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Weekly Media Log 2022.2.5

一週間飛ばしてしまいました。仕事が詰まってくるとすぐにインプットがおざなりになってしまいます。そしてリズムも崩れてゆく。その原因は、運動を毎日しないことと、他人の言動が気になってしまうこと、が僕個人としての2大要因であることが分かりました。いくら仲間であっても他人は他人。自分ができること・変えられること・影響を与えられることに、リソースを集中していきたいです。

それでは今週もmedia logを始めていきます。

News

一人一人の温室効果ガス削減量「見える化」環境省実証へ

国レベルでこの取り組みが始まったか、という印象です。
いろいろと課題があると思ってこのような取り組みは注視しています。例えば、郊外のほうは特に贅沢な暮らしをしていなくても移動手段を自動車に頼らざるを得ない、持ち家(新築)になったとたんにどっと所有物のCO2消費量が増える、子供のCO2排出量はどのように・誰に見込むのか、など、さまざまな世の中の不公平感を、より可視化してしまうことにならないか。また、個人の取り組みだけではCO2削減は手に負えなくて、国の法律(建築省エネ法とか)や電力の構成を変えるなど、国レベルの改革が求められているということをどこまで分かっているのか。面白いとは思うけれども、どこまで効果があるかは若干疑問です。


MVRDVによる、台湾・彰化県の、政府系電力会社のオペレーション施設「サン・ロック」

特徴的な外観を常に世に送り出しているMVRDVが太陽光パネルを扱うとこうなるのか、というプロジェクト。MVRDVも本格的に環境を軸に建築のことを考え始めているようです。
プレゼンテーションの抜粋を拝見すると、思った以上にプレゼンテーションでの太陽光パネルの配置の説明が丁寧にされているように感じました。手法自体は真新しさはないかもしれないけれども、ちゃんとやっている感があります。でも台湾は夏に南中高度がほぼ真上になるので、北側はパネル同士が結構影になってしまいそうですが、早朝夕方の回り込みの日射を期待しているのでしょう。


固形状として世界初、密閉空間を目標湿度に調節・維持する調湿材『TEKIjuN(適潤)』

機械に頼らずに湿度調整、というところに魅力を感じピックアップしました。
近頃は冬場でも窓を開けて換気をすることがありますが、その時に温度以上に気になるのが湿度。温度は着込めば一時的に耐えられますが、乾燥感はいかんともし難い。そんな時に、このような仕組みがあれば、湿度の回復を加湿器だけに頼らなくても済みそうです。潜熱蓄熱材や躯体蓄熱の、湿度バージョンのようなイメージにも近く、トレンドにもなんとなく乗っかっていそうです。


Book

Soft City 人間の街をつくる

人にとって豊かな都市環境を作るためのポイントが述べられており、事例やダイアグラムがわかりやすくまとめられています。
囲み型街区・歩行者と自転車の優先・人間的スケール・異なる機能の重層化・コンパクトシティ・屋外を楽しむなど、真似できそうなシンプルな工夫の数々。 匿名性の高い都市において、囲み型街区の庭のようなコミュニティがどこまで機能するか、歩車分離をすることによって安全性を確保する(歩車分離や自然と居住空間の分離)考え方の強い日本都市部において、これらのポイントがそのまま機能するかは分かりません。一方で、過度な安心安全やプライバシーの確保が、豊かな都市環境の想像の足枷になってるようにも思いました。


Music

Sakanaction/なんてったって春


春が近づくと聴きたくなる楽曲。ミニマルな音数と歌詞がお気に入りで南南西という方角をここまでオシャレに表現した人はいないはず。風で花びらの散る桜並木を歩きながら聞きたいです。
作詞をしている山口一郎さんは、言葉選びに常に精魂費やしているようで、リズム感と言葉の一体感、そしてたまに狙った空耳がすごいのです。是非聞いてみてください。

今週は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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