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weekly media log 2022.1.16

昨年もnote上で少し発信して2ヶ月足らずで終わってしまいましたが、今年はnotion上でもう少し気軽に発信していければ良いなと思っております。

いろんなメディアが増えていく中で、やはりインプットばかりではなく、アウトプットしていきたいという思いでやっています。自分自身の思考整理としての延長線上でのシェアとなりますので、内容の荒さなどはご容赦頂きつつ、チラ見して頂けると幸いです。

では、今週のmedia logです!

News

カーボンニュートラルを語るナラティブについて

カーボンニュートラルという地球規模の課題を自分ごととして捉え共感を引き起こすには、それを語るナラティブが重要であり、その手法としてシミュレーションを活用することが可能ではないかという主張でした。


一方で、シミュレーションはデータの可視化は、ある仮想的な条件であったり、断面的な抽出であり、現実世界を全て示しているわけでは無く、必ずしもリアルと一致するわけではないことも、十分に理解しておく必要があるとのこと。

僕自身、環境シミュレーションを扱うことの意義は、ストーリーの方向性をわかりやすく示すため、という側面も大きいということを考えていたので、強く共感する内容でした。一方で、シミュレーションに頼りすぎると、シミュレーションが対象とするフレームの外にあるものや数値化できないもの、定性的でふわっとしたものや私的なものが抜け落ちてしまうことが最近僕自身にも良くあるというのも事実だと痛感しています。定性的で私的な「私こう思うんだけど」「このまえこういう体験をしてこう思った」みたいなものをストーリーに入れ込むことが、共感を呼び起こすこともあり、どっちも上手く扱えるようになりたい、そのために自分のスキルを磨きつつ、実生活での体験を豊かにしていきたいと思うに至りました。共感を巻き起こす人になりたい限り。

九大大学院BeCATとは?


BeCATは、建築と都市の専門家が、これからの都市・建築のあり方を研究し、リサーチに基づく成果やそれぞれの経験を、いろいろなかたちで社会に還元していくことを目的に、2021年4月にオープンしました。これに先立つ2020年度の冬季に、ウィンタースクールをキックオフとして実施しています。

同大学の3つの建築系研究院(人間環境学研究院、総合理工学研究院、芸術工学研究院)が共同で設立したもので、「環境」をテーマに、デザインとエンジニアリングの両面を掛けあわせ、社会実装を目指した実践的な教育を行っているのが最大の特色です。

以上、引用です。

アジア・オセアニアという地域、どちらかというと蒸暑地域の環境建築をどう考えるのか、という点に特にフォーカスをしているように記事を読んでいて感じました。今後地球温暖化が進んだ際、現状よりも日本が全体的に温暖な地域になるとすると、必ずしも高気密高断熱が解にはならないかもしれない、という想いは僕自身にもあるため、BeCATの活動が気になります。

派手なシミュレーションだけでは無く、地道な地質や風土のリサーチも写真の中に見受けられ、そういった地味な情報が意外と大事だよなと再認識もしました。

11歳の少女が貯金をはたいてキャンピングカーを購入、自分だけの居心地の良い空間を作った

最後は個人的に好きな記事です。子供の頃に自分の空間を作り込んでいくときのワクワク感、とてもたまらないです。

内容は記事の通りなのですが、最近「tiny house(極小住宅)」が取り上げられることが増えてきた気がして、その中でのこの記事はタイムリーだなと感じました。

広い空間は確かに気持ちいいけど、それが住宅の場合は特に、メンテナンスも大変だし、地球への負担もかけてしまうし、お金かかるし。僕も小さい空間は割と好きなので、こういう取組は、子供に限らずもっと増えてほしい。

住宅における、空間の広さって必ずしも正義では無くて。(天井が低いのがいい、みたいなハウスメーカーのCMもありましたよね。)コンパクトにすればそれだけ地球へのインパクトは減らせるはずで、小さな敷地により多くの人が暮らせる。そのようなコンパクトシティでも、スラムのようなことではなく、豊かで和やかに暮らす方法はあるはず。ただしそれには、ハードよりも、ソフトや人と人の交流やコミュニケーションによるソリューションが重要で、それが成立しなくなったから、ハードで距離を取らざるを得なくなったんじゃないかとも言えるのではないでしょうか。

確かに東京のような都心部では、今となっては匿名性が重視される世の中ですが、そのような中でも近隣の人たちとコンパクトかつ豊かに暮らす方法を考えたいです。

Book

ブレディみかこ/他社の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ

大学院時代の先輩から勧められて読んだ本ですが、とても衝撃的な内容でした。

エンパシーを丁寧に掘り下げた良書で、論の運び方もただ論理的で直線的ではなく、紆余曲折な感じがとても読んでいて心地よかったです。

エンパシーは他人を理解するのに必要なスキルと言いつつ、エンパシーは相手の気持ちを感じ過ぎてしまう負の側面もあり、使い方にスキルが必要で、そのためにアナーキーな独立した自己とエンパシーはセットで必要だと説いています。

僕自身はエンパシーが低い方なのだろうと読みながら思いつつ、だからこそ、迷わず出来ていること、良い側面もあるのだろうなと感じた。他者を必ずしも全て理解する必要は無いし、前提として全てを理解することは不可能と考えてはいるが、社会が多様化していくのであれば、エンパシーは必須のスキルとなるのだろうと考えさせられました。

Movie

アメリカンユートピア

デイヴィット・バーンのブロードウェイミュージカルを収録・編集した映画です。話題にもなっていて、sakanaction好きであれば、きっと好きだろうということで視聴。

とても斬新な表現方法であることは間違い無く、新しいものをまざまざと見せつけられている感はひしひしと感じました。良い刺激になること間違いなしです。

一方で、現時点では、僕はあまり好みではなかったです。理由は幾つかあると思うのですが、純粋なエンターテイメントというよりは、政治的・国際的な課題や主張が含まれたスピーチのような側面もあり、それを音楽や身体によって表現している点が、僕には難しく、刺激が強すぎました。いろんな課題(場合によっては自分に直接関係のない、でも国際規模では大事な課題)を突きつけられて、そこを考えすぎると自分自身を見失ってしまいそうというか、キャパが飽和してしまいそうで、途中でシャットダウンしたくなってしまう気持ちでした。

あとは、sakanactionのほうが表現方法は多様なので、はやり彼らはすごい!と間接的に感心をしてしまいました。笑

Music

Ian Hawgood / Fractural

最近はもっぱらspotifyに選曲を頼ってますが、明快な音階や歌詞がなく、でも単なるヒーリング系ではないナチュラル系のサウンドが好きで、休憩中に何気なく流してます。こんな音楽が流れるカフェがあったらいいんだけど、意外とないんですよね。

今週は以上になります。

今年こそは地道に継続してきたい限り。

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