[詐欺注意]一度は数学の定期テストが40点台だった私が自分なりの勉強法で京大模試偏差値81&東大模試偏差値75を手に入れて東大理一に現役合格した話
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このnoteでは私の高校生活を一年生から振り返りながら私がどのように受験数学と向き合ってきたのか、一度は定期テストの点数がクラスの下の方であった私がどのような勉強法で高偏差値の輝かしい成績を手にすることができたのかを綴っていこうと思います。
ちなみにこれが、私の模試の結果たちです。
高一の頃に定期テストで取った40点台の写真は残っていませんでした。すみません。
それでは早速本題に入っていきましょう。
高校入学前
高校に入る前の私は地元では負け知らずの天才中学生でした。五教科の中で数学は得意科目だったのに加えて、難しいで有名な大阪C問題で満点近く取れていたので「高校の数学も余裕やろ」と完全に舐めていました。今になってわかるのですが高校の数学は中学までの数学と全然違います。なのでこんな意識でいるのがそもそも間違っています。もし中学生でこのnoteを読んでる人がいたら、高校数学は中学数学と全く別物であることを心に留めていてください。
高一
入学したての私は高校数学を舐めていたので、初めて高校数学の授業を受けたとき授業スピードがとても速いことに驚きました。後から聞いた話によると、どうやら一年生の秋冬ぐらいで数ⅡBに入るため馬鹿みたいなスピードで進めていたらしいです。当時の私はその想像以上のスピードを前にして授業内容が全く耳に入らなくなっていました。
その頃に私がやっていた勉強法が「授業を全て無視して自分の勉強をする」です。この勉強法をやってる人は多いのではないでしょうか。受験生がやるなら全然問題ないと思いますが特に一年生はこの勉強法をしてはいけません。独りよがりな勉強よりもしっかり授業を聞いてその場で理解する(しようとする)のが良いです。何故なら一年生は高校の数学で何が必要なのかを理解せずに間違ったやり方を突き進めてしまいがちだからです。
実際私もその頃は授業スピードに合わせようとして高校の数学に必要不可欠な「記述」を全く書かないで勉強していました。普通に考えてこんな勉強で数学の成績が上がるわけないですね。私は一年間ずっとこの勉強法をしていたので一度だけ定期テストの点数が急上昇したことを除けば、一年生の間は成績が一切上がりませんでした。むしろ一年生の冬でテストの点数が下がり、その時の定期テストで高校人生で最低となる43点を取ってしまいました。逆にいうと、高二以降の勉強法でこの点数を高校人生の最低点にすることができました。
私の高校一年目はこのようにして終わりました。
高二
高一の終わりから高二の始めにかけて新型コロナウイルスが流行り始めて高二の始めにコロナ休みがありました。私はこの長期休み(?)をチャンスと捉えました。というのも、学校が全てオンライン授業になったので授業動画を途中で止めたり巻き戻したりして授業スピードを自分で調整できるようになったのです。しかも単純に他教科の授業内容が大幅に少なくなったのでまじめに授業を受けても午前中だけでその日の課題を終わらせることができていました。私はもはや速すぎる数学の授業スピードに合わせる必要はないのです。今までのような記述を省く勉強法を続ける必要もありません。私は有り余る午後の時間を使って好きな時間だけ数学の勉強に費やすことができました。
そのようにしてコロナ休みの間ずっと今までとは真逆の勉強法に取り組んでいました。
六月ぐらいにコロナ休みが明けて高二で初めての定期テストがありました。私はその時の数学でなんと70点を超えることができました。その時とても嬉しかったのを今でも覚えています。
私はそのあとのテストでも安定して7,80点を超える点数を取れていて、たまに90点後半を取ることもありました。これらは全てコロナ休み期間に好きな時間だけ数学の勉強に取り組んだ結果だと思います。
しかし定期テストで高得点は取れても模試でもいい成績が取れるとは限りません。定期テストの成績とは違って模試の成績は大学入試に直結するので模試の方が重要です。私は二年に受けた第一回河合全統模試で、当時志望校であった京都大学工学部情報がC判定でした。これをどう捉えるかは様々ですが、絶対浪人したくなかった私としてはせめてB判定を取りたいのでまだ足りません。なので次は模試を意識した勉強を始めました。
といっても何か特殊な勉強法をしたわけではありません。今まではサクシードという学校指定のワーク中心に勉強していたのを、赤チャート中心に勉強するように変えただけです。具体的にいうと、今までは定期テストに向けてサクシードのテスト範囲のところを完璧に仕上げるようにしていたのを、サクシードは少し(提出物のみ)にして赤チャートのテスト範囲のところを完璧に仕上げるようにしました。実際、当時は家庭学習の時間の9割以上を赤チャートに使っていました。赤チャート(青チャート)はサクシードのような学校指定のワークよりも扱う内容が広くて深いので、定期テストを超えた勉強をしたいときにおすすめです。
