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ネット通販で買える「公道走行OK」電動キックボード5選

ネット通販で購入できる「公道走行可能」な電動キックボード(電動スクーター)の中から、初めてでも比較的安心して購入できそうなものを選びました。

2022年2月時点で法律上の車輛区分は原動機付き自転車(原付1種)です。ルールとマナーを守って安全に走行しましょう。
①ナンバープレートの取得
②自賠責保険の加入(万一に備えて任意保険も!)
③ヘルメット着用
④第一種原動機付自転車を運転できる免許の所持/携帯
⑤車道走行
⑥その他、道路交通法等の遵守(原動機付自転車のルール)


ネット通販で買える「公道走行OK」の電動キックボード①|COSWHEEL EV Scooter

2021年に発売された電動キックボード「COSWELL EV SCOOTER(コスウェルEVスクーター)」COSWHEEL EV SCOOTERは取り付け/取り外し可能なサドル(腰掛け)が付属しているので、気分や状況によって座り乗り/立ち乗りを選ぶことができます。


COSWHEEL EV SCOOTERの特徴がとても分かりやすい解説動画↓

COSWELLといえば、1台3役(電動バイク+ハイブリット+自転車)で使える電動バイク  COSWHEEL SMARTEV (コスウェル スマートEV)が有名です。

2021年春にクラウドファンディング「Makuake」で目標金額(100万円)に対して4000%を超える資金獲得に成功。先行販売(リターン)を実施しました。現在は一般購入できるようになっていて、Amazonではベストセラー1位に選ばれています。

AmazonでもMIRAI 1000Wを注文できるように(2022年9月発送予定)。こちらは原付二種に相当するモデル。


インパクトのある極太フレームとプロモーションビデオの白人男性モデル(ヒゲ)の印象から、COSWHEEL(コスウェル)はアメリカのメーカーだと思っていたのですが、、、実際は中国・深圳のメーカー Shenzhen Coswheel Technology Co., Ltd.の製品らしいです。


ネット通販で買える「公道走行OK」の電動キックボード|②Segway-Ninebot J-MAX

Segway-Ninebot(セグウェイナインボット)から販売されている電動キックボードの中で、日本国内での公道走行ができる唯一のモデルが J-MAX です。

日本国内の公道を走行可能な保安部品を装備した「J-MAX(ジェイマックス)」と、日本の公道では走行できない(保安部品が装備されていない)F20A/F30/F40などがあるので、間違って購入しないようにご注意。


Segwayと聞くと立ち乗りできるセルフバランススクーターで話題になった印象が強いので、Segway-Ninebot もアメリカのメーカーだと思っていたのですが、、、2015年に中国北京を拠点とする競合の Ninebot 社が Segway を買収してできたのが Segway-Ninebot だそうです。2022年現在、電動キックボードにおいて世界シェアNo.1のブランドらしい。


ネット通販で買える「公道走行OK」の電動キックボード③|HY-FLYING H100

H100の特徴は大きめなタイヤです。前輪20インチ/後輪16インチなので、COSWHEEL EV SCOOTERなど一般的な電動キックボード(前後10インチ)のホイールサイズと比べると大きいです。前輪は子ども用の自転車並み。

タイヤの大きさ(ホイールサイズ)は「乗り心地」や「安定感」に影響します。法律上は原付1種の扱いで制限速度30km/hの乗り物ですから、小さいタイヤでコロコロと走るよりも、タイヤサイズに余裕があるほうが安心して走行できます。


H100のメーカーである HY-FLYING 社は中国深圳の企業。2020年に株式会社ベルクレールがクラウドファンディングで資金調達を行い、日本国内の基準に適合させた公道走行可能モデルを販売しています。


ネット通販で買える「公道走行OK」の電動キックボード|④ENTREX RIDAM EV-SCOOTER E1

モーター出力=500Wのハイパワーな電動スクーター。体のサイズ(体重)が大きめ、坂道を走ることが多い、といった場合はモーター出力が500Wの電動スクーターがよさそう。

この「ENTREX EV-SCOOTER E1」と「COSWHEEL EV-SCOOTER」のモーター出力は500W。一方、「Segway-Ninebot J-MAX」が350W、「HY-FLYING H100」が360Wとなっています。

ENTREX「RIDAM EV-SCOOTER E1」の紹介動画↓

公道走行OKの電動キックボードの中で、本体購入価格が税込10万円以内(執筆時点でネット通販では99,800円)におさまる E1 は価格的にもお手頃。但しネット通販のレビューでは不具合の報告も多めなので購入前によく確認した上で判断してください。


ネット通販で買える「公道走行OK」の電動キックボード|⑥Aioon-01 STYLISH EV BIKE

コンパクトに折りたたみできて車載できるこのタイプの電動スクーターも人気ですが、実際に乗ってみると重心が無駄に高いところにあってちょっと怖いです。

前輪ブレーキが急だったり、発進時の加速が急だったりして、メーカーや販売者の「デザイン第一!安全性は二の次!」というスタンスがよく伝わってきます。

重心が高いところにあるので「これを普段バイクに乗らない人にネットで売るのは危険だなぁ…」と感じますが、二輪の構造や特性を理解している人がじゅうぶんに慣れて安全速度(20km/h程度)乗るなら、まあ大丈夫なのかな、、、と思います。

軽いし、、、便利だし、、、静かだし。。。

この機体に限らずですが、電動キックボード、電動スクーターは、これまで僕たちが親しんできた自転車や原付バイクなどとは異なる特性があります。

これまで自動車やバイクや自転車などの乗り物を作ってきたメーカーさんや、販売に携わってきた皆さん、自分が売ったモノで誰一人として死なないでほしいと日々願っていますよね。

「ひとつ間違えば人が死ぬねんで!!!」という安全性への意識が高く、事故を起こさせないという責任感も強いです。

ところが、残念ながら、電動モビリティの新規参入しているメーカーや販売者の中には、それらが根本的に欠けていると思わざるを得ない人達もたくさん入り混じっています。

皆さん、そうした現状を理解した上で、まずは通行の少ない場所でじゅうぶんにこの新しい乗り物に慣れてから公道に出てほしいと思います。




【余談】ネット通販で買えるけど公道走行できない電動キックボードの例|Segway-Ninebot Kickscooter F20A / F30 / F40

たとえば、Segwayの電動キックボード Segway-Ninebot Kickscooter F20A / F30 / F40 は「日本PSE取得」と書かれていますが「日本国内の公道走行は不可」です。

※注:この電動キックボードは日本国内で公道走行できません

J-MAXにあるような保安部品(サイドミラーやウインカーなど)が装備されていないためです。公式サイト上でも(実証実験などを除き)「公道での使用はできません」と明記されています。

じゃあ一体どこで乗るんだよ、という話ですが、テーマパークや大学構内(といっても不特定多数の一般車両が通行できる大学構内は道路交通法上の「道路」にあたりますが)、企業による実証実験などでの使用を想定しているようです。

じゃあなんで日本のネット通販で一般消費者向けに売ってるんだよ、という話ですが、実際にナンバー取得せずにノーヘルで違法走行しているユーザーが買って乗っています(捕まれ)。

公道走行が違法であることを認識した上で公道走行用に購入するのは間違っていますし、よく理解できていない人が誤認して購入しそうな表記の仕方もよくないですよね。ひとまわり安いし無邪気に買っちゃう。。。

最大手のSegway-Ninebotでもこんな感じなので、他の無名メーカーはもっと分かりにくい販売/表記をしているケースもあります。販売規制や制限付き緩和など、一般の利用者が安心して購入できるように整理が進んでほしいと思います。

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