、初めての起業は失敗して。コミュニケーションをメインで講座として扱う塾をしていたんですけど、親御さんたちはやっぱり勉強を見てもらいたいようで、お客さんが集まらなくて。
ー初めての起業は失敗されていたんですね…!その後はどう方向転換されたんですか?
起業がほぼ失敗している状態の時に、大阪のホンマルラジオというインターネットラジオに出演させてもらって、教育をテーマにパーソナリティのお誘いをいただいたんですね。一度は保留にしてたんですよ。でも、その数日後に偶然ラジオの局長とばったり再会して、その時にラジオ活動への思いを聞かせてもらって、「あ、このひととやったらやりたいな」と思ってパーソナリティを引き受けたんですよね。
そうやってパーソナリティとしてやらせてもらっているうちに、奈良局を開設する際には声をかけてもらって。次はラジオ局を運営して行く側に回ったんですよ。2017年10月にホンマルラジオ奈良を立ち上げることができて、これでようやく企業おが成功したなっていう時期に入りました。
ホンマルラジオ奈良を立ち上げられたことで、ひとつ地元の奈良に恩返しすることができるなって意識し始めました。
そこに暮らす人たちがワクワク楽しく生きられるのが「地方創生」
ーなるほど〜。ここから奈良を盛り上げようと動き出しはったんですね。奈良の盛り上げは、どういう方向性で活動されているんですか?
僕が目指す「地方創生」って、人が活発になることなんです。
そこに暮らす人たちがワクワク楽しく生きれるっていう。
奈良って、観光客はたくさんきてくれるけど、リピートはないし、泊まらないし、という状態なんですよ。
それで、一度来た人がもう一度来てくれる理由って、サービスなんですよ。つまり、人。
僕、ハワイがだいぶ好きなんですけど、その良さってロケーションや食というより、現地の人の温かさにまた触れたいからやなぁって思って。僕が奈良で実現したいのはそこやなって思っていて。
「人が豊かな場所」となって、より多くの人に「奈良って暖かいよね」って言ってもらえるようにしていきたいんです。だから今奈良で活動している人たちの応援をして、そういう人たちがどんどん活発になって、どんどん大きいムーブメントになっていくのが、目指しているところなんです。
だから、本当に奈良の活性化のために何をしますかって言われた時、奈良で頑張っている人たちを応援するということが僕の答えなんです。
今は、三重に行って、そこの地方創生で名を挙げた人に地方創生の仕方を学んでいて、ゆくゆくはその人に奈良に来てもらおうと思っています。
ー「人が豊かな奈良」…。確かに、奈良にはそのポテンシャルが十分あるように私も感じています。そのために、具体的にどんな活動をされているんですか?
奈良で頑張っている人たちをビジネス的な発展ができるようにお手伝いをしています。
ビジネスって、全部社会貢献のためにやっていて、それを発展させることは世の中を良くすることなんかなって思っていて。
ボランティアって、社会貢献にはなるけれど、資金の問題とかで活動を続けにくいじゃないですか。でもビジネスであれば、ちゃんとお金を回していくからちゃんと活動を続けられるようになっていくんですよね。そこで活動している人たちがちゃんとお金を稼いで、その余剰金でしっかり地域に貢献して行く。その状態をつくっていこうとしています。
いまは、天理で「アースリングカフェ」というカフェを経営されている片岡さんと組んでやっているんです。彼はビジネスを通じて、社会貢献をやって行くっていうことをやり続けてくれていて、すごい。彼と組んでぼくは、ビジネスマンとしての心構えなど、人としての成長を目指す上で必要不可欠な部分を担当させてもらおうとしているんです。
ー片岡さんと一緒にSDGsについての交流会も開いてはりましたよね!天理のアースリングカフェで、私も参加させてもらいました。参加者の皆さんの熱量が高くて、ドキドキしちゃいました!笑
SDGsっていうのは国連が決めた経営の指針で、こういう世界に向かうために、こういう項目を大事にしていきましょうっていうものなんですよ。片岡さんがそのSDGsについてすごい勉強していて、今回のイベントも、その認知活動の一環なんです。この指針に沿ってやってもらったら、絶対豊かな生活になるということをお伝えする交流会なんです。
社会貢献をやっていきたいっていう志を持った人たちが集まる交流会ですね。目指すのは人の発展なので、そこにビジネスは必要不可欠だということを伝える場でした。
すごくラフな感じの会で楽しかったです!ご興味ある方はお声がけを♩
ひとりひとりが観光大使を名乗る奈良にしたい
