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2025年AIエージェントで日本は労働人口増加へ
こんにちは、世界中のすべての人にソフトウェアを届けたい、Nappsの代表の榎本です。2025年は「AIエージェント」の年ということで、AIエージェントってなんなの?何が変わるのをまとめてみたいと思います。
AI Agentとは?
AIエージェントは様々なところで書かれてる通りで、「ゴールに向かって自律的にタスクをこなすAI」です、わかりやすいのはシステム開発で、「顧客管理システム」を作成したいというゴールに対して、要件を分解し、APIを作成する、画面のUIを作成するなどのタスクの生成と、生み出したタスクを実行して顧客管理システムを完成させます。
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2024年は、6月に登場したSonnet3.5によって、「タスクの実行」性能が飛躍的にアップし、9月に登場したo1によってタスク分解能力が飛躍的に向上したことで、特に開発領域で一気に流行った印象があります。
実際Nappsでも開発はClineやCursorエージェントを使用し、日本語で指示する形で行い、エンジニアは、エージェントの調整と指示出しを行う現場監督になりました。
業務への応用
システム開発のように「0→1」生み出す仕事以外にも、日常のインテリジェントな対応も「AIエージェント」で可能になりました、たとえば饅頭の注文を例にとると、お客様から「こないだの饅頭ありますか?」のように、問い合わせが来た場合、これまでは「人間」がSaaSを使って注文履歴を検索、返信を作成し対応していました、AIを使うと下記のようになります。
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お客様からのリクエストに対して、判断をAIが自動で行い対応します、人間は黄色のメッセージを確認するだけでどんどん顧客対応が完了、これまで取れなかった注文をこなせるようになります。
SaaS is Deadの真相
これまでのバーティカルSaaSはデータベースに対しての「ユーザインターフェース」でした。SFA、CRMは、顧客データベースに対して入力、検索、表示を担い、人間がSaaSを使ってタスクをこなしてきましたが、これからはAIが「データベース」を使いタスクをこなします。
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先ほどの饅頭のフローではこの部分です
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パソコンがスマートフォンにチェンジしたように、システムや人間がAIにチェンジする非常に大きな波がやってきます。
Sonnet3.5でシステムが出力できるようになった今、システムはエンジニアが作るものから、AIがインテリジェントに作業を行い結果を確認へ大きくシフトします。
SFAを使うのは営業の状況を確認し、予算を達成するためにアクションするためでした。これからはAIがSFAを使い、ヨミ表の作成を行います。人間は総合指揮官としてAIや人間へのアクションを決定します
人材不足をAIエージェントでカバーする
ここまでで、AIエージェントは「人の仕事を奪う」のでは?と危惧する人もいると思いますが、実態は、やりたかったけどできなかったことをAIでできるようになるが大きいです。
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Nappsでは2024年の6月に「AI社員」を採用しませんかという呼び込みで、展示会に出展し大きな反響を得ることができました。その多くは、これまでやりたかったけどできなかった、インスタやTwitterなどのSNS運用や、営業マンしか受注できなかった、受注の支援など、人の置き換えよりも地方の人不足をAIで解決する要望が大きかったです。
実際に商談やトライアルにすすんでも、日本人は「ドラえもん」でAIへポジティブな印象を持つ方が多く、「お願いしたらやってくれる」はあらゆる業務への展開を可能にし、これまでDXは???だった、エンドユーザや地方の銀行などが、これならいけると興味を持っていただけるようになりました。
労働人口の減少する日本から「AIエージェント」は世界へと広まっていく、そのスピードはこれまでの産業転換で最も速く、今年中にはあらかた勝負が決まると考えています