ギャラリーは出会いが多いPart1
降ったり止んだりの雨の中、銀座のギャラリー巡りをしてました。
公募展への応募の為に、ギャラリーを見て回り、作家やギャラリストの方々とお話をしてきました。
展示をするということは、単純に作品を飾るだけではなく、創造性や独自性、時には世の中と逆行した考えが必要だと感じました。
訪れたギャラリーを其々紹介していきます。
ソニーイメージングギャラリー
今回、展示方法やスペースなどを実際に見るため訪れました。
現在の展示は
「U35フォト&ムービーコンペティション受賞作品展」
SONYのコミュニティ「αcafé」の企画展示が開催されていました。
フォト部門、ムービー部門其々GOLD、SILVER、BRONZE毎に展示され、写真が計5枚、壁掛けのモニターに映像が5点で構成されています。
また、ソニーストアの方では入口のスペースに、鈴木知子「日常」が展示されており閲覧できるようになっています。
ソニーイメージングギャラリーは、立地としても来店客の規模としてもトップクラスで、平日の昼間でも絶えず人が入っています。
公募展用のステートメントが纏まらず、悩む日々を送っています。
CO-CO PHOTO SALON
次に訪れたのは、昭和通りに面しているCO-CO PHOTO SALONに寄りました。
ここはプロ機材で有名な銀一が運営しているギャラリーで、同じビル内に銀一とギャラリーが別階になっています。
展示されていたのは、
坂本 純子「Monotage」
主にフィルムで撮影された作品展示で、独特なフィルムの良さがある展示でした。
展示のキャプションになっている後ろ姿を撮影した写真では、シルエットの暗部が潰れておらず絶妙なグラデーションとなっていました。
デジタルでは引き出すのが難しい、特有のノイズ感や階調が魅力的な作品が多かったです。
Art Gallery M84
まず、本日最も印象的だった展示でした。
展示されていたのは、
ベッティナ・ランス「密室」
今回同ギャラリー9回目の展示でした。
何が印象的だったのかは、30点の写真が全てヌード写真で構成されている展示です。
今まで組写真や展示の流れの中で、ヌード写真が入っている展示は見たことがありますが、全てヌードの展示は初めてでした。
一通り見た後に、説明文だけでは理解が追いつかなかったので、ギャラリストの橋本正則さんにお話を聞きました。
非常に丁寧に説明してくださり、現代日本でのヌードアートがもたらす影響について考えるきっかけとなりました。
今やメーカーギャラリーや美術館では、展示が難しいヌード。アートとしてのヌードとポルノとしてのヌードの境界線が理解されにくく、展示をするだけでも相当な理解と周囲の解釈が必要になってきます。
ギャラリーを後にする頃には、アートとポルノが同一視されている世の中に疑問を持つように感じられると思います。
勿論、作品として展示されている写真達は、言語化が難しいところですが、素晴らしいもので溢れています。
ギャラリーは、前項で紹介したCO-CO PHOTO SALONから松屋通りを挟んだ向かい側のビルにあります。
この展示に関しては入場料800円かかり、未成年の入場はできなくなっています。
訪れる際は、成人以上となりますので注意してください。
GINZA SIX 蔦屋書店
つい最近、代官山の蔦屋書店に行きましたが、GINZA SIXにも蔦屋書店が入っています。
こちらでも、写真集やZINEが多く置いてあり閲覧することが可能です。
また、アート展示も年間を通してやっているので、ふらっと立ち寄るにも最適です。
隣接されているスタバで、飲み物を購入したらトールサイズが無料になるクーポンが出てきました。
トールはお腹がいっぱいになるのでショートで十分です。
富士フォトギャラリー銀座
最後に寄ったのは、富士フィルムが運営しているギャラリーです。
展示としては、
「第二回 日本の流景展」
流し撮りを主体に置いたコンテストの展示です。
私はあまり使用しない撮影方法ですが、写真ならではの独特な表現方法になります。
モータースポーツや野鳥など早く動くものに対して同じ軸で動かして撮影すると、被写体は静止してみて、それ以外の背景は線が流れるように映ります。
超望遠などで長距離からグッと寄ったダイナミックな写真が多いと感じました。
銀座はギャラリーが多くて色んな出会いがある
この日に行けなかったギャラリーや写真以外のギャラリーも多くあります。
銀座は短い移動距離で、魅力的なギャラリーが多いので一日で回るのはかなり難しいと思います。
HPで何の展示をしているのか決めながら、ゆっくり堪能することをお勧めします。
今後とも伺ったギャラリーや展示会の情報は投稿していこうと思います。
それでは、いい出会いを。
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