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洗練された「かわいい」を次々と生み出すアーティスト、おしおさんの真の魅力に迫るインタビューnote前編

この夏に開催された”Lunacian Summer Art Contest”で、数々の応募作品の中でもひときわ異才の輝きを放つおしおさんの作品。その絵はもうその瞬間を切り取っただけのものではなく、まるで前後に時間を有している夏の思い出のように感じるほどです。

このような素晴らしい作品が、一体どのようにして生み出されてくるのか、、、

そのルーツを探るべく、ご本人に今回の応募作品やアーティスト活動に関してインタビューをさせていただきました。


普段は知り得ない、作品の裏側のお話、、、
ご回答いただいた内容を記事にさせていただこうと思います。

Q、今回のコンテストに応募するにあたって、当初から相当気合が入っていたように見受けられましたが、参加を決意した時の意気込みはどんな感じだったでしょうか?

おしお「私にとって初めてのAxieの大きなアートコンテストだったので、自分が昨年11月にAxieをはじめてからAxieを描き続けてきたことを発揮できる舞台だとわくわくする気持ちでした。そして、日本のAxieアーティストとして、恥ずかしくないような、見た人がおしおさんが優勝する!と思ってもらえる絵を目指しました。」

日本国内にとどまらず世界中のAxieファンに対してのアーティストとしての強い思いが、参加への意気込みを後押ししてくれたようです。

そんな気合いから生み出されたおしおさんの作品は、言わば本当に今までの集大成を成した最高傑作と言っても過言ではない仕上がりになりました。

Q、今回の作品のコンセプト等はどのようにして決まったのでしょうか?

おしお「夏をイメージするものをひたすら調べてメモをしながら、日本の夏のモチーフがとても魅力的だったので、日本の夏の思い出をコンセプトにしました。
日本人の私が日本の夏を描くことで、海外のアーティストには描けない夏を表現できると思いました。そして、わたしはAxieをスイーツにするアーティストなので、私なりのオリジナリティとして、かき氷を大きく描きました。」

Lunacian Summer Art Contest応募作品
created by おしお

大きなかき氷を中心に花火やうちわ、提灯に蚊取り線香、日本のお祭りには欠かせない金魚掬いや水風船、りんご飴など、かき氷のトッピングのように日本の夏がふんだんに盛り込まれています。
夏の代名詞としてひまわりは良く描かれますが、あさがおやつぼみを取り入れた表現が、テーマへの細かなこだわりを強く感じさせてくれます。

以前の記事でも紹介させていただきましたが、おしおさんはAxieをモチーフにしたNFTクリエイターでAxieとスイーツのコラボアートやAxieが擬人化した女の子のイラストのコレクションを手掛けています。

"cupchie" Collection

7/15日に東京で開催されたAxieオフ会では、ご自身の作品の展示も行っており、販売されたNFTは全て完売。国内外を問わず今もたくさんのファンを増やしつつ躍進を続けるアーティストです。

オフ会の模様は以前の記事にありますので、ぜひご覧になって下さい。

ここからは、普段はあまり知ることのできない制作の裏側に深掘ってお話を伺っていきます。

Q、今回の作品はどのような工程で制作されていったのでしょうか?

おしお「まず初めに、描きたいもののアイデアを調べながら探してまとめていきました。そこからイメージを考えて、大ラフを描きます。」

「大ラフ」

おしお「次は、そのラフを整えながら着彩ラフを描いていきます。」

「色ラフ」

おしお「次に線画を描いていきます。」

「線画」

おしお「線画に沿って塗り分けをしていきます。」

塗り分け

おしお「塗り分けが終わったら、今度はひとつひとつ丁寧に陰影や質感をつけていきます。この作業が絵を描く中で一番好きです。」

陰影や質感をつけて

おしお「最後に調整や描き込みをしていって、さらに雰囲気や質感を作っていって満足できたら完成です!」

完成!

Q、完成までにはどれくらいの時間がかかったのでしょうか?

おしお「描き始めると2時間くらいは集中して描きます。一日の作業時間はだいたい2〜5時間くらい。今回の作品は4日間で、だいたいトータルで15時間くらいの作業時間だと思います。最後の日の夜は5時間集中していったん完成させて、早朝に早起きして2時間の仕上げ作業をしました。」

おそらく多くの人が、作品をパッと見て綺麗だな、素敵だな、かわいいな、と思っても、見ている時間はほんの一瞬、、、その一瞬のために、アーティストはこれだけの時間をかけているのですね。

今後はもっと丁寧にじっくりと、ひとつひとつの作品を楽しませていただこうと思います。

こうして、たくさんの人を惹きつける作品を描き上げたおしおさんですが、作品ツイートを見るとすごい数のいいねとRTになってます。


Q、おしおさん自身もたくさんの方の作品をご覧になっているようですが、特にいいなと思ったものや魅力的な作品などはどういった感じのものがありましたか?

おしお「本人のオリジナリティ重視の絵だととても魅力的に感じます。
例えばアルちゃんの弟さん(Kaspさん)の作品は、サイケでカラフルで誰とも被らないアートです。」

おしお「また、今回海のアートがあまりにも多いので、海以外のモチーフをメインに置いた作品が特に見てて楽しく感じます。」

おしお「とはいえ、Axieアートをこんなにたくさんみられて私は幸せです!」

Axieやアートをはじめたくさんの作品に対しての純粋な愛やリスペクトが、多くの人に愛されるおしお作品の根源にあるんだと感じました。

Q、ではコンテスト関連で最後の質問になりますが、完成したおしおさんの作品の見どころ、ここに注目してほしい!などあると思いますのでお聞かせ下さい。

おしお「引力のある作品にするために、鮮やか、カラフル、爽やか、キラキラ、そして描き込みをいつも以上にすることを意識しました。
全ての質感をつけた後に、目立たせたいAxieの周りはコントラストを強く、他のところは思い切って淡く塗りつぶしたりあえて弱くして、見せたいAxieが目立つよう工夫しました。
全体の印象に大きく関わる部分ではないですが、パラソルのフリル、イカリの紐の縞模様⚓️、水風船の模様など、細かいディテールに愛が宿ると唱えながら描きました。(笑)」

本当に細かいところまでこだわりが散りばめられた作品
何度も見入ってしまいます


おしおさんの Lunacian Summer Art Contest 作品制作秘話、お楽しみいただけましたでしょうか?この記事を全て読んで今一度作品に目を向けてみると、また違った楽しさを発見できるかもしれません。


それでは、前編はここまで、、、
ここまでご覧いただきありがとうございました。


後編ではもう少し幅を広げて、アーティストとしてのおしおさんにフォーカスした内容でお届けいたします。お楽しみに!!


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