プロンプトエンジニア

11月26日のAI活用に関する企業様とのミーティングにおいて、教えていただいた内容を下記に書きます。
参加者は企業の担当者様、直家さん、和多志です。

現在、プロンプトエンジニアという職種ができている。
というのは、chatGPTに代表されるAIに仕事をしてもらう場合、
検索窓のような所に内容を記載しなくてはいけない。
その検索窓に記載する文言を「プロンプト」と言うが、
このプロンプトなるものが結構曲者である。

というのは、日本語はただでさえ懐が深く、
同じ単語でもいくつもの意味を持ったり、
同じ意味を表す単語が20個を超える場合もある。

具体的には、英語の一人称は通常 I であるが、
日本語では「和多志、私、俺、おいら、…」と少し古めかしい言い方だったり、丁寧な言い方だったりすると、簡単に10個以上出てきてしまう。

こういう「日本語」という言語を、むやみやたらとユーザーの感性や癖に基づいてプロンプトとして入力しても、求めていた結果と違う内容が出力される場合が往々にしてある。
ちなみにAIを使用する場合、人間的には全く同じ意味を持つを思われる単語を入れ替えただけで、出力結果が違う事も多々あるとのこと。
だからこそ、求める出力結果をAIに出させるには、プロンプトにどういう文言を入れたらよいのかを求めてくれる「プロンプトエンジニア」という職種ができたとの事。

今は日本語を例にして言っているが、
実は語彙の幅が日本語ほど多くないとハズの英語でも
もちろん「プロンプトエンジニア」が活躍しているとの事。

つまり、どの言語であったとしても、AIを使用する人間がその人の感性・癖・感覚で入力したプロンプトでは、AIから出力される結果が、使用する人が求めるものではないことがとても多いという現実。


雑談の中で、「プロンプトエンジニア」はどんなスキルがあったらなれるのか、という事を質問してみた。その回答は下記の通り。

まずはAIがどんな仕組みで動いているかが分かっている事。
次に、AIというのは、次にどんな出力結果が来るかを確率で考えているのだから、その裏で動いているプログラムについて分かっている方が望ましい、ということ。

これは和多志が感じたことですが、この日、ミーティングした企業の担当者様は「望ましい」と表現されていますが、
実際はSEとプロンプトエンジニアを兼任している方も多くいるのでは?
とWebミーティングで感じたことから、すべての名だたるプログラムに精通している必要はなくとも、「説明されたら理解できる」程度にプログラムに通じている必要はあると思われます。


次は、今どきのAIに関するサービスの違いについて感じたことを書きます。





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