イノシシを神の使い手として信仰している▶︎▷福岡編(8)
⛩足立山妙見宮(あだちやまみょうけんぐう)
𖥸御祭神
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
神皇産霊神(かみむすびのかみ)
鐸石別命(ぬてしわけのみこと)
和気清麻呂命(わけのきよまろこう)
𖥸由来
前に宇佐神宮の話をnoteに書いた時に道鏡事件についても書いていたのですが、その道鏡事件で起きた奇跡の話が関係してます︎👍🏻 ̖́-
道鏡事件とは皇族の血筋ではない人間が皇位の座に就きかけた事件のことで
孝謙上皇と仲良かった僧侶の弓削道鏡が、政治に介入し、皇位を狙ったと言われています
この時、弓削道鏡は宇佐八幡大神からのお告げを偽って天皇に伝え、その陰謀を進めようとしました
しかし、天皇は宇佐神宮の神様を深く崇拝していたので、真相を確かめるために和気清麻呂公を宇佐神宮に派遣します
和気清麻呂公は宇佐神宮に向かい、八幡大神からのお告げを受けます
それは、国家の秩序を保つためには、道徳に反する者を排除し、天皇の後継者を立てるべきだというものでした
そして、清麻呂公は弓削道鏡の怒りをかって、名前を改められて流刑となります
清麻呂公は流刑の途中で道鏡の追手によって足を負傷しました
しかし、数百頭の猪に導かれ、宇佐八幡宮にたどり着き、神のお告げを受けます
お告げに従い、足の傷を治すため竹和山(現・足立山)の麓にある霊泉に浸かり
足の傷が治りました
ちなみに「足が立つ山」即ち「足立山」と呼ばれるようになったのは、これがきっかけだそう
この奇跡に感謝した清麻呂公は、四男の磐梨妙運をこの地に送り、770年に足立山妙見宮を建立しました
その後、772年には下宮の足立山平癒寺が建てられました
817年には三男・真綱が父・清麻呂公と祖先の神霊を合わせ祀ったといわれています
𖥸うら菊の紋章
「裏菊」は、和気明親という人物が後柏原天皇から授けられた家紋の一つです
和気氏と同じ流れの妙見宮の社家が、これを神社の紋章として使用しており、全国の神社の紋章としては妙見宮のみがこれを使用しています
ちなみに菊花紋章は、菊の花弁を図案化した天皇家のシンボルであり、日本人にとても馴染みの深い紋章だと思います
パスポートとか
菊を描いた紋章には、花弁の枚数や重なり方によって異なるデザインがあります
一重菊は花弁が一重に描かれ、八重菊は花弁が重なっているように見えるデザインです
パスポートの菊家紋章は一重菊であり
花弁が重なる皇室の紋章は八重菊で、「十六八重表菊」と呼ばれる16枚の花弁が表を向いて重なっています
また、菊の紋章は通常正面から見た図であるが、背後から見たデザインである「裏菊」の紋章も存在し、そのうちの1つ?だと思います
「十六葉菊紋」が皇室の紋となる経緯まで書くと長くなるのでチョキン🦀( '-' 🦀 )カニチャン
𖥸イノシシ🐗
駐車場から正面の階段を上ると、狛いのしし(狛犬ではなくイノシシの姿をしてる)がお出迎えしてくれます
このお宮では、和気清麻呂公が道鏡の追手から逃れる際、数百体ものイノシシに助けられたという故事に由来して、イノシシを神の使いとして信仰しています
このような信仰は全国的には非常に珍しく
京都で有名な所だと護王神社とかですかね?
𖥸健脚守
由来でお話した、道鏡に足の筋を切られた清麻呂公が、(現・足立山)麓にある霊泉に浸かり、足が完治したことから
今でも多くの参拝者が、足や腰の完治を願い、また、より長きに渡る健脚を願い、訪れるそうです
この健脚守(けんきゃくまもり)は、足腰の具合が良くない方だけでなく、スポーツや登山をされる方なども願掛けをしてお供えされています
また、1歳の初誕生祝いにも用いられるそうです
下宮から登山して約90分のところに上宮があるのですが…
いつか…健脚守をお供えして登ってみたいですね☺️
90分はちょっと初めて挑戦するには怖いので💦
この上宮がHPに写真が載っており、すごい神秘的な場所で行きたいのです✨️🥺
𖥸御朱印
直書きでした︎👍🏻 ̖́-
ちなみに、足立山妙見宮と神社に併設する薬師堂の2種類があって今回は足立山妙見宮の御朱印を頂きました🙏
限定御朱印などもあって、足立山妙見宮の公式𝐈𝐧𝐬𝐭𝐚𝐠𝐫𝐚𝐦でお知らせしてるみたいなので、狙って行っても良いかもですね♪♪
𖥸住所、アクセス
〒802-0041 福岡県北九州市小倉北区妙見町17-1
𖥸TikTok
足立山妙見宮の動画(31秒)も投稿してますので、見て頂けると嬉しいです♪̊̈♪̆̈
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https://vt.tiktok.com/ZSFtrQ4Tn/
読んで頂きありがとうございました🙏🏻´-