北海道での御祝儀文化と水引との出会い
こんばんは。
贈りたいアクセサリー の napuniwa です。
今日は、私が今、主として作っている「水引アクセサリー」を始めるきっかけのお話をしたいと思います。
さて、
水引ってご存知ですか?
そう、結婚式でよく見る御祝儀袋のあの綺麗な飾りに使われるものです。
水引の歴史はとてつもなく古く、推古天皇の時代にまでさかのぼります。
金属、鉄、針金・・・
とりあえず、アルミだろうが、ステンレスだろうが、金物で出来ているように見えて、
紙を厚く固めた分厚いこよりみたいな・・・つまり”紙”です。
とても硬くしてあって、針金のように見えるけれど、ずーーーーっとひたすらに水につけておけば、だんだん、だんだんとふやけてきます。
(その変化を動画にしたいと思って「24時間水につけておく」ということをしてみたことがありますが、思ったよりもさもさにはならなかったです笑)
なので、水洗いは避けてくださいね。
汚れた時は、ウエットティッシュで拭き取ってあげてください☺️(突然のご注意事項)
ということは置いといて・・・・
私の住む北海道では、本州の方が聞くとちょっと驚く習慣がありまして、
「結婚式に呼ばれたからと言って必ず御祝儀を持っていかなければならない」という習慣はありません👀
北海道の結婚式事情
THE・会費制
しかも生身の現金を受付でお支払いするので、なんなら折り目のついたお札でも構いません。
さすがに私は新札を用意しますが、会費は結婚式の招待状に記載されているので、その金額を持参することでOK。
自分でその会費に「気持ち」とか「上乗せ」とかする必要はありません。
「じゃあ御祝儀袋って使わないの?」というと・・・・
そうねぇ。会費だけなら使わないです。
そして私は「御祝儀」を包んだことはありません。
友人間の結婚式でも包まなないのが風習(それが会費制)なので、包む方というのは「親戚」とか「上司」とか「偉い人」とかそういう方でしょうか。
結婚式当日、別途、お祝いを渡したい!!!
という方だけ、「ご祝儀袋」を用意されて、そこに会費とは別にお祝いのお金をお包みします。(たぶんこれが本州の風習ですよね?)
ちなみに北海道に住む人が、本州で行われる結婚式(新郎新婦が本州に住んでいる)に出席するときは、「ご祝儀袋」必須です笑
東京の結婚式にやたら呼ばれていた子は「ご祝儀文化つらい」と言っておりました😂笑
なので、
私は「ご祝儀」を誰かにお渡ししたことがありません。
そして私がお祝いで贈るものは、もらう側としては「お金」が一番便利なのはわかっていましたが、相手も恐縮してしまうので、「モノ」を贈っていました。
が、前のお仕事をしていた時は秘書のようなこともしていたので、「御祝儀袋」はよく見に行っておりました。(そして購入する。)
私と御祝儀袋の頻回な接触はその頃から始まり、約10年超。
そのたび、あの美しい水引飾りはどうやってできているんだろう・・🤔なんて考えながら、その美しさの世界に魅了されていきました。
そして!このね!!
選んでる時がとても眼福で😍
こんな綺麗な芸術作品をまじまじと見ることが仕事をしながら出来る!
年に数回あるお仕事として選びに行く「結婚式の御祝儀袋、ありがとう」と思ってました🤍🕊
ところが当時は、
自分で水引を結ぶことが出来るようになる日がくるなんて全く思わず。
そもそも水引って、
どうやって売っているの?
どこで売っているの?
どこで買えるの?という状況。
そんな中で作ったのがこのブレスレット。
ご依頼主は3人家族のパパさん。
「家族3人分のブレスレットは作れますか?」というものでした。
男性もつけれて、女性もつけれて、小学生のお子様もつけられる。
つまり、ユニセックス & キッズ
お子様は当時小学校低学年ぐらいの女の子。
地味すぎるものは恐らく好かれない。
かといって可愛すぎるとパパがつけにくい。
ママのお洋服コーデにも邪魔になるかもしれない。
悩みながら考えていた時に出会ったのが、
このゴールドの金属パーツで出来た4つの輪。
水引モチーフとして販売されていたパーツで、
結び名で言うと「菜の花結び」と言います。(結び名はのちに知りました)
この4つの輪に、
パパ、ママ、お子様、ご家族の未来、多幸を託すことにしました。
家族想いのパパさんからのご依頼だからこそ、
「家族おそろい」は大テーマ。譲れないポイントでした。
そうして完成した家族ブレスレットは、
腕の大きさに合わせてサイズ調整がしやすいように、留め具となるコードを通す場所を2箇所作りました。
チープさが出ないように、本革のコードを使ってます。
で、これを作ったあとですよ。
水引を!!!
本物の水引を!!!
結びたい!!!!!!!!!!
これだ!と思いました。
神社が好きで、御祝儀袋を見に行く時間を眼福といい、
伝統文化があって、ひとつひとつに願いが込められている。
「たいせつ」を「たいせつ」といい、
Precious を Present したい私にぴったりだと思ったのです!!
これが私と水引との出会い、水引アクセサリーを作りたいと思ったいきさつです。
次はそんな資材とお出かけする時のこと、どうしてそんなことをしようと思ったのか、お話したいなぁと思います。
もしよかったら、また読みにきていただけると嬉しいです(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
今日もご覧いただき、ありがとうございました(♡ᴗ͈ˬᴗ͈)