二年生の間はそんな感じで勉強を続けていました。この勉強法が良かったのか、河合模試の次に受けた秋の駿台模試では見事京大工学部情報でA判定を取ることができました。このようにして高一冬の定期テストで43点を取っていた私は高二秋の模試で京大A判定を取りました。
高三一学期
高三になると部活を引退する人もあらわれてきて、受験生の自覚がそろそろ芽生えてきました。ぼくの場合は部活が五月ぐらいまであったので受験勉強に本気で取り組み始めたのは六月からでした。ただ、受験勉強を始めても英語とかを優先して勉強していたので数学に関しては夏休みに入るまで高二の頃と同じ勉強法をしていました。一つ言うとすれば、この頃にパスラボと出会って動画を見続けているうちに整数問題が大好きになって最寄駅から家までチャリで帰る途中に頭の中で一橋とかの整数問題を解くようになりました。この習慣で大量の整数問題を演習できたので、整数問題は私の得意分野になりました。パスラボのような勉強系Youtuberは息抜きで見るとスキマ時間を効率的に使えるのでおすすめです。ちなみに後で詳しく説明しますが、好きな単元・科目を持っておくことはとても大きなアドバンテージになります。
受験勉強との向き合い方
ここでひとまず私の受験勉強との向き合い方を説明しようと思います。まず一番重要なのは、勉強法の答えは一つではないことです。人によって得意科目や苦手な科目は違うし、集中して勉強し続けられる時間や睡眠に必要な時間も異なります。なので「どのような勉強法が良いのか」という問いに対して全ての受験生に当てはまる答えは存在しないですし、このnoteで伝えていることも全ての受験生に当てはまるわけがありません。
ただもちろん受験勉強の最終的な目標は「志望校に受かる」です。これは全ての受験生に当てはまるでしょう。なので受験生の皆さんにはここで私が伝えていることはただの一例だと捉えてもらい、志望校に受かるために自分は何をすべきかを常に考えながら自分なりの勉強法を自分で確立してほしいです。それを踏まえた上で、私の考えを説明していきます。
私は、受験勉強は「量より質」だと思います。なぜなら「量」を重要視してしまうと受験勉強をする目的が「参考書を終わらせること」になってしまいがちだからです。志望校に合格するためには試験問題を解けるようになることが必要で、そのためには内容をしっかり理解する必要があります。しかし参考書を終わらせることが目的になってしまうと勉強内容がただ問題を解きまくるだけになってしまい、解いた問題の内容をじっくり理解することができなくなりがちです。なのでたくさんの参考書に手を出さないよう気をつけましょう。
これと同じ理由で、「参考書を〇周する」というような具体的な数字で目標を立てることも良くないです。もし参考書を周回したいなら「参考書の内容を理解できるまで周回する」というような目標を立てるようにしましょう。
私はStudyplusを使っていませんでした。理由は「質より量」と同じで、勉強時間を管理するStudyplusを使うと自分が勉強時間を意識しすぎてしまって勉強の質が落ちてしまうと思ったからです。加えてStudyplusを使うとその流れでYouTubeを見てしまいそうだったことも理由の一つです。まあ、いちいち勉強時間を記録するのが面倒だっただけなんですけど。
そして、多くの受験生が悩むであろう二次試験の過去問演習についても説明します。まず演習を始める時期は、基礎固めが終了した夏休み明けからで良いと思います。解いてみて、もしまだ問題が解けないのだとしたらそこで初めて優しい理系数学やプラチカ等の少し難しめの参考書で演習すれば良いでしょう。
過去問演習で一番大切なことは、時間設定や記述を全部本番と同じようにして解くことです。数学の二次試験は(私立以外は基本)記述式なので二次試験で問われているのは問題の答えを出す能力ではなく、制限時間内に過程も含めた問題の解答を正しく読める字で記述する能力です。なので過去問演習でも本番を意識して時間内に記述もしっかり書いて解くことがとても重要です。
過去問演習に使う参考書は、これは全ての教科に言えることですがもし青本が売られているのであれば必ず青本を使いましょう。赤本よりも青本の方が解説が詳しいです。例えば数学なら別解をたくさん紹介してくれます。しかし東京大学の英語は例外で、赤本(竹岡広信編著)の方が解説が詳しいです。
あと睡眠はとりましょう。睡眠不足だと勉強しても全然集中できなくてその日一日勉強した意味が全てなくなってしまいます。十分な睡眠を取るのは長い時間勉強するよりもとても大事です。
高三夏休み
高三の夏休みといえば、基礎固めです。これは入試が2月にある大学であれば志望校がどこだろうと変わりません。私は一対一シリーズを解いていました。程よい難易度で基礎的な事柄を再確認できるのでおすすめです。
