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先生に何が必要なのか、みたいなことは 実質的にはほとんど言葉にできない。 共通するようなことは実はほとんどなくて、人は一人一人、そして毎瞬毎瞬違うのだ。 もしどうしても一般化が役立つような場合には、そんななところから始まるのが良い気がする。そこから先はグラデーション。大多数に同じように機能するレベルのものから個別具体のものまで。 でもスタートはいつも、一人一人違う。ということから。 そして先生だって一人一人違う。先生同士で顔を見合わせて、あなたはあなたのままでいい
授業がうまくいかない。 そんな相談を受けて授業を見に行ったことがあった。 授業がうまくいかないときは、課題を明確にするために状況を細分化して、原因を特定する必要がある。 ただし、これを頭でやると非常に時間がかかって45分以内に終わらないので、出来るだけ子どもの状態を感知する必要がある。 俺が行った教室での授業は、 先生が話し始めて、ある質問をすると子どもが次々口々に話し出し、先生がそれを制して、また授業に戻り、また質問をすると、またみんなで話し始めて、先生が苦労する
先生の子どもの観察が、どれくらい事実に基づいてなされているか、ということが、教室で過ごす上では最も重要なポイントになる。 その子は遊ぼうとしたんだろうか? 他の子を教えに行ったんだろうか? その子は反抗をしたんだろうか? それとも提案をしたんだろうか? その子はわからないのだろうか? やりたくない理由があるのだろうか? 家庭がしんどいのだろうか? 学び方が腑に落ちていないだけなのだろうか? こうした一つ一つの積み重ねが、 学級がどのように育っていくかに大きく関わる。
先生と子どもがうまくいってないときっていうのは、色んな理由があるけれども 「本当のことを言えてないとき」 というのが、かなりの確率で垣間見える。 先生が、本当に思ってることを言えてないとき。 子どもたちは非常に敏感な感性を持っているので、先生がどれくらいの心の一致度で話してるかよく観察してる。 よく、雑談の方が楽しいというのは、そこに先生のリアルさがあるからで、通常の授業との温度差をちゃんと認識しているからなのだと思う。 なので肝心なことは、 「なぜ本当のことが
俺、教育が好きなんだけど、 特に先生が好き。 先生自体も好き。 先生をやるのも好き。 そして何より、先生をサポートするのが好き。実はそれが一番好き。 前の仕事で、一番好きだったのは教室に行くことだった。 そんな風に言うとあたかも俺が「やっぱり子どもが好き」とか言いそうに聞こえるかもしれないけど、俺が好きなのは先生と子どものダイナミズムを見ること。 その中のやりとりに、必要な情報が全て溢れている。 関係性の深さ、信頼感、理解度、ノリ、流れ。 今のこの集まってい