目、声、文字
その人が何を考えてるのか?目や顔色で読み取ろうとしますよね。それが実際に人ではなくても何を伝えたいのか、何が伝わってくるのか?
就職活動の時、迷ったのは、絵を描く事が好きでコンピューターが得意だったのでグラフィックデザイナーか、はたまた、人が好きなので人に接する仕事、どちらにしようかと迷ったあげく、人と接する仕事を選びました。
ホテルに勤めてからできた特技は、相手の目を見れば何を思っているか、だいたい分かるようになりましたし、電話での声を聞いてそのトーンで相手の心の状態が分かったり、メールのやり取りでどんな人か、などが分かるようになりました。
お客様の心を読み取ろうと神経を集中しているから小さな情報も拾い集めているのでしょう。
このような事が、初めからできた訳ではありません。入社当時は「新人か」と舌打ちされる事もあるほど、できていなかったのです。
「新人か」と言われたら、膨れっ面になってしまうありさま。自分のどこがダメなのか分からず、何が上手くいっていないのか分からず辛らい日々を送りました。
後輩が入ってくると後輩に舐められたくなくて、男性の前では、男性に負けたくなくて、同僚が出世すると、同僚に抜かされたくなくて、とんがって、突っ走り、仕事に一生懸命でした。
そんな頃は、名指しで態度が悪いとお客様から指摘を受けてしまう事も多くて、毎日必死で仕事に頑張っているつもりなのに、なんでこうなってしまうのかと落ち込んだ日々もありました。
そのうち、お客様の苦情に対応しなければならなくなりました。何度も怒られ、何度も悪化させ、何度も泣かされて、お客様を怖いと思う事も多くなりました。
それでも、お客様の話を親身に聞き、お客様の気持ちになってお伺いする事でお客様の気持ちが分かり、愛おしく、繋がったような感覚を覚えました。それ以来その感覚をゴールに置いて人と話すようになりました。
そうすると、会話の中に、ゴールにたどり着くまでのたくさんのヒントが隠されている事が分かるようになりました。それに加えて、目、声、文字などにヒントが隠れていて謎解きのように、どの方向にゴールがあるのか照らし出してくれるのです。
誰かとの関係を良くしたいと思った時は、ぜひ、謎解きを成功させてゴールにたどり着いて下さい。
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