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シティリーグ優勝! インテレオンVMAX

初めまして。ナップと申します。10/31日(土)に秋葉原で行われたシティリーグで優勝することができました。インテレオンを使用していたので、驚かれた方もいたと思います。今回はそのデッキを紹介しようと思います。 記事は全文無料で公開します。もし、気に入っていただけた方は投げ銭をお願いします。また、初めて記事を書くので至らない点はご容赦ください。

デッキ選択経緯

インテレオンを選択した経緯として、雷タイプの使用率の低さがあります。というかこれがかなり大きいです。セキタンザンの増加、ムゲンダイナへの不安定さから、使いづらいと判断しました。残りはミュウの採用率の低さです。新弾で望遠スコープというベンチ狙撃デッキへの強化が入ったものの、それを採用したメジャーなデッキが出ていないため、ベンチ狙撃への意識が低いと判断しました。ダイバレットを早い段階から撃てた試合での制圧力の高さは知っていたので、現在の環境を見て、これはいけると思い選択しました。また、三神ザシアンとそれに強いブルーレシリザを重く見ていたため、それらに強く出れる点が魅力でした。

デッキコンセプト

先2ダイバレットの制圧力の高さがコンセプトです。先2で撃てれば先3でサイドを5枚とることもできます。2ターン目にダイバレットを撃つには、インテレオンVMAX とモスノウが盤面に必要です。そのため、1ターン目にそれぞれの進化前を盤面に置く必要があります。また、モスノウはエネ加速をベンチの水ポケモンにしか行えません。そのため、エネ加速時にインテレオンはベンチにいる必要があります。これらの高い要求値をできるだけ安定して満たすことができるように組んだのが今回の構築です。よって、安定感を下げる不純物はできるだけ採用していません。以下常態。

デッキレシピ

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採用カード解説

・インテレオンV  4 枚

1ターン目に置きたいカードなので最大枚数。余った分はよくポケモン通信のコストになる。

・インテレオンVMAX  3枚

2ターン目に盤面に置ければ良い点、最大でも2枚しか使わない点から3枚。

・ジラーチ  3枚

スタートしたいポケモン。キャプチャーエネルギーでよく呼ばれる。枠の都合で3枚。

・ユキハミ  3枚

1ターン目に絶対置きたいカード。これさえ置いておけば2ターン目にスイクンでも殴れる。強い意志を持って3枚。

・モスノウ  2枚

2ターン目に置ければ良い点、エネをつけ終わった後は仕事を終える点から2枚。

・スイクン  1枚

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偉いという言葉がよく似合う。逃げ1である点、水エネが殴った時に手札に戻ってくる点、相手のサイドをずらすことができる点から採用。

・デデンネGX  1枚

ブリーダーの採用により、入ってきた1枚。ブリーダーを使うターンにドローしたくなることがあるため、採用。無人発電所が置かれると盤面に出てくることはなくなる。いかにも発電所と相性良さそうな見た目なのに。

・クロバットV  1枚

無人発電所で止まらないドロー枠。ベンチ枠が厳しいデッキなのでデデンネと1枚ずつ。

・ワタシラガV  1枚

個人的に信頼しているカード。無人発電所で止まらない。最後のターンにボスの指令を拾って勝つこともあれば、中盤に博士やマリィを拾うこともある。

・クイックボール  4枚

言うまでもなく最大枚数。

・ポケモン通信 2枚

ポケモンを19枚採用している点、山札から進化させるブリーダーと相性が良い点から採用。ただし、ブリーダーを使った後は腐りがちなので2枚。

・たっぷりバケツ  3枚

2ターン目に欲しい1枚。ジラーチの願い星からエネルギーに触ることができる。エネをデッキから抜くので中盤以降の願い星が強くなる。水エネ8枚に対して妥当な枚数の3枚。

・ポケモン入れ替え 4枚

ジラーチ型なら迷わず4枚。

・エスケープボード 1枚

アブソル意識で1枚に抑えたが、あまり多くなかったので増やしても良いかもしれない。一応冒険のカバンからも触れるので、特に1枚でも困りはしなかった。

・望遠スコープ  2枚

インテレオンの強さを1.5倍にしているカード。2回殴ると勝手に相手のベンチのデデンネが倒れており、ボーナスでサイドを2枚もらえる。ツールスクラッパーで剥がされてしまうと2パンができなくなるので、貼りどころが難しい。マッチにもよるが、相手のツールスクラッパーが消費されるまで、同時に2枚盤面に貼ることはない。

