Anki x Good Note フラッシュカード一括追加の方法
【環境】
・Windows11
・iPad 無印7世代
napです.Ankiにフラッシュカードを一括で追加する方法を共有します.
【注意】
Macユーザーは同様の方法で出来ません.使うソフトなどが若干違います.
【手順】
Good Noteでフラッシュカードを選択し,問題と回答を作ります.
作ったフラッシュカードを画像として書き出しPCで保存します.
以下しばらくPCでの作業になります.
扱いやすいに名前に変えておくとデッキが増えてきたときに管理がしやすくなります.
参考:Flexible Renamer ( https://hep.eiz.jp/flexible-renamer/ )
このままでは,画像の上部QUESTIONと下部ANSWERが同一ファイルになっているので上下で分割します.
参考:ImagePageSplitter https://www.apollomaniacs.com/ipod/howto_book_imagepagesplitter.htm
(*1)上部QUESTIONのファイル名に"-01.jpg" が追加されるので検索機能等を使い,別のフォルダに移しておきます.下部ANSWERのファイル名も同様です.
(*2)分割されたファイルを下記に裸のままで保存する.
Win キーを押して "%AppData%" と検索してもこの場所が開きます.
C:\Users\(PCユーザー名)\AppData\Roaming\Anki2\(Ankiユーザー名)\collection.media
Ankiが読み込めるように .csv形式で読み込みシートを作成します.Googleスプレッドシートでも可能です.
このファイルをタブ区切り形式(.csv) で書き出してください.
以下はPCのAnkiでの作業になります.
Ankiトップでデッキを作成し,そのデッキでツール>ノートタイプを管理>追加 を選択肢し,"追加:基本"を選択.そのノートタイプにて"フィールド…"を開きフィールド名に"ID"と入力."ID"を”並び替える”で新しい位置を"1"とする.オプションの"このフィールドでソート(並び替え)する"にチェックをつけノートタイプを保存.
読み込みの下準備はこれで完了です.
作成したデッキで先ほど作成したcsvファイルを読み込みます.ここで,"フィールドにHTMLを使う"をチェックつけてください.
これで画像が読み込めているはずです.一応はここで完成ですが,
このままだと画像のサイズが大きかったり小さかったりするので調整します.
先程,追加し本デッキに使用しているノートタイプをいじります.
ツール>ノートタイプを管理>カード…>書式 にて以下のテキストを入力します.
img { max-width: 980px; max-height: none; }
iPad 無印7世代で横置きなら980px周辺が最大表示かつスクロールの必要なしとなっています.
以上です.上手くできれば下の画像のような表示になってAnkiができます.
新たな問題を追加するときは追加の画像を同様の方法で書き出し,csvに追加分を記載し再度,読み込んでください.
サンプルとして一つデッキを置いておきます.アクチュアリー1次試験の数学科目に関する暗記カードですが,網羅性もなくnapが自身の勉強のために作成した用であり,正しさを保証するわけではないのでご注意ください.再配布も禁止とします.
*1 この作業はAnkiへ取り込む作業においては不要ですが,後に誤りが見つかったとき修正するときに管理しやすくなるのでnapは分けています.
*2 フォルダで入れるとAnkiが読み込めません.
【参考】
本記事作成のために参考にさせて頂いたマジで役に立つ秘境ブログ様です.
Ankiの基本的な導入方法などはmimiさんが説明してくれていますのでそちらをどうぞ.
受験生同士で,著作権に違反しない形で勉強道具の資産が受け継がれていったらなーと個人的には思っています.(アク研みたいに)
質問やコメント,暗記カードに関する間違いや疑問があればコメント欄や,nap(twitter:@napxnap)までご連絡ください.