なおやん社長の人生~サラリーマン時代 ④上京中…葛藤・諦め~
初日の仕事あと、人ごみの多い新宿を一人歩き、自分の存在意義が見いだせない気持ちで家に帰りました。
2日目からの僕は正直覚えていません。
みんなに気に入られるために自分らしさを消し、よくあるごますり営業をしていたと思います。
この人は力があるからご飯に行こうだとか、この人の誘いには断ったら駄目だとか完全に他人軸で動いていました。
組織の中で上手くやっていくには自分らしくいない方が
楽なんです。僕は無意識にその選択を取りました。
それに慣れると与えられた中でやるべきことをやって愚痴っての繰り返し。
文句も言いながらそれなりにやっていたと思います。
本社の規模が大きい利点は、波風立てなければ目立つこともないことです。(笑)
唯一覚えていることは、仲良くなった社内の先輩や後輩たちと仕事終わりや休みの日に野郎のみで遊んでいたこと。
プライベートは充実してました!
一方で仕事に対しての楽しみを見出そうとしなかった自分は相当しんどかったんだと思います。
そんなある日、グループ会社の公募推薦制度があって僕は親会社であるホールディングス人事部の採用担当責任者と話す機会を貰いました。
そこで、
「冨田君、人事採用担当したらどう?」
と話を貰いました。
丁度、採用部署が一人の公募推薦をする予定で、内々でお話をしてくれたんです。
あの時、嬉しさとワクワクがこみ上げてきたのを覚えています!
求めてくれることが久しぶりでしたので。
やってみたい!と素直に思えたのを今でも覚えています。
ただ…
波風を立てず自分らしさを消した当時の僕には、公募推薦に手を挙げる
そんな勇気なんてありませんでした…
過去、公募推薦に手を挙げた人を何人か見てきましたが、裏切り者だという人がいたり、あいつは逃げたと言う方がいたからです。
僕はそのように言われることを無意識に想像して、ビビッて手を挙げることができませんでした。
今となっては、あそこで勇気を出し手を挙げてたらどうなっていたか気になる所です。
そして2016年の秋頃、親父が東京に遊びに来てくれて、
親父の一言で僕の人生が変わっていきます…
続きはまた明日!