どんどんこわい。

今期朝のドラマ、最初のちょっとしか見ていなかった。話がよくわからなくて、すぐに離脱したけれど、ひどい評判を聞くに連れて近づけなくなって。
たまたま最新回を見てみたら、びっくりするくらい話が訳わからなくなっていた。

ひとつも納得できる部分がなかった。
納得というか、共感というか。

この時代は今より貨幣価値だってもう少し違っていただろうし、もっと上下関係とか人と人との感覚も違ったと思うし。
それなのに。
出来事と人物の感情とのバランスが、まったく釣り合っているようには見えなくて、いわゆるお茶の間に混乱だけを放り投げて15分が過ぎていくようだった。

昭和のドラマや映画を見て、警察なのにバズーカ砲で蹴散らしたり女子高生なのに世界を救ったり、なんじゃそりゃ!!!っていうトンデモ展開にぶっ飛ぶこともあるけれど、それに近いくらい想像を超えてきていて、ただただこわくなった。
そりゃあたくさんのつぶやきで、さぎどんどんとか反面教師による教育番組だと揶揄されても仕方ないのかも、と。

あまりにモヤモヤというか、これがあの朝の枠で……?っていうことにたまらなくなって、吐き出してしまった。
100年の物語だとか、はかない恋とか、たくさんの名作にこれまで出逢ってきて、好き嫌いはあっても楽しませてもらってきていたから、その信頼を裏切られた気持ちがあるのかもしれないなぁ。

そんなわけで、たぶんこの先も見ないけれど。
制作に携わる人や気持ちが劣るとかはないと信じたいし、適当にやっているとかではないのでしょうが。

悪いことをしたからといって、人間性のすべてが否定されるわけではないと言いたかったんだと思いたい。悪いことをしたから悪い人間だ、と言うだけならそれで終わりで、悪い事をした人間でも立ち戻ることはできるんだと、言いたかったのかなぁ。

ご当地色が打ち出されるときなのに、こんなことでは土地の人間性がまちがわれないか不安になるのもわかる。
最後の最後に少しでも取り戻して終えてほしいな。

ドラマは好きだし、ワクワクしたり驚いたり胸キュンもキラキラも楽しみたいから、これで失望感の広がりは終わりますように。



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