この時期には冠模試があります。私はまだ志望校が決まっていなかったので東大実戦と京大実戦を受けました。結果は、東大実戦で数学の偏差値が75.1(81/120)、京大実戦で数学の偏差値が81.5(173/200)を取ることができて、第一志望の理一も工学部情報もA判定でした。東大実戦も京大実戦も整数問題を完答(ここでの完答とは一つの大問で満点を取れたという意味)できたので、下校中に問題演習をしていたのが良かったのだと思います。
高三秋〜共通テスト前
前述した通り、この時期ぐらいから過去問演習をしていきましょう。私は夏の冠模試の結果で志望校を東大に決めたので冠模試が返却された九月末あたりから過去問演習を始めました。本番と同じように時間を測ってやることが本当に大切です。私が通っていた高校では放課後19時まで残って勉強することができたので、16時から18時半まで過去問演習し、残りの時間で採点、家に帰ってやり直しというルーティンで毎週演習していました。このように毎週やることを決めて勉強を習慣づけることで苦もなく勉強を始められるのでこれはおすすめの勉強法です。
また、夏休み明けから駿台に通い始めました。夏の冠模試の成績が良かったのでエクストラ数学というレベルの高い授業を受けることができました。講師は三森師という関西でも評判の先生で、その人気は授業で配られるプリントがメルカリで高値で売買されるほどです。
私はその授業で空間図形を代数的に解く方法や体系的な確率の問題の解き方など、さまざまな入試問題で通用するような一般的でかつ学校では教えてくれないテクニックを教えていただきました。しかも解説も解答添削もとても丁寧で、授業後に毎回復習用の問題をたくさん配布してくれます。本当におすすめの授業なので関西圏に住んでいて、数学力を極限まで高めたい人はぜひ受けてみてください。
この頃には秋の冠模試があります。私は東大実戦と東大オープンを受けました。結果は東大実戦は数学の偏差値が76.0(74/120)で、東大オープンは数学の偏差値が72.8(92/120)でした。両方とも理一A判定でした。この模試でも整数問題は完答(ここでの完答とは一つの大問で満点を取れたという意味)でした。好きこそものの上手なれとはこのことです。
冠模試が返却されても私の勉強法は全く変わりませんでした。毎週過去問を解き、毎週塾に通い、出された復習問題を解くのが習慣になっていました。この頃から数学の勉強が大好きになっていました。
数学に限らず、何か勉強関連のものを一つ好きになるのはとても強いです。というのも、何か一つ好きなことができるとその勉強が楽しくなります。こうなると面白くない教科を勉強していて飽きてきた時に気晴らしで好きな教科をやる、みたいな感じで無限に勉強をし続けることができます。当時の私は英語が嫌いだったので英語の勉強をして嫌になってくると数学の問題(上級問題精講を使っていた)を一問解いてリフレッシュしていました。この勉強法のおかげで常に勉強し続けて他の教科の成績も伸ばしながら、圧倒的な数学力をつけることができました。
共通テスト対策の時期になっても私は二次対策を続けていました。まあ東大京大レベルの人は共通テストなんて対策しなくても90点超えて当たり前ですよね。東大京大レベルだと二次試験の比重が重く、共通テストが難しくなったからといってあまり差がつくようなこともないと思うので共通テスト対策は必要ないでしょう。そんな感じで二次対策をやりまくっていた私はそのまま共通テストを乗り越えました。結果はⅠAが95点で、ⅡBが96点でした。なぜここまで大成功したのかは正直あまりわかりません。運が良かったのかもしれませんね。
二次試験直前期
いよいよ直前期になりました。後は本番を意識して問題演習を繰り返すだけです。ここまできたらほとんどの受験生が自分なりの勉強法を確立していると思います。逆に確立できていない人はやばいです。私は今までと同様に、本番を意識して過去問を解きまくっていました。東大理系数学27ヵ年を解き終えて過去問がなくなったら東大実戦の過去問集を買って解いていました。私は量よりも質を大切にしていたのでこれ以上過去問集を買うことはありませんでした。まあ27ヵ年だけでも十分な量があると思いますが。この時期になると体調を崩しやすいので風邪とインフルとコロナに気をつけて頑張りましょう。
二次試験本番
二次試験本番の過ごし方も本当に人それぞれで、試験場に実家から行く人とかホテルに泊まる人とかさまざまなので自分に合った過ごし方をすればいいと思います。私は関西から出てきて東大近くのホテルに泊まっていたので、前日は観光していました。秋葉原楽しかったです。ただ、前日に勉強(というよりは最終確認)するのもいいと思います。私は寝る前に学校で配布してくれた三角関数の積分まとめプリントを解いていました。そして21時には寝る準備をしてベッドに入りました。やはり前日なので深夜1時ぐらいまで寝れませんでしたが、早めに横になっていたので体を休めることができました。やっぱり睡眠は大事です。
