Anly “Loop Around the World”〜Track4 / QUARTER TOUR〜 高松公演ライブレポ
2022年11月5日(日)香川県高松市 高松DiMEにて開催された、シンガーソングライターAnlyさんのライブレポをお届けします!
まだツアー中ですので、ネタバレを避けたい方はお気をつけ下さい!
Anlyについての前回記事はこちらから。
今年2回目の高松公演。
6月22日、"いめんしょり”〜Imensholy〜Tour 47で訪れ、早くも今年2回目の高松公演。
前回に引き続き1人でのツアーだが、ライブの中身は大きく違う。
"いめんしょり”ツアーは、純粋なギター1本の弾き語り。
“Loop Around the World”ツアーは、足元に配置された「ルーパー」と呼ばれるエフェクターを駆使し、多重録音を行いながらパフォーマンスしていく。
1人バンドセットのようなものだ。
参考映像はこちら。
待望の“Loop Around the World”ツアー。
4回目となるこのツアー、今回が四国初上陸となる。
会場の外には溢れんばかりのリスナーたち。
みな、やっと見れるループセットを待ちわびていたのだろう。
キャパ300人ほどだろうか。その会場を四国全域や、関西方面から訪れたリスナーたちが埋める。
6月の公演は、お世辞にも満員と呼べる観客ではなかったが、今回は開演前からボルテージの高まりを感じた。
いざ、開演。
定刻16時30分。舞台下手側からAnlyが登場。
1曲目は「VOLTAGE」
先行でシングルカットされた1曲だ。
今回は4thアルバム「QUARTER」のリリースツアーも兼ねている。
前回のいめんしょりツアー高松公演では、静かにデビュー曲の太陽に笑えを聴かせてくれたが、今回のツアーでは序盤から飛ばしていく。
「カラノココロ」「We’ll never die」と、
前半で怒涛のライブの鉄板曲を披露。
ここからどうなるのか?
そんなリスナーをよそに、アルバムのリードトラック「Crazy World」を、 Fender社のAMERICAN ACOUSTASONIC (アコスタ)JAZZMASTERに持ち替え、アコギとエレキの音をラーメンのスープのように、妖艶に匠の味に仕上げ紡いでいく。
リスナーは圧倒されていた。
Welcome to the Crazy World
狂ってるこの世界に、僕は飲み込まれない
そう叫ぶAnlyは天使のようで、繊細で、そして大胆に歌う。
ここからはアルバムの曲を中心に、ループでのパフォーマンス。
高らかにAnlyは歌っていた。
「Angel voice」では、今までと同じ人が歌っているのか?
というくらい、Anlyの表現力の豊かさを感じた。
静かに、溢れるような歌声だ。
ここからは、ループライブ定番の「Do Do Do」「Fire」などが披露される。
目をつぶっていても、操作できるのではないかというくらい、安定感のあるパフォーマンス。
最後の曲です。
と言って披露されたのは、「Welcome to my island」
アルバム2曲目のこの曲がまさか本編ラストとは。
Anlyの持つ、幅が広く我を貫くセットリストには恐れいった。
アンコールへ。
鳴り止まない拍手に、Anlyが再度ステージへ。
「Saturday kiss」「星瞬~Star Wink~」
と、弾き語りでの披露。
ループでのパフォーマンスで、リスナーはテクニックやパワーに釘付けになっていたが、アンコールの2曲は純粋にAnlyの歌とギターの世界に浸っていた。
なんて幸せな時間なんだろうか。
90分ちょうどで、Anlyのステージは幕を閉じた。
前回の"いめんしょり”ツアーも90分のステージだった。
もっと聴いていたい。そう思わせるステージだった。
いくらプロのステージでも、お腹いっぱいになることもある。
そんな中、素晴らしい余韻を残して、ステージを降りた。
Anlyツアーに欠かせない、横断幕。
いつから始まったのか不明だが、前回のツアーではファン有志が横断幕を作って客席からステージへ掲げていた。
今回も作成されていて、前回よりもグレードアップしていた。
Anlyは愛されるシンガーだ。
それは、ファンの人を見れば明らかだ。
今回のツアーでも、ライブの前後に各地から集まったファンが交流を深めるシーンがあった。
地元香川の大学生は、アメリカに留学をすると報告をしてくれた。
次回のライブは、アメリカツアーかも知れないな!
と彼と話した。
インタビューかなにかで、みんなが知るAnlyになりたいと年初に言っていたが、TikTokだったり今回の集客しかり、Anlyの音楽は確実に広がっていっている。
ホールツアーや武道館でのライブが見れる日は、少しずつ近づいていっていると思う。
彼女のようなシンガーソングライターは、これから出てくるのであろうか?
いや、Anlyはたった1人。彼女だけだ。
同時代に生きる世代として、これからも目が離せない。
セットリスト。
1.VOLTAGE
2.カラノココロ
3.We’ll never die
4.Crazy World
5.IDENTITY
6.KAKKOll
7.komorebi
8.Homesick
9.Angel voice
10.Do Do Do
11.Fire
12.Alive
13.Welcome to my island
(アンコール)
14.Saturday kiss
15.星瞬~Star Wink
最後まで、読んでくださりありがとうございました!
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