ギャラリーは出会いが多いPart2
先日の休日、ある目的があり朝から足早に銀座を歩いていました。
目的地に到着しましたが、残念ながら目的のものは既に終了していました。
少し落ち込みつつも、何となく丸の内線に乗り電車に揺られながら気分転換に新宿に向かいました。
スマホのマップを開きながら、保存してある場所を検索すると新宿には多数のギャラリー。
行き場所を決めてカメラを片手で歩いていると小雨が降ってきました。
私がギャラリーに行く時は、雨が降るジンクスがあるのか、とカメラを鞄にしまいながら少しムッとした感情を持ちながら各ギャラリーを巡り始めました。
私がギャラリーを訪れる時は、雨が降るジングルがあるみたいです。
サードディストリクトギャラリー
こちらでは、牟田義仁「fragmentscapes」が開催されていました。
訪れたのは、平日の13時ごろだったこともあり、ギャラリーには誰もいらっしゃらなかったです。
ギャラリーでは、545×727mmの作品が14点展示されていました。
静かな空間で椅子や物置などもあるので、ゆっくりと鑑賞することができます。
fragmentscapes(訳:断片風景)の通り、都会の風景が断片的に撮影された写真で構成されており、よく見ると小さな気づきが出てくると思います。
アイデムフォトギャラリーシリウス
次に訪れたのは、旧甲州街道に面しアイデム本社ビル内にあるアイデムフォトギャラリーシリウス。
訪れた際の展示は、平野寿子「既視の街 Les Quartiers Déjà Vus」。
最近訪れたのギャラリーの中ではかなり広く、展示数も全45点と多めでした。
作者の平野さんも在廊されていましたが、他の閲覧者とお話をされていましたので、お声掛けはしませんでした。
既視の街とタイトルになっているあたり、何となく今は記憶からも廃れつつある、懐かしく、暖かく感じられる写真が多かったと感じます。
撮られた街は、全く知らない街ではありますが、故郷の風景が断片的に切り取られて記憶の底から湧き上がる感覚に陥ります。
Place M
この日、一番楽しみにしていたギャラリーです。
写真家の大野伸彦、小松透、瀬戸正人、中居裕恭、森山大道らによって運営されている写真の実験の場(HPより引用)
と、1987年から運営されている老舗のフォトギャラリーです。
現在は、写真のみならず、映像作家の展示なども行える映像設備も完備しており、ギャラリーとしての質も凄く高いと感じます。
訪れたの際の展示は、林歩「Time Capsule」
ワークショップ「夜の写真学校」の卒業展となっていました。
今日一、胸を打たれた写真が、下記写真の一番手前に展示されている写真です。
リフレクションを使われたと思われる写真や風景写真、人物写真と色々とありましたが、周回していて何度も同じ場所で足を留めてしまいました。
作者の林さんとお話しましたが、この写真は28mmで撮られたもので、あまりにも綺麗だったので態々道路脇に停めてまで撮影した写真のようです。
他にも鮮明な写真は多くありましたが、この写真には惹きつける何かがありました。
素晴らしい写真ですが、言語化が出来ない自分に成長不足を感じます。
展示を見終わった後に、ワークショップのこともお聞きしましたが、林さんからギャラリーの主宰で有られる写真家の瀬戸正人さんをご紹介いただきました。
少しお話することができ、後々見学させていただくと思います。
新宿にも出会いは多い
銀座とはまた違った良さが、新宿のギャラリーにはあります。
この日に行けなかったギャラリーも多くあるのでまた時間があれば巡りたいと思います。
また、新宿御苑や代々木公園、明治神宮等、自然豊かな場所も多く、スナップを撮影するには最適です。
多彩な文化の街、新宿。
昼夜問わず、新たな発見がある事でしょう。
それでは良い出会いを。
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