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私が本を作る理由~ZINEフェス浅草での発見~


皆さん、こんにちは。

6月も終盤に差し掛かり、蒸し暑い季節になりました。関東では、例年に比べ2週間以上遅れて梅雨入りとなり急な雨足には気をつけなければいけませんね。ひと月程は雨が多い憂鬱な時期ですが、乗り越えていきましょう。

ZINEフェス浅草に行ってきた


さて、6月21日(日)に、東京都立産業貿易センター台東館にてZINEフェス浅草が開催されていました。参加人数は200人とZINEを取り扱っているイベントとしてはかなり大きな規模です。

私は11時から開始されたイベントに、お昼前くらいに到着して入場しました。入場料は300円で現金のみの決済です。

今回訪れた目的としては、大きく3点。
①会場の雰囲気や客層、価格帯、展示レイアウトなどの情報収集
②直接制作されている作者さんの話を聞く
③本自体のクオリティを確認する

私も来年1月に同会場にて参加予定のため、最初で最後の現地訪問です。何がなんでも情報を仕入れなくては、当日てんやわんやになること間違いなしです。

個人的な感想ではありますが、目的別でまとめていければと思います。

目的①  会場の雰囲気や客層、価格帯、展示レイアウトなどの情報収集


物凄く大雑把で広義な目的ですが、簡単に言えば「どうやって売っていこうか」を具体的にしていくことです。

今まで、私は自分で作った物を自分で売った経験はありません。客として今回のようにイベントに参加したことはありますが、販売側に立つことは想定していませんでした。実際参加するイベントで販売している人は、どんな人か?いくらで売っているのか?展示方法は?と気になることばかりです。

入場料支払った後、最初に会場全体を止まらずに5周はしました。気になるものは、自然と目に入ってきます。歩きながら、気になったところを覚えてブラブラすると1周目、2周目3、4...と違ったものが見えてきます。

まずは、どんな人が売っているか?に関しては、色んな人です。こればかりは、最初から分かっていたことですが、年齢は20〜30代が多い印象でした。また、少ないですが日本人のみではなく海外の方も参加されていました。

売り方は、フランクに話しかけてくる方もいれば、じっくり待ってから話しかける方もいたりと人それぞれです。私の感覚としては、目があったり、目の前をゆっくり通っている時に声をかけられる印象です。サンプルを読んでいる間は、グイグイ話しかけられると嫌気がさしてしまうタイプなので、タイミングが大事なんだなと感じました。(気になった内容のタイミングで話しかけられると、めちゃくちゃ助かります。)

価格帯は、500〜1000円までが最も多く、高額帯になると4000円弱程の本もありました。本自体のクオリティも関係してくるので、自分に合った値段づけが必要になります。この辺は③で詳しく書いていこうと思います。

一番気になっていた、展示レイアウトは「布クロス+立て掛け or 直置き」が基本的なレイアウトかと思われます。かなり個性的に配置されている方や色がピンクで統一している方などもいました。恐らく初出展の方と参加慣れされている方のレイアウトの違いは明白で、慣れている方は立体的奥の商品も見やすいような棚を設置してたりもしました。コンセプトや販売している量にもよって考えなくてはいけません。

と、見学しているだけで色んな情報を得ることが出しました。かなり出展の参考になるので、自分が参加するイベントは一度行ってみることを強くオススメします。

②直接制作されている作者さんの話を聞く


ZINEは自由に作ることができる媒体です。作家さんが制作した経緯やどんな思い、考えを詰めたのか純粋に気になりますよね。自分から積極的に話してきれる方や私自身が気になった部分を細かく説明してくれる方まで、どの作家さんも熱い気持ちが込められました。

お一人で制作されている方も居れば、複数人で制作されている方々もいます。各自、自分の思いを形にしているので、独自の世界感を持っています。大多数の人からは気持ちが悪く見えるものも、その人目線で見れば美しく見えたりもします。あそこまで趣味嗜好が固まり表現できる場があるということも参加するメリットとしては大きいかなと思いました。

③本自体のクオリティを確認する


これに関しては、個人的な感情すぎるので悪い意味では捉えないでください。

本のクオリティに関しては、そこまで高い訳ではないと思います。否定的な意見に聞こえると思いますが、新規参入がとてもしやすいとも考えることができます。

現状、私が行って中で最も大きく、内容もハイクオリティなZINEやダミーブックが揃うイベントは、TOKYO ART BOOK FAIR(以下TABF)です。あれは、出版社や参加している作家さんも雲の上、上澄みの方々ばかりで規模も巨大です。もちろん、個人で参加されている方もいますが内容、製本、販売範囲などレベルが違います。参加条件も審査があり通過しなければ出展ができません。新規参入みは気軽にとはいかず、個人レベルで行うには計画立てていかないと会場の雰囲気に呑まれると感じました。

その点、ZINEフェアは数日前に入稿し前日に納品したり、また作家と客の距離も近い為新規参入が容易です。私が今回購入した本の作家さんも初めての参加で色々とお話が聞けました。これは、私含め初めて出展する人は、大きなメリットになります。自分を成長させるためにも、まずは客として見て回り、実際に参加をしてクオリティを上げていくことが吉だと思いました。

ZINE FEST TOKYOに向けて


今回イベントに行けたのはいい経験になりました。1月まで半年を切り、制作も進めていかなくてはいけませんね。今度は私も売る側にまわります。会場は同じですが参加規模も大きくなるということで、ワクワクと少しの緊張が混ざりながら、本を作っていきます。

会場で会えることを楽しみにしています。


それでは、また。

今回購入したZINE(ultra boost angel/犬の不在)

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