私を動かすもの
いつも自分のためではなく子供のためになってしまうのが親というものだろう。子供がニコニコ幸せそうな笑顔でいてくれたら、そんな幸せなことはない。
子供が学校の生活に上手く馴染めないとなったらハラハラし、いじめられたら心がチクチク痛み、反抗期にはボロボロになり、私の頭の中はそのことでいっぱいになる。
解決するためには時間もお金もいとわないという勢いだ。自分が変われるものなら変わってやりたいと心から思う。
こんなにも心を揺れ動かす存在は他にはいない。
私の周りで離婚や死別で母親がいなくなった男性達は、子供のために見違えるほど変わった。
あんなに家事が出来なかった人達が子供のためにお弁当を作ってあげている姿は感動しかない。
そこには奮い立つ子供への愛情しかないのだと思う。
人を動かすのは愛の力なんだと思い知らされる。そのためなら宇宙をも味方につけることができると思うのだ。
そんな親ばかは子供が幼い頃だけだと思っていたのに永遠に続くのだ最近痛感している。死ぬまで子供は子供。親は親なのだ。
けれど、永遠ではない。いつか、死がくる。だからこそ、今を大切に、一緒に過ごせる時間はそんなに長くはないかもしれない。
一緒の時間にたくさんの愛を注ぎたい。
私のところに来てくれてありがとう。子供が生まれた時の思いは今も変わらない。子供に教えられ元気をもらい、生きがいををもらった。
子供でなくても自分にとって、見返りを考えず愛情を注げるものをたくさん、増やそう。世界を愛でいっぱいに満たそう。
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