本番直前で一番大切なのは自分の精神を安定にすることです。二次試験本番の昼休みは、ここで勉強して焦ってしまわないようにずっと本郷キャンパスを一人でうろちょろ散歩していました。どこかの男子校が集団になってガヤガヤしていたのを見て「私立中高一貫の名門校なんやろなぁ、さすが東大」と勝手に決めつけていました。
そして試験本番。日頃から本番を意識して過去問演習を心がけていたので特にテンパることなく解き進めることができました。前日の最終確認が役に立つ場面が出てきてなんか嬉しかったです。結果は五完(ここでの完答とは大問一つ解き終えたという意味)で、大問四だけ白紙でした。
こうして僕の受験数学人生は幕を閉じました。
最後に
ここまで私が紹介した勉強法(と勉強との向き合い方)をまとめます。
・一年生の頃は授業をよく聞く、独りよがりの勉強法はダメ
・定期テストに合わせて勉強を進める
・模試の対策には学校のワークではなく赤(青)チャート
・赤本よりも青本
・本番を意識して過去問演習する
・量より質を重視する
・睡眠は超重要
・毎週、毎日やることを決めて習慣にする
・好きな単元・科目を持っておくと強い
ただ受験生の皆さんに注意しておいてほしいのは、「自分を信じることが一番大事」だということです。私はここまでこのnoteでいろんな勉強法や受験勉強との向き合い方を紹介してきましたが、これはただの一例です。これを参考にして成績を伸ばす受験生はもちろんいると思いますが全受験生がこれを参考にして成績が上がるとは全く思っていません。結局自分のことは自分で決めないといけません。少し矛盾することを言うと、こんなどこの誰だかわからないような一般東大生の言うことを信じるよりも自分自身が考えて決めたことを信じて受験勉強に取り組んでいく方が絶対に良い結果が出ます。なので、これからは自力で頑張ってください。自分の人生に成功をもたらせる人間は自分しかいません。全ての受験生が自分を信じて、自分がこれまでやってきたことを信じて、自信に満ち溢れた顔で入試本番に挑めることを心から願っています。
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とまあ良い感じに終わらせたところで皆さんに謝らないといけないことがあります。実は、私はこのnoteで皆さんを誤解させるような表現をわざと多用しています。もちろん私は決して嘘をついていません。ここで述べたことは全て本当に私が経験したことであり、本当に私が思っていることです。しかし、もしこれを読んでいる貴方が私のことを「昔は成績が悪かったけど独自の勉強法で成績を急上昇させた人」だと思っているのであれば、あなたは誤解しています。実際の私は、数学に関しては常に学年のトップクラスに位置する優等生でした。数学の定期テストは一度だけ諸事情で43点を取ってしまったことを除けば基本的に90点を超えていて、学年一位を取ることも度々ありました。しかも、受験勉強を始める前までは授業中とテスト期間しか勉強していませんでした。
叙述トリックという言葉を聞いたことはありますか?聞いたことがないひとはググってみてください。私はこのnoteで叙述トリックをたくさん使っています(使っているつもりです)。受験生の皆さん、そして真面目にこのnoteを読み進めていただいた皆さん、こんなことをして本当に申し訳ありませんでした。返金申請はいくらでも受け付けているので、もし気分を害された方がいらっしゃるなら遠慮なく返金手続きしていただきたいです。
これは叙述トリックなので、もちろん私はこのnoteで全く嘘をついていません。もしこのnoteをまだ読んでくださっているのならこれらの事実を踏まえてもう一度最初から読み返してみることをお勧めします。
ではここから、上で綴った文章の中から誤解されそうな表現をいくつか抜粋して解説していこうと思います。
と思いましたが、いざ原稿を書いてみると自分が高校時代に繰り返してきた鼻につく言動を今になって取り上げて解説しまくるという、書き手も読み手も鬱陶しくて誰も幸せにならない文章が書き上げられてしまったのでやっぱり解説はやめます。もしどうしても知りたいという方がいらっしゃればいつでもTwitter(@nappnoaccount)のDMに質問しにきてください。また、購入者特典ということで勉強面の相談とかこのnoteについての質問とかあればいつでも受け付けるので、いつでもDMにいらっしゃってください。
これでこのnoteは終わりにしようと思います。誤解されるような、しかも読み手を不快にさせてしまうような内容を書いてしまい申し訳ありませんでした。そして、最後まで読んでいただいて本当にありがとうございました。
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