・冒険のカバン  1枚

現物を少なくしているので必要な1枚。望遠スコープを同時に2枚貼れないため、相手に手札を流された際にも道具を回収できる。

・ツールスクラッパー  1枚

このデッキでは珍しい不純物。相手のお守りを絶対に割りたいため、採用。デデンネやクロバット、ワタシラガ等のお守りは絶対に破壊しなければならない。相手のデッキにお守りが入っていないと判断した場合は雑に使ってもいいが、そうでない場合は慎重に使わなければならない。

・博士の研究  4枚

剣盾最強サポートにつき4枚

・ポケモンブリーダーの育成 3枚

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誰も使っていなかったカード。シティ3日前まで存在すら忘れていた。以前はしんかのおこうとポケモン通信を多投し、博士とマリィで回していたが、安定感に欠け、途方に暮れていた。何か良いカードはないかとカードリストを眺めている時に出会い、採用を決めた。試合中に1回使うかどうかのカードだが、先2ダイバレットの強さを信じて3枚採用。

・マリィ 2枚

ブリーダーの採用により、数を減らして2枚。リセットスタンプを採用していないことから、唯一相手の手札を流せるカード。対コズガ等にはワタシラガで拾うこともある。

・ボスの指令 2枚

ベンチを狙撃できるため、他のデッキよりやや価値が低く、2枚。ワタシラガで拾う頻度No.1。

・水エネルギー  8枚

ルリナを不採用にしたため、キャプチャーエネルギーと併せて気持ち多めに採用。インテレオン2体がそれぞれ3枚ずつ、スイクンが1枚(技で手札に2枚戻ってくる)エネルギーを消費するため、十分な枚数になっている。気持ち多めに採用することで、1ターン目に気兼ねなくキャプチャーエネルギーを逃げエネに使える。

・キャプチャーエネルギー 4枚

手張り権が余るため、モスノウ型のデッキと相性が良く、スイクンとインテレオンが技に無色エネルギーを必要とするため、そちらとも相性が良い。先行1ターン目にクイックボールやポケモン通信で進化前を並べることには限界があるため、フル投入。個人的に、特殊エネルギーに触る手段がないデッキに特殊エネルギーを入れる際は3枚以上入れないと、引きたい時に引けないと感じている。また、インテレオン以外の種ポケモンを全て逃げ1で構成したため、先1でキャプチャーエネルギーをバトル場のポケモンに貼って逃げ、ジラーチをバトル場に出す動きが安定する。

不採用カード

・ジグザグマ(かんしゃくヘッド)

HP70の非GX、Vをダイバレットと併せて倒しやすくなる。また、デデンネGXを60+90+10で倒すことができるため、望遠スコープを1ターン貼らなくてもよくなる。しかし、ベンチ枠が厳しく、回収ネットも必要になるため、多くのデッキスペースを割かざるを得なくなり、不採用

・マーシャドー(リセットホール)

スタジアムを割る手段がないことから、検討した枠。キャプチャーエネルギーから、スタジアムを割ることができる。しかし、枠の問題と、どうしても割りたいスタジアムがなかったことから不採用。

・ミミッキュ(いやしジャマー)

1日通して採用しても良いと感じたカード。不純物ではあるものの、マオスイを使われることが予想より多かったため、入れる価値はある。ベンチとデッキの枠と要相談。

・メタモンプリズムスター

ブリーダーを採用する以前は採用していたが、ブリーダーから進化できないため、泣く泣く不採用。採用する場合は構築が変わるが、ウオノラゴンやグレイシアGX、アローラサンドパンGX等、びっくり1進化を採用することができる。ただし、進化前だとモスノウからエネ加速できない点は注意。

・ケルディオGX

ムゲンダイナにGX技で大ダメージを与えることができる。また、チルタリスやジュナイパーにダメージを与えることができる。しかし、おそらく特性は現環境でそこまで優位に働かないと思われる。逃げエネが2である点、欲しい場面が限定的な点から不採用。

・フリーザーGX

セキタンザンのエネがたまった時に使いたいカード。このカードを警戒した立ち回りをされなかったので採用を検討しても良いと感じた。しかし、逃げエネが2である点、GX技を打った次のターンに入れ替えが必要になる点から今回は不採用。

・しんかのおこう

ブリーダーを使った後、極端に弱くなるので不採用

・リセットスタンプ

枠に余裕があるなら採用したかったカード。一応コンセプトが先行逃げきりなのでシナジーが良いとは言えない。それでも、相手の手札を流す手段は必要なので、今回はマリィを採用。マリィはドローソースとしても使えるので、枠の節約になる。

・各種スタジアム

一切採用していないので驚かれた方もいるかもしれない。今回のコンセプトは2ターン目にダイバレットを撃つことなので、その安定性を高めるスタジアムがあれば採用していた。しかし、現スタンに採用したいと思えるスタジアムは存在しなかった。プリズムスターのスタジアムくらいは割る手段を持つべきではないかとも考えたが、サンダーマウンテンはそもそもそのマッチを切っていること、ワンダーラビリンスはそこまで痛くないことから、割り切った。当日はスタジアムが割れず、少々歯痒い思いをしたが、致命的なところではなかった。