ーInstagramのプロフィール写真で拝見したんですが、「奈良県観光大使(自称)」ってどういうことなんでしょうか!?前回お話を伺ったのが「奈良市観光大使」の氷置晋さんだったので、明確にさせてください…(笑)
自称っていうのは、勝手に観光大使を名乗ってるんですよ(笑)。
ひとりひとりが発信していく、そして発信して行く人が多く集まれば、魅力は拡散される。ひとりひとりが観光大使を名乗っていって、自分の好きな道の好きなものを発信する。この形が広がっていけば、奈良のなんかすごい発信者多くない?ってなって言ってくれると思ってるんですよ。
氷置さんは以前にホンマルラジオをやっている時に番組出演をしてくれたので、面識もあって。こうやって並んで出させていただくの、めっちゃ恐縮やなって思ってます。(笑)
ーそれだったら、私も観光大使を名乗ろうかな。(笑)
まさしく「500円でちょっといい奈良」のInstagramはそれをやってくださってますんで是非(笑)。
ー川原さんのInstagramは個人感が強いですよね。
僕を知って欲しいっていう部分がやっぱりあるんですよ。奈良のことを発信しているのが川原やって思ってほしくて。
僕自身の1つの目標としては、ご縁した人には、「奈良といえば鹿、大仏、川原」って言ってもらえるようにしたいんです。
これ名古屋で行ったら大抵引かれて、空気しらけるんですけどね。笑
むしろそのドン引きの空間気持ちいなと思うようになって来たんですよ、慣れですね。
ドン引きしてくれているってことはみんな注目してくれているってことなんで。
ーポジティブ〜!(川原さん節が炸裂している…!(笑))これからは川原さん個人として、奈良のどんな魅力を発信していきたいと考えられているんですか?
今まで滋賀、兵庫、三重など、いろんなとこに住んで来たんですけど、奈良って帰って来た時に癒される場所やなって思ってるんですよ。
お寺とか静かな場所があって、そこに行ったら普段触れ合えない空気感っていうのがあるんで。「癒しの空間」がありますよね。
だから、「癒しの街奈良」として知って欲しいなって思っていて。今のまま発展して欲しいっていうのが僕の本音なんですよ。その中で発展の仕方をして、人が発展するような、それがいちばんいい方法だと思うんです。
みんなに癒されに来て欲しい。そういうふうに思ってます。
ー確かに、私もしばらく奈良を離れた後に奈良に帰ってきてから、奈良が持つ「癒しの空間」を意識し始めましたね。
あと、もう1つ意識しているのは、奈良に「戻ってきたい」と行ってくれている子が、奈良で働きたいけど奈良では仕事はないってことで、奈良に住んでるけど大阪に出てるっていう子が大多数いてるんですよね。そういう子たちのために奈良で働ける場所っていうのを作って行きたいです。だから、ビジネスに今重点を置いているんですよ。
ー私も、奈良に帰って来ていちばん困ったのはアルバイトでしたね。時給も安いし、体制がちゃんとしてなかったり。結局大阪に出ちゃう。それはどうなんだろうっていうのはありますよね。
ほんまに、奈良県内でちゃんとベーシックインカムがちゃんと揃うようにはしたいなって思ってて。奈良の中で奈良の人が奈良でお金を使う。この形は実現できるといちばん嬉しいなと思っています。そのためにビジネスの分野で活発にしていこうっていうのが今仲間とやっているところです。
今、「20代の熱い志を持った子を集めた飲み会」をやっているんですけれども、その中でも起業したい願望のことか結構いてくれているんで、その子たちに対してお手伝いできればなと思っています。
奈良でどんどん事業を立ち上げていこうや!って。
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奈良県観光大使(自称)という、インパクトの強い肩書きを名乗られている川原さん。
お会いする前は、「変な人だったらどうしよう…」とちょっと不安になっていたのですが(笑)。
「奈良の活性化」と、「教育をもっとより良い形にしていきたい」という強い思いを持ちながら活動を続けられている、とても面白い方でした。
お話の途中からは、「何かお返しを…!」と、私の相談にも乗っていただいて。
人のために動き続けておられる方であることをひしひしと実感させていただきました。
そんな方だからこそ、「奈良県観光大使(自称)」を名乗り、活動をしていらっしゃるのでしょう。
▼川原さんの活動は以下のURLから見ていただくことができます♩
▼「学校では教えてくれない10の話」講演動画
川原さんのようなアツい思いを持った方々が集まって、もっともっと素敵な奈良になっていくのだろうと、今からワクワクします!
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