組織論を基礎から学ぶ2 〜組織体制ごとの超短所〜
こんにちは。寒さにめっぽう弱いなえとるです。
気づけば師走!今年も残りわずかですね。
平成最後の夏ってめちゃくちゃSNSで見た記憶があるのですが、
平成最後の冬ってなかなか騒がれないですよね。なんででしょう。
そんなことはどうでもいいのですが、
今回は(勝手に)シリーズ化した、組織論を基礎から学ぶシリーズです。
前回の記事はこちら
〜前回の振り返り〜
企業とは、複数のヒトの集まり=組織
組織は、個人の制約を超えるために結成される
今回は組織の形態にはどのようなものがあるのかについて話していきます。
職能別部門組織
共通あるいは類似の職能ないし職務をまとめることによって部門が作られる組織。(営業部、経理部、人事部など)
収益と直接関係している部門をライン部門、
ライン部門を補佐する部門をスタッフ部門と呼ぶ。
長所:専門に特化するため、効率的な業務遂行が期待できる点
メンバーに共通項とも言える知識や実績があるため管理しやすい
短所:部門間対立が起きやすい。壁ができてしまう
各部門の業績を評価することが難しい。
(収益への貢献具合が測りにくい)
事業部制組織
商品別に部門を作る組織。一つの事業部内で業務が完結する。(スマートフォン事業部、USB事業部など)
自動車メーカーのGMや化学メーカーのデュポンが採用して普及した。
企業内企業(カンパニー制)に移行する企業もある。
長所:経営者が戦略的意思決定に専念することができる
事業部ごとで意思決定が行われるため、マネージャーの育成が進む
各事業部間にライバル心が生まれる。
短所:情報と知識が社内全体に共有されにくい。(囲い込み心理)
事業部にまたがる意思決定がしにくくなる
各事業部が経営機能を保つため、保有資源が過剰になる場合がある
各種製品の統合が難しくなる。
マトリックス組織
プロジェクトごとにメンバーが選抜される組織。複数の案件が同時進行する。この組織では、まず職能別に組織が形成された後、職能別部門とは別に案件ごとにプロジェクトが作られる。
権限系統が1人1つではなく、2つ以上ある。
この組織形態は、外部環境の流動性や不確実性が高い時に効果を発揮する。
長所:社内の様々な人とコミュニケーションが生まれ
セクショナリズムが生まれにくい。
また、新たなアイディアが生まれやすい。
メンバーに大局観が身につき、視野が広がりやすい
短所:権限系統が統一されていないため、整合性に欠ける指示もある
主導権争いが生じやすい。
権限系統の衝突から、意思決定に遅れや停止が生じることもある
有能なメンバーとそうでないメンバーで業務量が異なる。
文章を書くのに耐性がない私はここで力尽きてしまいました。。。
戦略を実行する上で、どの組織体制が自社に最適か。
続きは次回!ではでは