・ルリナ

ずっと入れて調整していたが、エネの管理に気を使えば十分足りる点から不採用。スイクンは偉い。

・ウィークガードエネルギー

そもそもこのカードが必要な環境ならこのデッキを使うべきではない。特殊エネルギーに触る手段がないため、入れるなら3枚以上だと思うが、汎用性を落としてまで入れるカードではないと判断。

・ウォッシュ水エネルギー

不採用理由はウィークガードエネルギーとほぼ同じ。一応採用すれば、イベルタルGXのデスカウントGXやオーロット&ヨノワールGXのペイルムーンGXの効果を防ぐことができる。

対戦マッチ相性

・ブルーレシリザ 有利

基本的に有利だが、お守りとヒート炎エネルギーでHPが320より大きくなることがあるので、ツールスクラッパーを雑に使ってはならない。

・超ミュウ 有利

序盤にイカを優先して倒せば相手の動きが制限される。マーイーカはHPが60なので倒しやすい。

・三神ザシアン やや有利

お互い順当に回れば負けることはない。オルタージェネシスGXの返しにダイバレットを当てれば勝てるので、序盤はそれを目指す。一応GX技の返しにスイクンで殴っても間に合わないことはないが、終盤の要求値が上がる。

・コズガ やや有利

インテレオンVMAX2体とスイクンを押しつける。ダイバレットでベンチのオドリドリやクロバットもとることができれば、十分サイドが間に合う。

・ムゲンダイナ 五分

後1でジラーチが出鼻を挫かれると少し厳しくなる。サイドは3-2-1でとる。

・セキタンザン やや不利

早い段階でカルゴをとらないとボスやマオスイで好き勝手されてしまうので、ダイバレットのベンチ狙撃はマグカルゴを優先する。2体目のカルゴが出てきたら、3-1-1-1、出てこないなら3-2-1でサイドをとる。一応後攻を取らされた場合、インテレオンVの狙い撃ちでメタモンをとることができる。

ルカザシザマ 不利

マオスイを使われると負ける対面。実はこのデッキも切り気味だった。勝率を取ろうとすると大きく構築が歪む点、使用率がそれ程高くない点から割り切っていたが、当日はきっちり2回当たった。ザマゼンタを2体押し付けられると厳しいが、ザマザンタもインテレオンVを1パンできないため、ツールスクラッパーをうまく使えればお互い2パンという構図になる。常にフルメタルウォールGXを撃たれることをケアする必要がある。

・雷系統 不利

いうまでもない

当日のマッチ

1回戦  コズガ 6-4○ スイクン→インテレオンVMAX2体押し付けて勝ち

2回戦  ルカザシザマ  6-1○  マオスイ使われず、ルカザシザマを1体ずつとって勝ち

3回戦  ルカザシザマ  3-6×  先2でクロバットをとられ、一度マオスイも使われたので、サイドレースが追いつくはずもなく敗北。

4回戦  超ミュウ  6-0○  先2でイカ2枚抜きできたので、そのままテンポとって勝ち

予選3-1  8位通過

準々決勝  超ミュウ  6-2○  序盤、ホラーハウスGXからサイドを先取されるも、相手がインテレオンVMAXの処理にもたつき、そのまま勝利

準決勝  マルヤクデ  6-1○  タイプ相性の有利を活かし、危なげなく勝利

決勝  セキタンザン  6-5○(Twitterでは6-4となっていますが、6-5に訂正します)  

先2でジラーチが倒され、セキタンザンにエネが3枚つく最悪の展開。   0-1

ダイバレットを2回セキタンザンに入れつつ、ベンチのカルゴを倒すが、返しにインテレオンVMAXが倒される。                    1-4

ボスでベンチの2体目のカルゴを呼び出し、スイクンで倒すが、スイクンが返しで倒される                              2-5

ダイバレットでセキタンザンを次のダイバレット圏内に押し込みつつ、ディアンシーに60点載せ、マリィを使ってお祈り。

何も引かれず、手札を流されただけで番が帰ってきたので、クロバットでボスを引き、セキタンザンとディアンシーを倒して優勝                                 6-5

終わりに

今回は環境読みの中でこのデッキを使いました。予選4試合の内、1敗しても決勝トーナメントに行ける可能性がある、今回のシティリーグならではといったデッキだと思います。少なくとも、Bレギュがある限りは環境上位には入ってきづらいデッキだとは思いますが、このようなデッキもあると覚えていただければ幸いです。何か質問がある方はTwitter @nap_wspk までお願いします。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


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