最強のともだち
金曜日、朝SONGSを観てから岡村和義のライブへ。時間がたっても噛み砕こうとしても感想がうまく書けない。人に聞かれたら「すごかった」という言葉しかまだでない。若くまだ売れもしない頃わずか30秒の場所にくらしていたという2人。知ったのはこのロケ。お互い、順調に歳を重ねたわけではないだろうが、この数年で近づき、2人で歌をつくるようになった。
『サメと人魚』ができたとき震えたというけれど、私も初めて聴いたとき震えた。岡村さんが本気だして曲を作ったから、斉藤さんもそれに応えて歌詞をつけたのだという。斉藤さんの真骨頂という歌詞よね。何回聴いただろう。
ステージは全く予測不可能。何が起きるかわからない。ひしひしと、岡村さんの斉藤和義愛、リスペクトが伝わる。斉藤さんのギターソロで岡村さんは気配を消す。あれだけパワフルに歌い踊っていたのに。すっと影になる。斉藤ファンにはたまらない瞬間なんだけれど、なぜか気配を消す岡村さんをもっと好きになるのだ。
岡村さんの力強い歌に斉藤さんが負けないかと思ったが、よく声が伸びていてる。斉藤さんは年齢とともにいい感じになる気がする。このユニットはたぶん今年だけだろうし、あっても数年後? 紅白でないかな。
岡村さんは人生でとても厳しいときがあったと思う。もちろん斉藤さんにもあったのだろうけれど。斉藤ファンさえも圧倒される岡村ファン達が支えたのだろう。
そして出逢った斉藤さん、最強のともだち。
打ちながらちょっと泣けてくる。
#岡村和義