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娘、1歳になる


先日1歳になった娘。
せっかくなのでこれまでの育児のことを振り返ってみようと思う。

0ヶ月
まず、産後6日間の入院生活から怒涛だった。こんなに授乳することが大変だと思わなかったし、体は全然回復しないし、会陰切開の傷も痛いし、ホルモンバランスで2日目にはメンタル崩壊するし、胸が急激に張って痛いし…。娘はとても可愛いのだけど、体も心もついていかなくて何度も泣けてくる。鳩とか他の動物も産前産後って攻撃になることが多いと思うのだが、まさにそんな感じ。攻撃的にもなるし、メソメソもする。退院後は3週間里帰りしたが、親にイライラしてしまうことも多かった。
体が回復しない中の寝不足、ホルモン攻撃は本当にきつかった。新生児期はだいたい3時間おきに授乳するとは聞いていたが、3時間の間は休めると勘違いしていた。実際は泣いて起きる→授乳→ミルク作って追加→ミルク吐き戻す→着替えとおむつ替え→寝かしつけ→片付けとやること盛りだくさんで実際自分が布団に横になれる時間は寝られるのは2時間もない。もっとこの大変さを世の母たちは声を大にして伝えていっていいと思うのだ。
出産も新生児期の育児も甘ったれの私にはしんどすぎて、世の母たちを大尊敬した。本当にすごすぎるし、もっと労わってもらえるような環境や制度があってもいいと思った。
大変さばかりを書いたが、新生児期特有のほにゃほにゃした可愛さは何とも言えなかった。今の体が回復した状態の自分でもう一度あの頃の娘をだっこできたらいいのに、と思ってしまう。

1~3ヶ月
この3ヶ月は夫が育休をとってくれていた。が、ツーオペでもひぃひぃ言っていた。娘は一人でベビーベッドでもにょもにょしていてくれる時間はほとんどないタイプだった。だっこかベビーカーか車かじゃないと泣き出すので基本的にどっちかがだっこしている状態だった。
夜は初めの寝かしつけだけ頑張れば後は3~6時間おきに起きる感じで、授乳したらすぐ寝てくれたのでよかったのだが、日中はベビーベッドではあまり長く寝てくれないので、コアラみたいにくっついたまま昼寝することが多かった。なーんにもできないので諦めてそんな時間はネットフリックスやアマプラで楽しんでいた。お昼寝も布団でするようになった今となってはなつかしく、愛おしい姿だ。
だっこマンだったのと大人との関わりが薄いことがツーオペでも精神的にきつくなることも多く、1ヶ月健診を終えてからはおでかけもけっこうした。ベビーカーや車で寝てくれる時期だったので、お出かけの方が落ち着いていたりもした。
この時期は本当に夫の育休がなかったら私は乗り越えられなかったと思う。家事なんて一切できなかっただろうし、いろんな意味で崩壊していただろう。欲を言えば半年取ってほしかったが、3ヶ月でもありがたかった。でも、もっともっと男性の育休が当たり前になってほしい。ありがたい!とか思わずに、誰もが当たり前にに2人で育児するという選択もできるようになればいいのに、と思う。
さて、娘の成長はというと、3か月が終わるころにベビーベッドに下ろしたら自分の指をちゅっちゅして寝ていく睡眠優良児になった。(夜に限るが。)
自分の声に気づいたのか、朝起きてすぐに発声練習をするようになった。首もほぼ座り、寝返りしそうな動きも見せるようになった。寝ている間に首を左右にぶんぶん振り回したり、かかと落としをよくしていた。おかげで寝相が悪く、まだ寝返りしないのによくベビーベッドの柵に足が引っ掛かっていた。

4~6ヶ月
夫の育休が終わり、平日のワンオペスタート。
娘は見えるものにどんどん興味が出てきて、今までは散歩がてらスーパーに歩いていくとだいたいそれがお昼寝になっていたのだが、この頃はお散歩にいくとキョロキョロと興味深そうにまわりをじーっと見ていた。帰宅してベビーベッドに下ろすと少し泣いた後に30分だけだが一人で寝るようになった。まとまってお昼寝ができないタイプだったので30分の昼寝を1日に何回かする子だった。まとまって寝れるように抱っこひもで1,2時間寝かす日もあった。
この頃に少し早めの人見知りも始まった。娘が5ヶ月の頃に引っ越したのだが、人見知りがすごくて両方の両親が手伝いに来てくれたものの、泣きまくって大変だった。ちなみに我が家は引越しをする5ヶ月まで沐浴スタイルでお風呂を済ませていた。
寝返りもできるようになり、少しずつ一人で遊ぶ時間も増えてきた。30分しか寝ないものの、朝はメリーで遊んでいるうちに疲れて一人で寝てくれていることも多かった。

7~9ヶ月
徐々にずりばい→ハイハイするようになり、活動範囲が広がるとおもちゃや絵本で楽しめる時間が増えていった。お昼寝も基本的には30分ではあるもののまれに1~2時間寝てくれる日も出てきた。離乳食が始まったものの、あんまり食べが良くなかったので、そのうち食べるかーと思いながら2回食くらいまではすごくゆるゆるとやっていた。
それよりもこの頃一番苦戦したのがパパ見知りだ。4ヶ月になるまではずっと一緒に過ごしていた夫と過ごす時間が極端に減ったこと、引っ越しによる環境の変化、成長の時期的なものが重なり、夜の時間になると夫では泣き出すようになってしまった。(夜以外は夫のことも大好きな感じ)
夫も悲しそうだし、私も全部私が対応しなくてはならないのか、、、?!としんどくなった。そんな時「パパ見知り、どうすりゃいいんだー!」みたいなことをSNSに投稿したところ、友人たちが共感してくれたり、アドバイスをくれたりした。その中でも一人の子のやり方が、我が家の方針に近かったので実践した。「我が家では父も母も同じように育児や家事を行います。」というスタイルだ。子が泣くからといって夫が始めた寝る前のミルクや寝かしつけを私が代わるということは原則しないことにした。
その結果、今でも夜は夫では嫌だという雰囲気を出してくることもあるが、落ち着かせることができる程度のものになった。

10~12ヶ月
もともと「え!」とか「あ!」とかでよくしゃべっていた子ではあったが、ますます発語が盛んになった。なんとなく「おいしい」「わんわん」「いないいないばぁ」「落ちちゃった」などを雰囲気だけ言えるようになった。もともと絵本好きだったが、ますます絵本や文字に興味が出てきたようで、しなぷしゅに出てくるABCとひらがなのコーナーを気に入ってみるようになった。だいぶ子ども向けのテレビや動画を楽しんでくれるようになり、伝い歩きもできるようになったこともあり、一人で遊ぶのも上手になってきて、ワンオペ時の家事が楽になってきたと感じる時期だった。
そして、ながらく歯が生えていないかった娘だが、1歳を目前についに歯が生え始めた。ついに歯磨きデビューである。(めんどくさい)



娘、1歳おめでとう!なんやかんや順調に成長してくれてありがとう!
たまに心の余裕なくなると「もー!」って言っちゃってごめんね。
元気にすくすくたくさん笑って大きくなぁれ!

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